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2022年11月29日

営業事務の志望動機の書き方・伝え方と例文

営業事務 志望動機 タウンワーク townwork営業事務は、担当する営業が仕事に集中できるようにサポートする仕事です。ここでは、履歴書や面接で特に重要な志望動機の書き方・伝え方を例文とともに紹介します。

営業事務に求められること

営業事務の仕事は、担当する営業が使う様々な書類の作成や、お客様からのメールや電話対応などを担当します。そのため、基本的なパソコンスキル、ビジネスマナー、社内外とのコミュニケーションスキルが必要です。複数の営業やお客様を対応することも多いので、効率的かつ確実に処理する事務スキルなども求められます。

PCスキル

営業事務が作る書類は、見積書や申込書などの契約に必要な書類、営業に必要な売上や市場データの集計、お客様への提案資料などがあります。使うのは、主にWord、Excel、PowerPointが多く、約束の時間内に仕上げるスキルが求められます。最近では在宅勤務が増えたことで、チャットソフトなどの活用も求められます。

コミュニケーションスキル

営業事務が応対するのは、主に担当営業と取引先のお客様です。担当営業とのコミュニケーションで大切なのは、頼まれた仕事の目的や納期などを営業と確認しながら正確にくみ取ることです。一方、お客様からの問合せに対しても、相手の状況をくみ取る力に合わせ、それを営業に正確に伝える力が必要となります。お客様応対が多い会社では、良好な関係を保つために営業事務に高いコミュニケーション能力と基本的なビジネスマナーが求められます。

事務処理スキル

営業事務に求められる事務処理スキルとは、事務作業を正確に時間内に進める力、複数の作業を優先順位をつけて遂行する力を指します。正確性やスピードを上げるための仕組みを自ら工夫する力があるとより良いでしょう。

 

営業事務の志望動機に書く内容

志望動機を書く際にまとめる順番は、「営業事務またはその会社を志望する理由」「これまでの経験で活かせること」「転職後どう貢献していきたいか」が基本です。

営業事務またはその会社を志望する理由

営業事務が未経験の人は、志望理由の冒頭は「なぜこの職種を志望するのか」から始めると良いです。前職の経験から営業事務に興味を持ったきっかけから説得力のある理由に落とし込みましょう。

営業事務の経験がある人は、なぜその会社を志望するのかを伝える必要があります。例えば、興味のある業界で働きたいから、より大きな組織で働きたいから、任される範囲を広げたいからなど、今の会社では実現できないことをベースにすると、より明確に伝わりやすくなります。企業の特徴や事業内容を研究して目指す将来像を伝えてください。

これまでの経験で活かせること

営業事務が未経験の人は、上記の「営業事務で求められること」を参考に、これまでの経験やスキルを棚卸してみてください。PCスキル、ビジネスマナー、接客対応、コミュニケーションスキル、タスク管理など、自身の経験やスキルの中で営業事務として貢献できるものは何かを探り、応募先企業が求める人物像と紐づけてアピールしましょう。

営業事務経験者は、担当した業務とそれによる成果を話します。例えば、営業の受注に貢献したことや、仕事の効率改善につながったことなどがあります。

転職後どう貢献していきたいか

「営業事務を志望する理由」と重なる部分もありますが、入社して何をしたいか、どのように貢献したいかを伝えます。経験者はもちろんですが、営業事務の実績や経験がない未経験者こそ長期的な視点でしっかりと考えたいところです。

 

志望動機の例文|営業事務が未経験の場合

営業から営業事務へ

例文:
営業職として4年間従事してまいりました。企画書を用いた提案はお客様からわかりやすいという評価を得た結果、社内でも後輩の企画書のチェックも任されるようになり、チームでの受注に貢献してきたと感じています。この経験をきっかけに、自分が営業として動くよりも、営業がしやすいよう周りでサポートすることに興味が沸き、営業事務への転職を考えるようになりました。
前職の経験から営業活動の流れを理解しているため、営業担当者と的確なコミュニケーションがとれることや、資料作成などの際もポイントを押さえたサポートができることが、自身の強みだと考えております。

未経験から転職を希望する際は、これまでの経験を活かして、どのように貢献できるかをしっかり伝えるようにしましょう。営業経験があれば、営業活動の流れやポイントを熟知しており営業担当者に対して的確なサポートを行えることや、チームにも早く馴染めることなどをアピールできます。

一般事務から営業事務へ

例文:
現在は、一般事務として経理業務や営業のサポートも含め幅広い業務を任されています。そのため顧客や営業担当との接点も多く、より現場に近い営業事務を志望いたしました。
これまでの業務では、さまざまなPCソフトやツールを使ってミスなく迅速に業務が進むよう工夫して取り組んできました。また繁忙期にはチームで連携することが重要なため、周囲に積極的に声をかけて業務が滞らないように心がけてきました。それらの経験を活かして、組織の目標達成に貢献していきたいと考えております。

一般事務の経験があれば、PCを使った業務に慣れており、事務処理については即戦力としてアピールできます。特にビジネスアプリやクラウドソフトを活用した経験や、新しいシステムの導入に関わった経験があれば強みになるでしょう。
また周囲とどのように関わってきたのかを伝えることで、バックオフィスをしっかり守りながら、職場をより活性化してくれる印象も与えられます。

販売職から営業事務へ

例文:
前職ではアパレル販売をしておりました。やりがいはありましたが、不規則な勤務シフトだったため、結婚、出産など将来を見据え環境を変えたいと思い、転職を考えるようになりました。
販売職では副店長として店舗運営や予実管理に携わり、スタッフ全員で予算達成を目指すため、月次ミーティングや社内コンテストを担当してきました。また接客の際にはお客様のニーズを丁寧にヒアリングし、最適なアイテムを提案するよう心がけてきました。
こういった経験は、営業事務として部署全体で目標を目指すこと、また取引先と折衝をする際などに強みとして生かせると考えております。

企業によって違いはありますが、営業事務は取引先との接点も多く、簡単な折衝業務も求められることもあります。そのため、どのようなお客様を対象にして、どのような接客を行ってきたのかを具体的に伝えるとよいでしょう。また売上をあげる醍醐味(顧客が喜ぶ楽しさ)を理解しており、それを周りに共有してきた経験があれば、積極的にアピールしましょう。

 

志望動機の例文|営業事務の経験者の場合

例文:
4年間営業事務として勤務しています。受発注業務や書類作成、プレゼン資料の作成などを行っています。既存の取引企業〇社を受け持ち、仕様に関するお客様からの問い合わせ対応や、顧客目線での商材の切り替え提案などによって、長期にわたり信頼関係を築き、取引金額の増加に貢献しました。今の職場は営業担当者一名をサポートする体制ですが、より多くの営業と仕事し、チームで目標達成に向かう環境を経験したいと考え、貴社を志望いたしました。

経験者の場合は即戦力として期待されるため、「現場の状況に柔軟に対応できるか」「主体的に行動できるか」「営業活動にどのように貢献できるのか」など、営業事務に求められることを具体的にイメージして、自分の強みや経験を結びつけるとよいでしょう。入社後は、いち早く営業活動を理解して、売上に貢献したい意欲を伝えられると、より好印象を与えられます。

 

監修者プロフィール
吉田稔

国家資格キャリアコンサルタント。転職エージェントとして、1000名以上の求職者に対してキャリアカウンセリングを行い、応募書類や志望動機の作成指導、面接対策を実施。現職ではサービス業の拠点マネジメントを行いながら、採用や教育、マーケティング業務に従事。文星芸術大学キャリアガイダンス講師を兼任。

更新履歴:2020年4月15日、2022年11月29日

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