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2018年03月29日

アーティスト・MARK(FlowBack)インタビュー 『自分の気持ちや取り組み方次第で、周囲の人との接し方も変わってくることを学んだ』

flowback mark インタビュー タウンワーク
スタイリッシュな楽曲と、クオリティの高いダンスで注目を集める5人組ダンス&ボーカルグループFlowBack(フロウバック)。作詞やスタイリングも担当するMARKさんにインタビュー! 飲食店でのアルバイトを通して学んだ物事の取り組み方や、人との接し方。そして今でも心に残る先輩の言葉など、様々な気付きについて話してくれました。3月21日には新曲「ALWAYS」をリリース。聞きどころや、グループ結成時からの成長や変化についてもインタビュー!
 

別れがあるからこそ、そこにある一瞬一瞬を大切にしたい

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――新曲「ALWAYS」に込めた思いは?

「春は出会いと別れの季節ということで、そこにフォーカスを当てました。“別れ”というと、どうしても悲しかったりマイナスなイメージがありますけど、決してマイナスだけではなくて“そこにある友情は永遠なんだよ”というメッセージを込めて歌いました。それと、どうしても学校の卒業っていうワードが思い浮かぶと思うんですけど、普段の生活の中での“出会いと別れ”にもつながってくると思うんです。“何気ない一瞬一瞬がとても大事なんだよ”という思いがこの曲を通して伝われば嬉しいです」

――その中でもMARKさんの好きなポイントは?

「歌詞の“数えきれないMemories色褪せないALBUM”っていうところとか、学生時代の思いが蘇ってくるようですごく好きです。渦中にいる時は何気ない時間なんですけど、その何気ない時間を写真で改めて見ると、とても大事なものだなと感じたり……そんな思いがフラッシュバックするフレーズですね。それと、FlowBackのスタイルとしては5人の声を重ねながら入れ替わっていくという形があるんですけど、後半のフレーズでヴォーカルがユニゾンで歌うところは、グッとくるポイントになっているんじゃないかなと思います」

――MARKさんの思い出の写真というと?

「当時よくプリクラを撮っていたので、それを見ると懐かしくなります。色々と思い出すから、その1枚だけで友だちと1時間くらいは話せますね(笑)」

――プリクラは保管してあるんですか?

「学生時代のプリクラは机の小さい引き出しに入れてあります。グループを結成してからもプリクラを撮る機会があって、メンバーと撮ったやつは自分の財布に入れて持ち歩いています(笑)」

――高校の卒業式の思い出も教えてください。

「僕、泣き虫というか……涙腺がすごく弱くて、ライヴでも感動するとけっこう泣いたりするんですけど、卒業式は大泣きでした」
 

結成当時は周りが敵に思えていたけど、今はみんなで上がっていきたい!

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――FlowBackはメジャーデビューから約2年ですが、これまでにどんな変化がありましたか?

「グループを始めた当初は、振り向いてくれる人がほとんどいなくて、ホントの意味で5人だけだったんです。味方がいないというか……。自分たちなりのプライドもあったから、周りを敵視していたし闘争心も強かったですね。でも、今はこうして支えてくださるファンの皆さんやスタッフも増えてきて、その時とは違う闘争心……“みんなで上がっていきたい”という気持ちが強くなりました」

――初期はお客さんがほぼいないこともあったそうですね。

「僕らを見に来ている人はゼロで、会場で働いている方たちだけが聴いているという状況だったんです(苦笑)。当時は、本当にしんどかったし、メンバーそれぞれに内心では“やめたい”と思ったこともあると思うんですけど、誰もそれを口にしたりグチったりすることはなくて……。今でも、僕たちは仲が良いんですけど、当時から“一緒に頑張ろう”という思いを保つことができたのは大きかったですし、それはこれからも変わらず持ち続けていたらと思います」
 

1回ツラい時を超えてこそ、ようやく何かが変わっていくことを知った

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――では、ここからはアルバイト経験のお話を。

「アルバイトは1ヵ所だけなんですけど、外資系のレストランで高校卒業の頃から2年くらい働いていました」

――そのきっかけは?

「まず、アメリカンな食べ物が好きっていうのがあって(笑)。そのお店の雰囲気が好きだったのと、あとは英語を覚えたいなと思ってそのお店に決めたんです」

――働きながら英語も学べると。

「外国人のお客さんが多いお店だから自然に覚えられたらいいなって(笑)。」

――アルバイトをしてみて大変だったことはありますか?

「まずは、メニューのオーダーを取るのが大変でした。一気に言われるとついていけなくて必死でしたね。しかもそれを打ち込むのも大変で、遅くなるとお客さんも“まだ?”ってなるじゃないですか。しかもお客さんが何組もいるなかで、その注文が溜まった時に……というか、基本溜まってて(笑)、それを乗り切るのが大変でした。僕、面接を受けた時に“笑った顔が素敵だね”って言われたんです。“何かあってもその笑顔があれば乗り越えられるよ”って。だから、ニコニコするようには心がけていたんですけど、後半はもう笑顔だけでは乗り切れない状況になっていました(笑)」

――慣れるまでが大変ですよね。

「かなり時間がかかりましたね。しかも僕、くじけやすいタイプなので、しょっぱなから“このバイトは僕には合わないのかな”と思ってしまって。その状態でもしばらく続けたんですけど、本当に辛くなったときに仲良くしてもらっているバイトの先輩とご飯にいったんです。そこで相談したら“なんでもツラい時を超えないと、ホントの楽しさに気づけないんだよ、それはどんな事でも一緒だよ”って言われたんです。“合う合わないはあると思うけど、一回ツラい時を超えて、そこからようやく何かが変わってくる”って。それを聞いて“もうちょっと頑張ろう”って思って続けられました。それまでは、失敗するのが怖かったし、お客さんに呼ばれるだけで萎縮してしまっていたんです。先入観で“嫌だな”って気持ちが入ってしまうと、たぶんそれがお客さんにも伝わるし、体も動かなくて……。でも、意欲的に仕事に取り組むようになってからは、徐々に仕事が楽しくなったし、お客さんとか店舗の先輩たちも、すごく親しく接してくれるようになりました」

――大きな変化ですね。

「本当に自分の気持ちとか、取り組み方次第なんだということを学ばせてもらいました。ちなみに、そのお店はネームプレートをつけるんですけど、自分の名前ではなくニックネームを付けるんです。僕は本名の“マーク”でやりたかったんですけど、すでに“マークさん”がいたので、先輩がつけてくれたのが“ジャスティン”。当初は違和感があったんですけど、気持ちが変わってからは、常連さんからも“おー!ジャスティン、やっほー!!”みたいな感じで声をかけてもらったり(笑)、お客さんとの関わり方も変わったと思います」
 

コツコツ取り組む作業が好きみたいで皿洗いは楽しかった

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——失敗談もありますか?

「いっぱいありますよ! お皿を割ってしまったり、オーダーミスをしたり……。あと、ソースをこぼしてお客様の洋服につけてしまった時は、もう必死に謝罪しました。それと、お店の気遣いとして、ご家族で来店された場合、お子様の料理をなるべく先に提供することになっていたんです。それなのに、僕がオーダーを通し忘れてしまうとか。気にしていてもテンパるとよく真っ白になっていました」

——では逆に、バイトの中で好きな作業はありましたか?

「お皿を洗うのが好きでした。汚れていたものがキレイになっていくのも楽しいし、意外とコツコツとする作業が好きだということに気づきました!」

――初めての給料は何に使ったかを覚えていますか?

「僕、洋服が大好きなんです。そのレストランは原宿にあったんですけど、そこに決めた理由の一つが、バイトへの行き帰りに洋服が見られるっいう理由で。給料が入ったらすぐに服を買いましたね(笑)」

――最初の目的でもあった英語のほうは?

「英語は、あの……雰囲気だけ(笑)。ほんっとうに簡単な会話はできるようになりました」
 

逃げないで続けることの大切さはバイトで学んだ

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――そのアルバイトはFlowBackの活動が本格的になったタイミングで辞めることに?

「そうですね。僕が辞める時に、僕をずっとトレーニングしてくれていた人が泣いてくれて。けっこう厳しくて怖い人だったので、すごく印象に残っていますね。そこで働けてよかったなと思ったし、一度辞めたいと思った時に、気持ちを入れ替えられてよかったなと。普段はお店の制服は洗濯のために持って帰っていたんですけど、最後の日は、そのまま置いていくんです。それもすごく寂しかったですね」

――そこで、出会った人や経験したことは大きかったですね。

「ホントにそうですね。当時働いていた方たちは、今でも僕の活動を気にかけてくれていますし、素敵な出会いだったと思います。もし入ってすぐやめてたら、きっとどこに行っても続かなかったと思うんですよね。逃げないで続けることの大切さはそこで学んだと思います。それと、今のエンターテインメントにつながる部分でもあるんですけど、お客さんの立場に立つことで、どうしたら喜んでもらえるという、相手を想って行動することも学べたと思います!」

 

◾Profile

FlowBack(フロウバック)

 2013年結成の5人組ダンス&ボーカルグループ。2014年開催の国内最大規模オーディション「LINE オーディション」応募者125,094組の中からファイナリスト8組に選出され注目を集める。本格的な歌&ダンス+アイコンとしても抜群のルックスで魅了する。個々に様々なジャンルで活躍。
 MARK(マーク)は、作詞・衣装スタイリングを担当。誰からも愛される人懐っこいキャラクターの持ち主で、輝く笑顔、そして、ステージでの力強い歌声のギャップが魅力。

◆FlowBack OFFICIAL SITE:http://www.flowback05.com/
MARK OFFICIAL Twitter:@FlowBack_MARK

企画・編集:ぽっくんワールド企画 撮影:青木早霞(PROGRESS-M) 取材・文:田部井徹

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