学生に聞きました。欲しいものが5万円の予算オーバー。さぁどうする?
アルバイトの目的にお金を稼ぐことを思い浮かべる人も多いだろう。では、実際に、「どうしても欲しい」と思ったモノの値段が5万円の予算オーバー。それより安くて代わりになるモノがない時にどうするか?アルバイト経験があるか、今、アルバイトを探している短大生、大学生、大学院生(18~29歳)300人に聞いてみた。
第1位「バイトで稼いで手に入れる」47%
第1位は王道の「バイトで稼いで手に入れる」だった。男女別で見ても、女性48%、男性45%と全体の半分弱が真っ先に考えるのがバイトのようだ。確実性が高いのがポイント。もし、欲しいモノの数や期間に限りがあったら、まず予約して、それから短期バイトで一気に目標を達成するとか、ローンなどを組んでモノを手に入れてから、長期バイトでじっくり払っていくことも考えられる。自分でしっかり稼ぐから、多様な作戦を立てられるのも人気の理由だろう。
第2位「節約してお金を貯めて手に入れる」30%
お小遣いなどを節約してお金を貯めるガマン派が第2位にランクイン。勉強やサークル活動が忙しくて今すぐバイトができないとか、通学に時間がかかっている人は、この手段。意外なのは、女性よりも男性がこの方法を選んでいること。数値で見ると、女性26%、男性34%と8%も開きがあった。男性の方が勉強熱心なのか? 遠距離通学が多いのか? それとも女性の方はガマンができないのか? 実に興味深い結果となった。
第3位「諦める」15%
きれいさっぱり諦める人は15%もいて、第3位。「5万円」という壁の前に戦意喪失してしまっているケースや、それだけの価値があるのか? と哲学的な気分になって見送るケースなどがあると思われる。現実的に5万円はちょっと稼ぐという額ではないだけに、冷静で現実的な回答ということもできるだろう。男女差も小さく(女性15%、男性16%)、現実派は男女ともに一定数いるようだ。
第4位「親の援助を頼んで手に入れる」6%
第4位はバイトもしない、ガマンもしないグループ。親の援助を頼んで手に入れる「おねだり」派だが、こう回答したのは少数で6%程度。男女別では女性が9%、男性が3%と実に女性が3倍のスコアとなっているのがおもしろい。娘におねだりされてデレッとする父親の姿というのはドラマなどでもよく見かけるお約束のシーン。やはり、女性の方がおねだり上手なの?
第5位「その他の手段で手に入れる」2%
手に入れるとは答えてくれたものの、その手段が「その他」となった回答が2%あって、これが第5位になっている。男女別では女性が2%、男性が1%。第4位と関係するが、彼氏(彼女)にねだるというケースや懸賞やプレゼントで狙うというケースなどがここに含まれていると考えられる。
「どうしても欲しい」のに、5万円も予算をオーバーしていると、やはり少しは冷静にならざるを得ない、そこでどんな手を取るのか、ひとりひとりの個性が出やすい場面なのかもしれない。ひたすらバイトをする作戦は、目標を持って働けるので楽しいものだ。どうしても欲しいものがあるならば、挑戦してみてはいかがだろうか?
※データ:アルバイト経験のある、もしくは現在探している短大生・大学生・大学院生18歳~29歳300人に調査(2014年7月7日)/調査協力:株式会社クロス・マーケティング