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2020年07月30日

営業(個人向け)の志望動機の書き方・伝え方の例文

営業 個人 志望動機 タウンワーク townwork個人向け営業職へ転職する場合の志望動機の書き方・伝え方のコツを例文(サンプル)とともに紹介します。例文は経験者の場合と未経験で転職する場合の2つのパターンを用意しました。履歴書や面接で特に重要になるので参考にしてください。

営業(個人向け)の仕事と求められるスキル

個人向け営業とは、会社などの法人ではなく、一般の個人へ営業をする仕事で、例えば、賃貸、売買、リフォームなどの住宅関連、ローンの貸し出しや保険商品、投資信託といった金融商品など、幅広い業界にあります。売上や成約などの目標を達成にすることに加えて、相手に寄り添える共感力やお客さまと関係を築けることが求められます。

 

営業(個人向け)の志望動機の書き方のコツ

個人向け営業で活かせる経験をアピールする

個人向けの営業経験がある人は、顧客の特徴(顧客層など)、取り扱いサービス・商材、営業スタイル(新規・既存顧客の割合や提案方法など)を伝えます。特筆すべき実績(売上額、目標達成率、表彰歴など)があればアピールするとよいです。数字的な実績のみでなく、お客さまに向き合うスタンスや意欲、お客さまからの評価もアピールポイントになります。
営業未経験者の場合は、営業としての適性・素養につながるアピールが大事です。周囲からの人物評価や、顧客折衝・コミュニケーション力が求められた業務経験があれば記載しましょう。
個人向け営業は未経験でも、法人向けなどの営業経験はあるという場合は、顧客層・サービス・営業スタイルが変わっても「営業力」のベースは活かせますので、これまでの営業での実績(達成率や表彰歴など)をに伝えるとよいでしょう。

志望理由は会社の特徴を踏まえる

志望理由では、「なぜ個人向け営業として働きたいのか」「なぜこの会社で働きたいのか」を明確に記載しましょう。たとえば、「実力主義の貴社で営業力を試したい」「貴社の商材に共感し、営業として携わりたい」というように、その会社の特徴を踏まえた志望理由にします。

採用後どのように活躍したいかを具体的に伝える

将来のビジョンを明確に伝えることで、仕事への熱意をアピールすることができます。「売上ランキングでトップをとれる人材を目指す」「ゆくゆくは管理部門にもチャンレンジし、幅広く活躍できる社員になりたい」のように、採用後どのように活躍したいかを具体的に記載しましょう。そうすることで、採用側は応募者の活躍をイメージしやすくなります。

 

個人向け営業の志望動機の例文

経験者の場合 例1

例文:
約10年間生命保険の営業として経験を積み、現在は経営者やエグゼクティブを中心に担当しています。幸いにもお客さまから評価をいただけ、ご紹介だけで新規顧客を広げてきました。営業成績は常に目標を達成しており、プレイヤーの際は120%以上の目標達成を自分に課してきました。現在はマネージャーとして主に人材育成に携わっていますが、歩合制の環境でいちプレーヤーとしてチャレンジしたいと考えています。貴社は実力主義を掲げ、生命保険業界のなかでもトップクラスの結果を生む人材が集まっていると定評があります。自身もその環境でチャレンジしたいと考え、貴社を志望いたしました。これまでの経験や顧客ネットワークを活かし、売上ランキングでトップをとれるような人材を目指します。

この例文は、「営業として結果を残してきた自信があり、より実力主義の環境でチャレンジしたい」というキャリアアップを目的とした転職理由です。この転職理由を裏付けるために「営業実績」や「顧客からの評価」などをエピソードで示して、即戦力をアピールできるとよいでしょう。この例文のなかでは、現在はお客さまからの紹介が中心となっていることから、顧客の評価が高いことを示しています。営業成績としても直近2年は120%達成を自らに課すという結果にコミットしてきた姿勢が伝わります。

経験者の場合 例2

例文:
○年間、個人向け賃貸物件の営業職として、主にご来店されたお客さまに物件の紹介と見学のご案内を担当しています。契約社員ですが最近では正社員に近い働き方をしており、一方で社内での正社員登用がないため、将来的なキャリアステップを見据えて転職を決めました。現職では、お客さまからは感謝の声をいただくなどやりがいを感じており、賃貸営業を続けたいと考えていたなかで、貴社の募集を拝見して応募しました。貴社では本人の希望に応じた部署異動が多いとお聞きしました。営業として成果を残し貴社の事業を理解したうえで、ゆくゆくは人事・総務など管理部門ポジションへチャンレンジし、幅広く活躍できる社員になりたいです。

雇用形態の変更を目的とするケースは、その理由を分かりやすく伝えることが重要です。今回の例文では、勤務時間の融通さよりも、正社員としてキャリアステップを見据えた働き方をしたいことを理由として挙げています。また、契約社員や派遣社員などから正社員への転職を希望する場合は、採用側は「働くモチベーションは高いか」や「入社後長く勤める意思があるか」をチェックするため、これらのポイントをクリアできるよう入社後・将来のビジョンから意欲の高さを伝えられるとよいでしょう。

経験者の場合 例3

例文:
○○銀行で3年間、一般のお客さま向けに融資や預金のご提案をする営業をしています。金融商品を提案するなかで、お客さまが投資をされている株のお話を聞くことも多く、株式に興味をもち証券会社への転職を決意しました。貴社では銀行からの転職者も複数人いるとお聞きし、銀行での経験を活かしてチャレンジできる環境があると感じ、応募しました。現職では、他の営業に負けないように自社商品に加えて金融商品全般の知識を学び、お客さまからも勉強熱心な点を評価いただくことが多くありました。入社後は、最新の経済動向や経済予測の情報も常に収集し、経済・金融・株式の知識を活用してお客さまに必要な情報を幅広くご提供できる営業を目指したいと考えています。

この例文は、融資や預金の提案営業から、より専門性の高い分野(=証券)へのチャレンジを目的とした志望動機です。こうした業界の変更を目的とする場合は、納得性の高い「その業界を志望する理由」が重要になります。そのためには、「なぜその業界を希望するのか」に加えて、これまでの営業経験や実績、お客さまからの評価などを織り交ぜて、自分の強みを志望業界で活かせることをアピールできると自然な流れを作ることができます。

未経験者の場合

例文:
アパレル業界で4年間、接客販売に従事しました。現在は副店長として、スタッフのマネジメントから売上・在庫管理など業務全般を担っています。現職は昇給昇格が少なく、最近結婚したこともあり将来的な不安がありました。結婚を機に保険を見直すため調べていくうちに業界自体に興味をもちました。貴社の保険営業の求人で、昇給昇格の機会が多い環境であること、将来的にさまざまな営業メンバーのマネジメントにも関われることを拝見し志望しました。保険営業は未経験ではありますが、入社後は早期にキャッチアップし、結果を残せる営業を目指します。

未経験の転職の場合、「転職後のビジョン」を伝えることが重要です。この例文では、将来的にマネジメント経験を活かしたい旨を伝えていることで、採用側に「将来に渡って活躍できそう」という印象を与えやすくしています。また、志望先は昇級昇格の機会が多いことから、転職理由である「昇給昇格が少なく将来の不安があること)が解消されています。このように、転職理由とその会社への志望理由がつながることで、納得性の高い志望動機になります。

 

監修
壷井央子
(キャリアコンサルタント、ダイバーシティコンサルタント/W40代表)
採用コンサルティング会社を経て、(株)リクルートエージェントに入社。法人営業、個人営業、企画部門を経て、(株)パソナにて新規事業の立ち上げ経験を積む。皆が「自分のキャリアをデザインする時代」という信念を持ち、独立後はキャリアカウンセリング、転職支援、大学でのキャリアデザインの講義、企業の採用コンサル・D&I推進コンサルなどを展開。これまで3000名以上の個人のキャリア支援と350社以上の企業の採用・育成支援の実績がある。
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