大学生のテストって高校とどう違う?期間や勉強についても紹介
「大学のテストは、高校よりも難しいものなの?」「何が違うの?」。そんな疑問を持っている人も多いのではないのでしょうか。そこで高校と大学のテストの違いについて分かりやすく紹介します。
【目次】
大学生と高校生のテストの違い
大学の定期試験は、出題問題の形式やテスト日程の組まれ方などが高校の時とは異なります。
大学の筆記テストは論述問題が多い
高校のテストの多くは、教科書などの教材から出題範囲が決められており、選択問題や穴埋め問題が中心です。授業の内容をきちんと覚えているかを確認する知識問題で構成されていることが多いです。
一方、大学のテストは記述問題が多く出題されます。「~について論ぜよ」「~について説明せよ」といった形式が多く、与えられたテーマについて論理的に文章でまとめます。そのため、大学の試験問題の数は少なく、時には1問しか出題されないこともあります。そのため、自分なりの考えや深い理解力、文章を組み立てる力が求められます。
テキスト持ち込み可の試験もある
高校ではほぼありえないですが、大学のテストは教科書や参考文献、ノートなどを持ち込んでよいテストもあります。「持ち込みOKなら、勉強をしなくてもいいのでは」と思うかもしれませんが、持ち込み可能なテストほど難易度が高い傾向があるため、テスト時に教科書を読んだだけでは理解できないことがほとんど。あくまで、考察のための補助資料という立ち位置で、教科書や参考文献に解答が載っており、そこから書き写せばいい…というものではありません。持ち込みOKのテストほど、事前勉強が必要かもしれません。
終わったら自主的に退出してもいい
高校の定期テストは、一斉に終了しますが、大学の場合、解き終われば自主退席も可能です。ただし、〇時までは退出不可、などルールが決められていることも多いので、テスト前に確認しておきましょう。
テストの実施時期
大学のテストは年に2回が一般的。多くの大学は前期と後期の二学期制で、それぞれの期末に試験が実施されます。大学や学部により異なりますが、前期テストは7月中旬~下旬、後期テストは1月中旬~2月初旬で、概ね1~2週間程度です。
毎日試験があるわけではなく、自分が科目のテストを受けるので、開始日も終了日も人によって異なるのが大学の特徴です。そのため、前期テストが終われば夏休み、後期テストが終われば春休みにそれぞれ入ります。
テスト勉強はいつから始めるか
大学のテスト範囲は、一般的にテスト3~4週間ぐらい前から公表されます。公表後から勉強を始めたり、過去問や資料を整理する人もいます。遅くても2週間ぐらい前からテスト勉強をすることが多いようです。特に大学1年生は単位数が多くなりがちなため、試験科目も増えるので、計画的にテスト勉強に取り組むことが大切です。
テストの点数が悪かったらどうなるか
各科目の評価方法はそれぞれ異なります。テストを重視するもの、途中のレポートや出席を重視するもの、筆記の代わりに実技試験があるもの、筆記も実技試験も無いものもあります。そのため、テストの点数が悪いと単位を落とすかは、授業によって異なります。各科目の評価基準は、シラバス(講義概要)で確認できます。
1つの授業の単位を落とすことが留年に直結するとは限りません。決められた年度・学期内に取得が必要な必修科目なのか、卒業までに取れば問題ないのかは、大学や学部によっても細かな条件は異なるので確認は必須です。
大学のテストを乗り切るには
高校の時とは違い、大学のテストは個々の自主性に任されることが多いです。そのため、テスト前の講義は休まない、過去問を入手するなど、個人で情報収集をすることが大切です。教授によっては、過去と同じ問題を出すパターンもあるよう。入手方法としては、サークルの先輩や友人などにお願いすることが多いようです。そのためにも、サークルに入ったり、同じ講義の人とコミュニケーションをとっておくなどしてネットワークを作っておくと、テストを乗り切りやすいかもしれません。