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2024年08月27日

カレー沢薫の「バイト丸わかり図鑑」ライターバイト編

カレー沢 コラム タウンワークマガジン townwork

会社を実質クビという一身上の都合で辞して早や7年、ビジュアル的にも「見ればわかる」という貫禄が出てきたせいか、職業を尋ねられることがあまりなくなってきた。

それでも「平日の昼間に健康で家事やケア業務もしていない中年が何もしていないわけがないだろう」と最後まで希望を捨てない主人公気質の方から、職業を聞かれることはある。

会社を辞めたてのころはイキって「無職」と答え、相手が瞬時に話題を変えたり「休憩も必要ですよね」と理解を示す様を楽しんでいたが、その内「確かに生活態度と社会からの保障は無職そのものかもしれないが、収入がある時点で無職を名乗るのはおこがましくないか」という怒られが発生したため、あまり無職とは言わなくなった。

「自称漫画家」より「自称無職」の方が怒られるというのは新たな発見である。

その後も「名誉無職」や「魂の無職」など往生際の悪さを見せてはいるが、諦めて素直に答えることも増えて来た。

だがそれでも「漫画家」とは極力言わない、それを言ってしまうと「何を描いているんですか?」という、死球を投げ返される確率が高いからだ。

だからと言って「そうなんですね」で済まされると、今度はこちらに「このボールを見送ることある?」というモヤりが発生し、どちらにしても会話に快音が響くことはない。

よって「執筆業」や「作家」と答えることもあるのだが、この言い方だと「小説家」だと思われる可能性がある。

確かに、明治の文豪から文才を奪ったようなオーラを出してはいるが、間違いなく小説家ではない。

考えた結果「ライター」と答えることが多くなった。

嘘は言っていない、だが漫画家や小説家に比べればかなり抽象的な仕事である。

ハイパーメディアクリエイターと名乗った人に「何をハイパーしてるんですか?」と聞きづらいように、ライターと答えておけばそれ以上の質問を回避できる場合が多いのだ。

それでも「何を書いているんですか」と聞いてくるネバーギブアップな人には「ライターとして文章を書いてます」と、頭痛が痛い人になって話を終わらせる。

だがもちろん「ライター」は今考えた架空の職業ではなく実在するし、バイトや会社員の副業としても注目されているらしい。

そんなわけで今回は「ライターバイト」だ。

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ライターバイトとはどんなものかというと、この記事がまさにライターの仕事だ。

誰にも頼まれていないのに、あらゆるアルバイトにケチをつけているわけではなく、クライアントから「このアルバイトについての記事を書け」という依頼を受け、原稿を書き、原稿料を貰っているのだ。

ライターの仕事は主に、出版社とメディア編集部に直接雇用される場合と、クラウドソーシングサイトに登録し、そこに出ている案件を請け負う「業務委託」の二種類があるそうだ。

ちなみに私の場合は漫画でデビューした後、同出版社から「文章も書いてみるか」と言われそこからライターとしても活動するようになった。

もちろん「ライターになるためにまず漫画家になる」という方法は迂回すぎるので真似しなくていい。

雑誌やメディアが直接出している「ライター募集」や、求人サイトに載っているライター業務アルバイト募集に応募するのが一番早いのではないかと思われる。

業務委託の場合は登録したクラウドソーシングサイトに出ている案件の中から、自分が書けそうなものを選び、エントリーする形になる。

またライターとして実績を積めば企業側から原稿依頼が来ることもある。

ライターの給料だが、直接雇用であれば時給制が多く、ライティングだけでなくWEB制作や事務作業などを兼任する場合もあるようだ。

対して業務委託は、時給ではなく、1記事に対していくらなどの成果報酬となり、報酬額は文字数や内容によって異なる。

ライターの仕事のメリットだが、締切さえ守れれば、自分のペースで仕事をすることができ、取材が必要な記事でなければ、人付き合いもなく気楽、そして在宅ワーク可である場合が多いというのも利点だろう。

また自分の書いた記事が世間から思いがけない高評価を受ける場合もある。

つまり私のように協調性が必要な仕事や接客業が苦手で承認欲求が強い人間にとってライターはかなり魅力的な仕事と言える。

ただし「締切さえ守れれば」というのが前提であり、場合によっては「年収1億の美形になればモテるのは簡単」と言っているのと同じになることもある。

デメリットだが、業務委託の場合記事を書くのに時間がかかりすぎて、時給換算したら最低賃金を余裕で切っていたなど慣れない内は重大なセルフ労基違反を発生させたり、労力と賃金が見合わない場合がある

また、原稿が完成すれば終わりというわけでなく、リテイクが入ってさらに時給が下がる場合もあるので、削除になることが分かり切っているような不適切表現や下ネタは最初から書かないなど、文章力だけではなく、媒体に合わせた記事を作る力も必要になってくる

決して割の良い仕事ではないが、私のようにコミュニケーションに自信がない者にとって「家で一人でできる」というのは、大きすぎるメリットであり、時給が100円を切らない限りは、私は接客バイトなどよりこちらを選ぶだろう。

ぜひ私のようなタイプはライターを目指して欲しいと言いたいが、それで私の仕事がなくなったら困る。

他に出来ることがある人は、そっちを選んでほしい、ここは最後の砦だ。

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カレー沢薫
1982年生まれ。漫画家・コラムニスト。2009年に『クレムリン』(講談社)で漫画家デビュー。SNSでは“自虐の神”と崇められる人気作家。
X(旧Twitter): @rosia29

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