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2021年01月04日

薬剤師の志望動機の書き方・伝え方の例文

薬剤師 志望動機 タウンワークtownwork薬剤師に転職する場合の志望動機の書き方・伝え方のコツを例文(サンプル)とともに紹介します。タイプの違う経験者の例文を2パターン用意しました。履歴書や面接で特に重要になるので参考にしてください。

薬剤師の仕事と求められるスキル

薬剤師の仕事は、調剤・医薬品の販売・管理や服薬指導などを行うことです。主な勤務先には、調剤薬局、ドラッグストア、病院・クリニックなどがあります。勤務先によって業務内容に特徴があり、調剤薬局では、疑義照会や薬歴管理も業務範囲です。ドラッグストアでは、調剤コーナー以外にも、店舗内で一般用医薬品の販売や相談対応、在庫管理が主な業務になり、店舗により接客やレジ打ち、品出しなどを行う場合もあります。病院・クリニックでは、入院患者への服薬指導や注射調剤のほか、患者の自宅にて在宅医療を提供することもあります。薬剤師に求められるのは、医薬品についての幅広い専門知識を有していることや、患者や医師・看護師・介護士などの専門職とよい関係が築けるコミュニケーション力などです。

 

薬剤師の志望動機の書き方のコツ

業務内容にくわえ地域貢献活動もアピールになる

担当業務や職場の規模(薬剤師数や処方箋枚数など)、主な応需科目などを記載しましょう。かかりつけ薬剤師には、地域の貢献活動として学校薬剤師や休日診療所での勤務、薬剤師会での活動なども求められ始めているため、これらの経験があればアピールするとよいです。ほかにも、在宅医療の経験があれば記載しましょう。

なぜその店舗・病院で働きたいのかを明確にする

採用側は、数ある転職先の中で、「なぜ自店・自院に転職したいのか?」と思っています。そのため、経験者の志望理由では、「応募先の店舗・病院で実現したいこと」について触れるようにしましょう。たとえば、「自分が住んでいる地域の患者様に貢献したく、地域密着型の貴社の調剤薬局を志望した」など、その企業の特徴を踏まえた内容になるよう、意識するとよいです。

将来のビジョンを具体的に伝え、熱意をアピールする

「採用されたら、どのように活躍したいのか」という将来のビジョンをしっかりもっていることで、仕事への熱意や長く働く意思があることが伝わります。「ゆくゆくは地域で健康イベントを主催するなど、地域医療に貢献していきたい」「将来的には管理薬剤師となり、店舗運営に携わりたい」など、具体的なビジョンをアピールするようにしましょう。

 

薬剤師の志望動機の例文

薬局から薬局への転職

例文:
4年で5つの調剤薬局(薬剤師数:4~7名)に勤務し、内科、整形外科、耳鼻咽喉科など、幅広い科目の処方箋に応需してきました。主な担当は医薬品の服薬指導と販売です。わかりやすい指導を心掛け、ご質問にも丁寧に対応しています。現職には研修制度が充実しているため入社しましたが、店舗異動が多く、現在は片道1時間半の通勤に時間を取られ、研修制度を活かせていません。時間を有効活用すべく自宅近くの地域密着型の薬局で働きたいと思い、転職を決めました。貴社は、健康イベントを定期開催している点に魅力を感じました。複数店舗の経験を活かして、どんな患者様にもわかりやすく丁寧に説明し頼りにされる薬剤師となり、貴社に貢献したいです。

「家の近くで探していたから」「前の会社よりも休みが取りやすそうだから」などの条件面は、あくまで興味をもったきっかけに留めましょう。数ある転職先の中で、なぜこの企業(もしくは調剤薬局、病院・クリニックなど)で働きたいと思ったのかを主な志望理由として記載します。そして、その企業で自分の強みがどう活かせるかを紐づけてアピールできると採用側に好印象を与えやすくなります。

ドラッグストアから病院へ転職

例文:
調剤併設型ドラッグストア○○○の薬剤師を7年経験しました。店舗の薬剤師は4~5名で、ここ2年間は、管理薬剤師を任されています。地域医療のあり方に興味をもち、1年前に「プライマリ・ケア認定薬剤師」の資格を取得しました。しかし、現職ではそれを活かす機会が少ないため、地域のご高齢者が通う総合病院の近くにある調剤薬局で働きたいと考え、転職を決めました。貴社の求人を拝見し、これまでのマネジメント経験が活かせると思い、志望いたしました。将来的には、管理薬剤師、エリアマネージャーの役職に就き、医師や看護師、介護福祉士、管理栄養士などと連携して健康相談や健康イベントを行い、率先して地域医療に貢献していきたいです。

マネジメント経験がある場合、職場の規模(薬剤師が何名所属しているかなど)と、マネジメントの経験年数を記載します。転職理由は、現職への不満がきっかけになることも少なくないでしょうが、志望理由では転職を決めるに至ったポジティブな理由を中心に記載するよう心がけましょう。認定薬剤師などの資格をもっている場合は、なぜその資格取得を目指したのか、背景にある想いもアピールするようにするとよいです。

 

監修
瀬迫 貴士
(薬剤師・経営者・キャリアコンサルタント)
大学卒業後、製薬企業のMR職に就く。製薬企業を退社した後、実家が営む調剤薬局に入職し、薬剤師として現場に立ちながら二代目経営者としても複数店舗の経営に携わっている。自身が就職活動で苦労した経験をきっかけにキャリア支援を薬学生、薬剤師に向けて行っている。
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