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2025年08月08日

履歴書の職歴欄にアルバイト経験は書くべき?書き方見本と合わせて解説

履歴書職歴
学生ではない社会人の履歴書の職歴欄に、アルバイト歴を書いてもいいか、という疑問に答えます。アルバイトの経験しかない場合や、つなぎの短期アルバイトがある場合など、ケース別に履歴書の職歴欄を書く場合のポイントや、アルバイト歴を書く際の書き方を見本付きで解説します。

職歴欄にアルバイト経験は書くべき?

履歴書にアルバイト歴を書くかどうかは、次の応募先やこれまでのバイトでの働き方によって変わります。

アルバイトも立派な社会経験としてアピールできる

アルバイト経験も立派な社会経験として履歴書に記載できます。とくに、学校を卒業したあとに正社員としての就業歴がなく、アルバイトを続けていた場合は、空白期間を埋める意味でも記載したほうがよいでしょう。勤務先での仕事内容や担当した業務によっては、十分なアピール材料になります。また、正社員経験がある場合でも、アルバイトで培ったスキルが応募先で活かせるものであれば、あわせて書くことをおすすめします。

アルバイトだった理由を説明できるようにしておく

アルバイト経験を履歴書に記載する場合、「なぜアルバイトという働き方を選んでいたのか」という理由を明確にしておくことが大切です。たとえば、資格取得のための勉強時間を確保するため、家庭の事情でフルタイム勤務が難しかった、やりたい仕事の経験を積むためだったなど、前向きな理由を用意しておくとよいでしょう。「やむを得ず」ではなく「自分の意思で選んだ働き方」であることが伝わると、ポジティブな印象を与えられます。

 

履歴書に書いた方がいいアルバイト経験

アルバイト歴を履歴書に書く場合、具体的にどのような経歴を書くべきか、選ぶ基準と合わせて紹介します。

応募先に活かせる経験があるアルバイト

仕事が異なっても、例えばお客様対応スキルが活かせる、職種は違っていても同じ業界で働いていたなど、応募先に活かせるスキルや経験があるアルバイトは履歴書に書きます。積極的にアピールしたい場合は、職歴欄に記入し、さらに履歴書の自己PR欄や職務経歴書を活用すると良いでしょう。

社会保険に加入していたアルバイト

社会保険に加入していたアルバイトは、履歴書に書くべきアルバイト歴になります。社会保険に加入していた場合、継続的にまとまったシフトに入っていた職歴として伝えやすいです。また、応募先でも社会保険の加入を希望する場合、前職の社会保険からの移行手続きを会社がする必要があります。そういう面でも、社会保険加入の経験は履歴書に書いた方が良いです。

長期間続けたアルバイト

長く続けたアルバイトがある人は、職歴として記入した方が良いです。アルバイト歴が長い人は、職歴欄に空欄を作らないよう、3か月以上続けたアルバイトを目安に記入すると良いでしょう。フルタイムで入っていた人は、さらにフルタイムであったことを書くとアピールになります。

履歴書に書かない方がいいアルバイト経験

逆に、書かない方がよいアルバイトについて解説します。

短期間で辞めたアルバイト

数日~1ヶ月程度で辞めてしまったアルバイトは、基本的に履歴書に書かない方が無難です。応募先によっては「すぐ辞めてしまう人なのでは」とネガティブな印象を与えてしまう可能性があるためです。ただし、短期間でも特殊なスキルを習得したなど、明確にアピールできる内容がある場合は記載しても構いません。基本的には、継続性や実績があるアルバイト経験を優先して書くようにしましょう。

学生時代のアルバイト

職歴欄は「学校卒業後の経歴」を記載するためのものなので、基本的には学生時代のアルバイトは書きません。ただし、卒業後すぐにアルバイトを始めた場合や、学生時代から続けているアルバイトを今も継続している場合は、その旨を補足して記載しても問題ありません。学生時代の経験をどうしてもアピールしたい場合は、別枠の「自己PR欄」や「職務経歴書」にまとめて記載するのがよいでしょう。

 

離職中・ブランク期間のアルバイト経験はどうする?

前職を辞めてからの「ブランク期間」のアルバイトはどのように判断すればよいかを解説します。

3ヶ月以上アルバイト勤務していれば記載した方がよい

離職期間中にアルバイトをしていた場合、3ヶ月以上継続して勤務していれば履歴書の職歴欄に記載するのがおすすめです。ブランク期間が長く空いているよりも、何らかの仕事に就いていた方が前向きな印象を与えることができます。特に、応募先に関連する業務をしていた場合は、その経験をしっかりアピールするとよいでしょう。面接時にも「空白ではなく行動していた人」として評価されやすくなります。

1〜2ヶ月のアルバイト歴はアピール材料になるものだけ書く

離職中に1〜2ヶ月ほどの短期アルバイトをしていた場合、応募先の業務に活かせる経験であれば記載しても構いませんが、そうでない場合は無理に履歴書に書かなくても問題ありません。ただし、空白期間について面接で質問された場合に答えられるよう、準備はしておくようにしましょう。

 

アルバイトの職歴欄の書き方(見本つき)

ここからは、ケース別にアルバイト経験の履歴書の書き方を例文と共にポイントを紹介します。

アルバイト歴の基本の書き方

アルバイト歴は履歴書の職歴欄に記入します。会社名は略さず「株式会社◯◯◯◯」と書き、右に「(アルバイト)」とを書きます。職種や部署名、職務内容は、会社名の一行下に「〇〇レストラン配属、ホール業務、新人教育を担当」というような形で端的にまとめます。正社員への転職を狙う場合は、「詳細は職務経歴書に記載します」と続けて、成果や実績、経験など具体的に書いた職務経歴書を用意するのが良いです。

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応募先に活かせるアルバイト歴がある場合

アピールしたいアルバイト歴は、職歴欄に仕事内容を併記すると目につきやすくなります。さらに伝えたいことがある人は、職務経歴書も合わせて提出する方法も有効です。

応募先に活かせるアルバイト職歴の書き方例 Townwork タウンワークマガジン

社会保険加入、フルタイム、長期バイトがある場合

長く安定的に働いたアルバイトは職歴欄に書きます。フルタイムで働いているアルバイトは、その旨を職歴に工夫して入れても良いでしょう。社会保険への加入は、職歴欄に書くのではなく、面接で職歴を説明する際に伝えます。

フルタイムアルバイトの職歴の書き方例 Townwork タウンワークマガジン

アルバイト経験のみの場合

職歴がアルバイト経験のみの場合、応募先に活かせるもの、社会保険に加入したもの、長く続けたものの中から優先的に記入します。それ以外のアルバイトを記入するかは、自分で判断して決めることができますが、空白期間が長く見えるようであれば、短期や単発バイトを書き、面接でその間に何をしていたかを説明できるようにするのが理想です。

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アルバイトの職歴が多く書ききれない場合

アルバイト経験が多く、職歴欄に書ききれない場合は、全てのアルバイト先を書くのではなく、「他〇社のアルバイトを経験」と記載する方法もあります。まとめて記載する場合、長期バイトではなくなるべく短期・単発バイトをまとめるようにしましょう。

アルバイト歴が多くて職歴欄に書ききれない例 Townwork タウンワークマガジン

ブランク期間の説明を準備しておくことも大事

半年以上、職歴にブランクがあると、「何をしていたのか」と思う採用担当者もいます。上で紹介した例のようにアルバイト歴を記載してもいいでしょう。ただ大切なのは、履歴書に書くことよりも、面接でその間に何をしていたのかを説明できることです。「次に安定して働けるアルバイトが見つかるまで、短期バイトをしていた」でも、「体調がすぐれなかったので、回復するまで休んでいた」など、自分なりの説明を面接前に整理しておくことが大切です。

 

職務経歴書の書き方と見本

職務経歴書
20XX年X月X日
田雲花子(氏名)

■職務要約
大学在学中より、○○○株式会社のコンビニエンスストア△△△△・○○店(直営店)でアルバイトを5年間経験しました。昨年からはシフトリーダーとして、発注対応やアルバイトスタッフへの教育も行っています。

■職務経歴
○○○株式会社 20XX年XX月~現在
事業内容:コンビニエンスストア事業
資本金:〇〇〇百万円 売上高:〇〇〇百万円(20xx年)従業員数:〇〇〇名 雇用形態:アルバイト

【職務内容】
主な職務内容は以下の通りです。
・接客、レジ対応
・レジ清算
・品出し
・発注対応
・在庫管理
・店内清掃
・電話の一次対応
・POP作成
・アルバイトスタッフの指導・管理

■保有資格
・普通自動車第一種運転免許(20XX年XX月)

■自己PR
【実践してきたこと】

お客さまに気持ちよくお買い物いただけるよう、明るい挨拶・声かけと迅速な対応を心がけてきました。夕方の時間帯のシフトリーダーとして、昨年から新人アルバイトの教育・指導を行っています。独学でデザインを勉強していたことがあったため、POP作成を率先して行い、新商品を魅力的に伝えたり、キャンペーンが目立つように工夫するなど、売上アップに貢献してきました。正社員経験はありませんが、アルバイトであっても、店舗の売り上げ貢献のためにできることを自分で見つけ、積極的に動いてきました。この経験を販売の仕事でも活かしたいと思います。

【実績・成果】
・PowerPointを使用し、POP作成ができます。

以上

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各項目と書き方のコツ

職務経歴書の各項目の書き方とコツを紹介します。すべての項目の記入が完了したら、誤字脱字や年月日などの間違いがないか確認しましょう。

① 日付・名前
履歴書の右上に日付と氏名を記入します。職務経歴書の日付は記入日ではなく提出日や投函日を書きます。

② 職務要約
これまでの職務を要約して記入します。応募先企業で活かせるような経験を中心にアピールしましょう。できるだけ簡潔に、2~3行以内にまとめるとよいです。

③ 職務経歴
経験した職務の会社名、会社規模、事業内容、雇用形態、在籍期間を記載しましょう。会社名は必ず正式名称にします。まとめる際の主な方法には、時系列かキャリア別があるので、自身の経歴に適したほうを選択しましょう。

④ 職務内容
職務経歴のより詳細な内容を記載します。応募先へのアピールポイントになるような職務経験を優先的に書きましょう。

⑤ 保有資格
保有資格・免許と、その取得年月日をアピールします。資格名・免許名は正式名称で記入しましょう。記入できる資格や免許が多くて入りきらない場合は、応募先で活かせそうな資格・免許から順に記載しましょう。

⑥ 自己PR
自分のアピールポイントや応募先で働きたい熱意などを伝える欄です。仕事の経験や実績、応募先で活かせるスキル、仕事への姿勢や熱意などを積極的にアピールしましょう。

※公開:2022年6月23日、更新履歴:2023年4月25日、2024年2月7日、2025年3月10日、2025年8月8日

※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

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