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2016年12月22日

鳥越裕貴インタビュー2 〜バトンでつなぐ「明日のつくり方」〜

鳥越裕貴 タウンワークマガジン

3回に渡ってお届けしている鳥越さんのインタビュー。2回目の今回は高校生時代のアルバイトについて。自称○○タイプ、と語る鳥越さんは、どんなことを経験されたのでしょうか!?

人見知りの人が心を開いてくれると嬉しい

―ハンバーガーショップでのアルバイト経験があるとか

高校1年生の頃、友達と一緒にハンバーガーショップでアルバイトしていました。そこが地元で一番時給が高かったっていう理由で(笑)。

あと融通がきいて…シフトとシフトの間で自由に時間が使えたり、終業の時間を自分で決められたり。それで働いていました。当時は勉強が好きじゃなくて、勉強1、バイト2、遊び7、くらいのバランス(笑)。

遊ぶといってもほんとに田舎だったので、とりあえずみんなで集まって花火したり、ゲームセンターに行ったり、自転車で出掛けたりとかなんですけど。

鳥越裕貴 タウンワークマガジン
―鳥越さんはお友達が多そうなイメージがあります

僕、子どもの頃から「スネ夫」タイプなんで(笑)。どっちかというと目立つグループにいたんですけど、「そーっすね!」とか言いながら周りの人とうまいこと仲良くなれるんです。

嫌われない秘訣は、「とにかく相手のことを好きになろう」って良いところを探すこと。仕事でも同じようにポジティブに相手と接します。人が好きなんです。人見知りの人が心を開いてくれたりすると嬉しいので、むしろ人見知りの人ほどあえてガッツリいっちゃうくらい(笑)。

人と関わる時はその方が面白いし、せっかく関われたなら繋がりたいなーって思いますから。

鳥越裕貴 タウンワークマガジン
―アルバイトでも接客が得意だったのでしょうか

お母さん世代のお客さんの人気者になれるくらいには接客もできるんですけど(笑)、でもハンバーガーショップの時はほとんどキッチン担当でした。自分では作る方が向いてるのかなーって思って、鉄板の前でお肉焼いてました。

キッチンの仕事ってミスをすると形状に出てしまうので、そこは気をつけていましたね。並んだ商品がきれいだと、やっぱり気持ちええなって思うんです。

―お仕事に完璧を追求されていたのでしょうか

完璧主義というわけでもないです。でも「何事も全力でやってなんぼやろ」って精神はあるかもしれないです。

鉄板の前って暑さが尋常じゃないので、やっぱり夏はしんどいんです。冷凍庫に入る時間が至福の時間に思えるくらい。

だから夏は「イヤだなー」って思いながらバイトに向かうんですけど、意外にシフトは全力で週4入ってました。当時の原動力はただお小遣いがほしいってだけだったんですけど(笑)。
 

人によって接し方を変えることも大事だとわかった

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―バイトをしていてよかったなと思うことはありますか?

アルバイトは社会経験というか…芸能界とはまた違う一般社会なので。礼儀だったり、お客様への接し方だったり、一般常識というか、そういうことを学べたと思います。

大人になって社会で人と接する時って、相手の立場やポジションを考えてやり取りするじゃないですか。昔はそういうのをただ「なんかイヤラシイな」って思っていたんです。

でもアルバイトを通して、それは誰かを持ち上げて自分を守ろうとか、自分だけが得をするためだけにやっていることではないんだなって気づくことができました。

鳥越裕貴 タウンワークマガジン
僕は上京して役者をしながらバイトしていた時期もあったので、「この日仕事あって外せなくて…。でももう次、僕ビックリするくらい全力で働くんで…!」って、シフトを管理していた店長に無理を聞いてもらったりしていたんですけど(笑)。

話し方は僕の「スネ夫」キャラなのでくだけていますが、仲良くなってそういう風にお願いできる関係をつくっておくのは、お互い相手を信頼して仕事をする上で大切だなって。

相手の立場やその責任をわかっていますよ、と敬意を表すことが、自分の信頼にもつながるんだって、ちゃんとわかった。自分にとってアルバイトってそういうことも経験できた場所でした。

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―その経験は今のお仕事に活きていますか?

僕は先輩から「スタッフさんを大切に」とアドバイスをもらうことが多いんですけど、それは、アルバイトで経験したことと同じで、仕事をしやすくするためにも、いつでもスムーズにコミュニケーションできる状態をつくっておくっていうことだと思います。

スタッフさんの名前覚えるのは当たり前ですけど、一緒にごはんに行ったり、普段から積極的にコミュニケーションを取るようにしています。そうすると照明さんや音響さんも「ここやりづらくない?」って聞いてくれたり、仕事もやりやすくなる気がします。

スタッフさんも初めて一緒に仕事をする役者がたくさんいる中、この子がどのくらいできるのかとか、この子がどういう性格でどういうスタンスなのかっていうのは、やっぱり話さないとわからないと思うんです。

それに、お互い話しやすい状況をつくっておくと、チームワークというか、カンパニーとしても良い作品が生み出していけるんだろうなって感じています。

だから、もしアルバイトの経験がないまま、すぐ芸能の世界に入入ってたら、今思わぬところで苦労していたかもしれないですね。

「スネ夫」タイプと語る鳥越さんのコミュニケーション力は、アルバイトによって磨かれ、まわりの人と互いに気持ちよく仕事するために今も活かされているのですね。さて、次回は鳥越さんの役者としてのこれからについて。熱く語って頂きます!

★次回掲載は12月26日(月)を予定。乞うご期待!

■Profile
鳥越裕貴
Yuki Torigoe

1991年3月31日生まれ、大阪府出身。主な出演作品は舞台『弱虫ペダル』シリーズ 『竹林の人々』『名なしの侍』『SHOW BY ROCK!! MUSICAL~唱え家畜共ッ!深紅色の堕天革命黙示録ッ!!~』『絵本合法衢』、ミュージカル『刀剣乱舞』~幕末天狼傳~、アニメ『闇芝居』『戦国鳥獣戯画』、NHK『かたりべさん』など舞台や映像で幅広く活躍している。今後の出演作は、朗読劇「旅猫リポート」2017年1月25日(水)~29日(日)(銀座 博品館劇場)など。

公式ブログ:http://ameblo.jp/torigoe-yuki
公式ツイッター:https://twitter.com/torippiyo2

撮影:杉江拓哉

撮影地:THE GREAT BURGER

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