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2020年04月13日

栄養士・管理栄養士の志望動機の書き方・伝え方と例文

栄養士 管理栄養士 志望動機 タウンワーク townwork栄養士・管理栄養士は、食事・栄養の指導や管理、提供などを行います。病院や介護施設、福祉施設、学校などに限らず、ヘルスケア市場の拡大により、食品や医薬品メーカー、スポーツジムなど活躍の場が広がってきています。食事や栄養に関する専門知識以外に、調理技術、食育への理解、周囲とのチームワークやコミュニケーション力なども求められる仕事です。ここでは、履歴書や面接で特に重要な志望動機の書き方・伝え方を例文とともに紹介します。

栄養士・管理栄養士の志望動機の書き方のコツ

実務経験のほかスピードや計画力も評価に

給食や病院食などで献立、レシピ作りをしてきた人の場合は、勤務年数、施設の規模、提供した食数のほか、調理や食材発注など自身が担当した業務内容も伝えるとよいでしょう。大量の食事を時間内に提供できるスピードや、残飯を減らすために行った工夫なども評価につながります。食育活動に携わっていた場合は、その内容と成果も書くとよいです。未経験者の場合は、経験した業務を記載するのに加えて、周囲の人とのコミュニケーション力や、業務を段取り良く進める計画力などをアピールするとよいでしょう。

その企業・施設を選んだ理由を記載する

応募先企業は「なぜ当社(当施設)を志望したのか」という点に興味を持ちます。応募者は、その企業や施設でなければならない理由が明確に伝わるように記載しましょう。応募先企業や施設の特徴、理念、経営方針などを整理し、自身のこれまでの経験や転職先で実現したいこととそれらを結びつけて説明できるとよいです。

その企業・施設での活躍がイメージできるように

応募先企業は、履歴書や面接を通して「中長期間にわたって当社(当施設)でどのように活躍をしてくれるか」を見極めようとします。「食育活動を通じて、子どもたちに食の楽しさを伝えたい」「○○の経験を活かして、生活習慣病の予防に貢献したい」など、自分自身の将来像とともに、自分がこの会社、施設でどのように活躍したいかを、これまでの経験を織り交ぜながら記載するとよいでしょう。

 

栄養士・管理栄養士の志望動機の例文

経験者の場合

例文:
5年間、定員○○名の高齢者施設で1日平均約○○食を提供してまいりました。現在は、主に嚥下食作りと栄養相談を担当しております。高齢者の方とお話をしている中で、家庭の味を懐かしむ方が多いので、できる限り、ご要望を聞き、献立作成に活かすようにしてきました。利用者の方の身体機能に合わせつつ食事を提供しておりますが、食事が健康に与える影響の大きさを実感しました。その経験から、医療の現場で病気の方を食事の面から直接サポートしたいと考えています。そのため、入院患者の食事を大切に考えられている貴院を志望いたしました。貴院では、病気により食事制限のある方に向けて、少しでも食事の時間が楽しい時間になるよう、食事提供とともに、カウンセリングにも力を入れていきたいです。

同職種への転職の場合、「今までの経験を活かし、貢献できること」を丁寧にまとめるようにしましょう。ただし、ネガティブな理由や現職の不満を記載するのは、マイナスイメージにつながってしまいます。また、働く環境の変化だけを求めているように受け取られないように、気をつけましょう。

未経験者の場合

例文:
現在は、不動産売買会社にて一般事務職として勤務しています。大学卒業時に栄養士免許を取得していたこともあって、姉に頼まれて姉の子ども(現在4歳)の栄養面を考えたレシピを作ることがあり、次第に子どもに栄養のある食事提供をしたり、食事の大切さを伝えたりすることを仕事にしたいと考えるようになりました。そのなかで、子どもたちに健康的な食の知識を伝えていく方針を掲げる貴園を知り、志望いたしました。現職で培ったコミュニケーション力を活かし、ゆくゆくは栄養カウンセリングや食育教室などにも積極的に取り組んでいきたいと考えています。

未経験の仕事に転職する場合、転職を決めたきっかけが採用側に伝わるように、自分の想いをまとめるようにしましょう。未経験であっても、今までの経験が活かせることを記載するようにします。仕事面から、活かせることをまとめるのが難しい場合、自分の行ってきた活動などをまとめるのもよいでしょう。

 

監修
三井 愛
(キャリアコンサルタント・フードコーディネーター・栄養士)
食品メーカーでの商品開発を経て、フードコーディネーター・栄養士・キャリアコンサルタントとして、フードコーディネータースクールの運営、食を目指す方のキャリアカウンセリングなどを行う。また撮影・スタイリング業務、メニュー開発、料理教室の企画・運営など、食に関わる業務にも携わる。著書「フードコーディネーターという仕事」(現代書林)
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