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2017年12月16日

コミュニケーションが苦手な人の特徴と今すぐできる克服方法│話し方やNG言動も

コミュニケーションに苦手意識を持っている人は、引っ込み思案になりがちです。コミュニケーションが苦手な理由は、「言いたいことをうまく伝えられずに相手に誤解されないか」「間違ったことを言って恥をかかないか」といった恐怖心が背景にあると考えられます。では、コミュニケーションが苦手な人がスムーズなコミュニケーションを取るには、どうすれば良いのでしょうか。この記事では、コミュニケーションが苦手な人がしてはいけないことや、話し方のコツについてご紹介します。

コミュニケーションが苦手な人の特徴7

まず、コミュニケーションが苦手という人によく見られる特徴を紹介します。自分に思い当たるところはないでしょうか?

① 自分の話ばかりしている

人の話を聞かず、自分の話ばかりしていませんか? 相手も話を聞いてほしいと思って自分に話しかけているのに、相手の話に十分耳を傾けないようでは、「この人と話したくない」と思われても仕方ありません。また、何でも自分の話に置き換えていませんか?例えば、相手が高校時代の元彼の話を始めたら、「私の元彼もひどかった」と話の途中で会話を引き取って、そこから自分の過去の恋愛話を始めてしまうというケースです。コミュニケーションは双方のやり取りで成り立つもの。相手の話をゆっくり聞いてあげる姿勢を大切にしましょう。

② 人と視線を合わせるのが苦手

コミュニケーションに苦手意識があると、どうしても視線を合わせることを避けてしまいがちです。相手と視線が合うたびに、目線が泳いでしまうという人もいるでしょう。会話は言葉でするものですが、「アイコンタクト」も重要なコミュニケーション手段の一つです。アイコンタクトが苦手な人は、良い人間関係を築くまでに時間がかかることがあります。

③ 友達が少なく、家に引きこもりがち

コミュニケーションが苦手な人は、人と接することに疲れてしまうため、家に引きこもりがちです。引きこもって自分の世界にいる間は精神的にラクですが、それではいつまでたっても友達ができず、コミュニケーションに対する苦手意識をさらに強めるだけです。

④ 自分から話しかけるのが怖い

自分から話しかけることも不得意です。「話しかけても、会話が続かない」「特に話しかける必要性を感じない」など、自分から話しかけない理由はいろいろあるでしょう。しかし、その背景には「話しかけたら嫌がられるのではないか」「変なふうに思われて嫌われるのではないか」という恐怖心もあると思われます。

⑤ プライドが高く、傷つくのが怖い

プライドが高い人は、自分の言ったことを否定されたり、間違いを指摘されたりして傷つくことを恐れます。一度、プライドを傷つけられる経験をしてしまうと、コミュニケーションを避けようとしたり、傷つけられないように先手を打って、相手よりも上の立場に立った言動をしようとしたりすることがあります。

⑥ 空気を読めない

楽しい会話に水を差すようなネガティブな発言をする、いきなり話題を変えてしまうなど、空気を読まずに発言してしまう人がいます。本人に悪気がないので自覚しにくい特徴ですが、周りから「空気読めない」「KY」などと指摘された経験がある人は要注意です。

⑦ 自分の価値観を押し通そうとする

自分の価値観を押し通そうとする態度も、コミュニケーション上手とは言いにくい特徴です。コミュニケーションの基本は協調性。価値観は人それぞれであることを肝に銘じ、時には譲る姿勢を持つことを心がけましょう。

<コミュニケーションが苦手になる原因>
子どもの頃から無口な人もいれば、昔から話し好きな人もいるでしょう。ただ、コミュニケーションが苦手という人の中には、子ども時代にコミュニケーションで失敗して恥をかいたり、トラブルになったりした経験が心の傷になっているケースがあるといわれています。自分の中に思い当たるところはありますか?

 

コミュニケーションが苦手な人が覚えておきたい対処法7

「苦手なコミュニケーションをとらなければならない」――そんなときに役立つ対処法をご紹介します。コミュニケーション力アップのきっかけにもつながるので、覚えておきましょう。

① 相手の話をまずじっくりと聞く

自分が話すよりも、相手の話をじっくり聞いてあげましょう。実際、コミュニケーション能力の高い人は、聞き上手です。会話の配分は、相手の話が7、自分の話が3くらいの割合が良いといわれています。

② 相手の話に共感する

聞き上手になるための第一歩は、共感することです。もちろん、自分は賛成できないというときもあるでしょう。そんな場合でも、「それは違うと思う」といった言葉で否定せず、まずは気持ちを受け止めてあげることが大切です。例えば、「ひどいよね」と同意を求められたものの、賛意を示せないときがあるとします。その場合に「そうかな?」と答えたのでは、相手は気持ちの行き場をなくしてしまいます。同意するでも否定するでもなく、「ひどい目に遭ったのね」と、相手の気持ちをすくい上げて返すことが、上手に共感するコツです。

③ 会話はキャッチボールであるという意識を持つ

会話によるコミュニケーションは、言葉のキャッチボールです。そのことを常に意識して、相手が答えやすい言葉を投げかけていきましょう。例えば、「はい」「いいえ」で返事が済む問いかけでは、すぐに会話が途切れてしまいます。「その後、どうしたの?」「大丈夫だった?」など、相手の言葉を引き出す工夫をすることがポイントです。

④ 共通の趣味の話を持ち出す

お互いの間に共通項があると、心理的な距離が近くなり、コミュニケーションをとりやすくなります。学校の授業、ゼミ、テスト、就活などのほか、趣味、好きなスポーツ、応援しているスポーツチーム、お気に入りのテレビ番組など、お互いに語り合える話題を振れば、会話も盛り上がるはずです。

⑤ 相手の話に好奇心を示す

相手の話に好奇心を示すことは、コミュニケーション上手のテクニックの一つです。自分の話に関心を持たれるとうれしいのは、誰しも同じ。共通の話題が見つけられないときでも、相手の話に対して「すごいね!」「どうすればそんなふうにできるの?」と好奇心を示すことはできるでしょう。

⑥ 不明点はその場で質問し、解決しておく

授業やゼミ、バイト先などでわからないことが出てきたら、必ずその場で質問して解決するようにしましょう。コミュニケーションが苦手だからといって、わからない点をそのまま放置しておくと、後で問題になり、周囲に迷惑をかけてしまうことがあります。そうなると、「なぜ今まで黙っていたのか?」「コミュ力が低い」という評価につながりかねません。

⑦ 自然な笑顔の練習をしておく

笑顔は、コミュニケーションの潤滑油です。鏡に向かって毎日練習すれば、次第に自然な笑顔が作れるようになっていきます。口角を上げるように意識するだけでも印象は変わるもの。バイトの面接や就活でも役立つので、練習しておきましょう。

 

コミュニケーションが苦手な人がやってはいけないこと5

コミュニケーションが苦手な人が、ついやりがちなことを挙げておきます。無意識のうちにしていることがあるので、日頃から改善を意識しましょう。

① 話の腰を折る

相手が話をしているときに口を挟んで話の腰を折ると、「まだ話している途中なのに」と不快感を与えてしまいます。さらに「でもね」と否定的に遮ったり、「それは、あなたが悪いわよ」と一方的に決めつけたりすると、相手の感情を一層害してしまうでしょう。たとえ共感できない話であっても、ひとまず最後まで聞くことは、会話のマナーです。

② 上の空で話を聞く

興味のない話だからといって、心ここにあらずで、上の空で話を聞いたり、つまらなさそうな態度を示したりすることは、相手に対してとても失礼です。「どう思う?」と質問されて、慌てて的外れな返答をしたり、「ごめん、聞いてなかった」と答えたのでは、信頼も失いかねません。

③ すぐ自分の話に持っていく

相手の話と似たような経験があると、つい「私もね」と口を挟んで自分のエピソードを話したくなりますが、我慢が大切です。相手の話を奪わず、聞き上手に徹することがコミュニケーションの基本です。

④ 自分だけ一方的に話し続ける

会話はその場にいるみんなのもの。自分だけが一方的に話し続けていると、しらけたムードが漂ってしまいます。出しゃばって他の人の気持ちを代弁するような態度も、控えたほうが賢明です。こうした特徴のある人は、次第にグループの集まりに呼ばれなくなる恐れがあるため、意識して改善する必要があります。

⑤ 終わった話を蒸し返す

いったん終わった話を蒸し返し、いつまでもグチグチと話し続けることは、NGです。自分はたくさんしゃべって気が済んでも、周りは不愉快な気分になってしまいます。特に失敗に終わったことを何度も蒸し返すと、相手から「これ以上、付き合いたくない」と思われる可能性があります。

 

コミュニケーションが苦手な人のための「話し方のコツ」

コミュニケーションが苦手でも、授業や就活、バイトの現場などでは、自分の希望や要望を必要最低限、伝える必要があります。この機会に、話し方のコツを身に付けておきましょう。

■ 伝えたいことをはっきりさせておく

話し始める前に伝えたい結論をはっきりさせます。例えば、バイトのシフトが決まった後に予定が入ってしまい、2週間後のシフトの交代をお願いしたいとき、伝えたい結論は「2週間後のバイトのシフトを交代してほしい」となります。

■ 結論を伝えてから理由を話す

初めに結論を伝えてから理由を話すと、用件がスムーズに伝わります。
先ほどのシフトの例でいうと、「2週間後の水曜日ですが、シフトの交代をお願いできないでしょうか。大変申し訳ないのですが、どうしても外せない用事が入ってしまいました」という順番で話すと、相手もわかりやすいでしょう。

■ 5W1Hを網羅して話す

5W1Hとは、情報を伝えるための6つの項目、When(いつ)、Where(どこで)、Who(だれが)、What(何を)、Why(なぜ)、How(どのように)を指します。伝えたいことをまとめるときには、5W1Hを意識しながら整理してみましょう。わかりやすく簡潔になります。

 

コミュニケーションが苦手でも、コツを押さえればスムーズに

しっかりとしたコミュニケーションがとれるようになると、人間関係だけでなく、視野や世界観、行動範囲が広がります。コミュニケーションにはコツがあります。コミュニケーションが苦手と感じている人は、「やってはいけないこと」「やるべきこと」を日頃から意識し、できることから少しずつ実践していけば、相手に誤解されたり、コミュニケーションエラーが生じたりすることもなくなっていくでしょう。ぜひ取り組んでみてください。

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