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2021年10月15日

古民家カフェでバイトしたい! 仕事内容、やりがい、大変なこと、向いている人などを聞いてみました

古民家カフェ 蓮月 タウンワークマガジン townwork一軒家を改装した趣ある雰囲気が特徴の古民家カフェ。個性のあるカフェで働く楽しさややりがい、大変なことなどを「古民家カフェ 蓮月」でバイトをする大学生の及川さんに聞いてみました。

・お話を聞いた方
及川さん(23)大学4年生/バイト歴6年

 

昭和初期に建てられた古民家に一目ぼれしてバイトを始めました

古民家カフェ 蓮月 タウンワークマガジン townwork――木造一軒家のカフェで落ち着きますね。店内にそばのメニューがかけられていますが、こちらはもともとお蕎麦屋さんだったんですか?

及川さん「そうなんです。昭和初期に建てられたお蕎麦屋さんの建物をリノベーションしてカフェにしました。でも、外観や内装はほぼそのままなので、当時の雰囲気を感じられる店内です。趣のある雰囲気を残したくて、壁にかけたメニューはそのまま残しています」

――だから、居心地の良い空間が出来上がっているんですね。及川さんは、もともと古いものに興味があったのですか? それともカフェが好きだったのですか?

及川さん「両方です。蓮月でバイトを始めたのは高校生の頃で、もう6年働いています。近所に住んでいるので、ここがお蕎麦屋さんなのは知っていたのですが、カフェになったと聞いて遊びに来たんです。そのときに一目ぼれしてしまって。こんな素敵なお店で働きたいと思いました。もともと、実家が飲食店をやっていたので、飲食業に興味があったのも理由のひとつです。以前は、ファストフード店でバイトをしていましたが、時間の流れがゆっくりしたお店で、お客様ともっとしっかり向き合いながら仕事がしたいと思って古民家カフェでバイトを始めました」

 

古民家カフェを好きなお客様との会話を楽しむのも仕事のひとつ

古民家カフェ 蓮月 タウンワークマガジン townwork――確かに、とてもゆったりした気持ちになれるお店です。古民家カフェでの仕事内容を教えてください。

及川さん「セルフサービスなので、レジでオーダーと会計をして、料理を受け渡したり、空いた食器を下げたり、開店準備や清掃などが主な業務です」

――仕事内容としては通常のカフェと変わらないのですね。古民家カフェならではの仕事はありますか?

及川さん「このお店を目的として来てくださるお客様が多いので、“築何年ですか?”とか“もともと何の建物なのですか?”といった質問をいただく機会が多いところだと思います。SNS映えするお店でもあるので、着物でいらっしゃる方や観光気分でいらっしゃる方もいますので、お客様のカメラで記念撮影をしてあげることも多いです。また、映画やドラマのロケも多いので、出演者のファンの方が遊びに来てくださってお話するのも、このお店ならではかもしれません」

 

古い建物なので空調がききづらいのはちょっと大変…かも

古民家カフェ 蓮月 タウンワークマガジン townwork――もはや観光地のようですね。そう聞くと忙しそうですが、働いていて大変なことはありますか?

及川さん「休日は忙しいこともありますが、このお店の空気にお客様ものんびりした気持ちになるのか、あまりバタバタとした雰囲気にはならないですね。大変なことといえば、建物が古いので夏は暑く、冬は寒いことぐらいでしょうか。暖房・冷房がききにくく、1日働いていると暑さと寒さを感じることもあります。でも、私は冷房や暖房がものすごくきいているよりも、季節を感じられるので好きですよ」

 

建物も動作もひとつひとつのことを丁寧に、大切にできる人が働くのに向いていると思います

古民家カフェ 蓮月 タウンワークマガジン townwork――及川さんの古民家愛が伝わります! 働いていて楽しいことややりがいはどんなときに感じますか?

及川さん「お店の雰囲気が大好きなので、この空間で働けるのはとても楽しいです。どんなに忙しいときでも、プライベートで悩んでいることがあっても、バイト中に、ふと庭を眺めると心が休まるんです。バイトがお休みの日でも、よく遊びに来てしまうぐらいこのお店が好きで。お蕎麦屋さん時代からのお客様がいらっしゃったり、カフェになってからの常連の方もいらっしゃったり、建物ごと住民の方に愛されているのも嬉しいですね。滅多にありませんが、常連さんとプライベートで食事をしたこともあるくらい仲がいいんです。やりがいは純粋に自分が好きな場所とお客様に囲まれて働けることですね」

――すごくシンプルで素敵なやりがいだと思います。古民家カフェで働くのに向いているのは、及川さんのように古民家愛がある人でしょうか?

及川さん「それよりも必要なのは、ひとつひとつのものを大切にできる気持ちを持っていることです。例えば、扉も少しガタガタするところがありますが、壊れないように優しく扱ったり、昔からあるものを大事に長く使えるように丁寧な動作ができる人が向いていると思います。また、お客様との関係も大切にできる方であれば楽しく働けるはずです」

古民家カフェ 蓮月 タウンワークマガジン townwork

まとめ

他のカフェとは違うロケーションが魅力の古民家カフェ。不便なこともあるけれど、それ以上に楽しみや居心地の良さを感じられるのが魅力のようです。興味を持った方はぜひ、探してみてください。

 

■取材協力
古民家カフェ 蓮月

住所:東京都大田区池上2-20-11
営業時間:11:30~18:00
休み:不定休
HP:https://rengetsu.net/

取材・文 中屋麻依子/撮影 八木虎造

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