保育士の志望動機の書き方・伝え方と例文

保育士は、未就学児（0歳から6歳まで）の保育を行う仕事です。保育施設での経験はもちろん、子どもに関するボランティアや子育てなど、子どもに深く関わった経験や、ピアノなどの保育で活かせるスキルがあると、採用の際に有利になります。保育士としての将来のビジョンをしっかりもっていることをアピールすることも重要です。ここでは、履歴書や面接で特に重要な志望動機の書き方・伝え方を例文とともに紹介します。

保育士の志望動機の書き方のコツ

保育で活かせる経験やスキルをアピールする

経験者であれば、担当児層、期間、得意としていること（強み）などを記載しましょう。病児、障がい児（軽度、重度など）担当なども、経験があれば記載します。未経験者であっても、子どもに関するボランティア活動やアルバイト、子育ての経験があると、アピールポイントになります。絵本が好きだったり、ピアノを弾くこと、絵を描くことが趣味だったりする場合は、現場ですぐに活かせる強みとして評価されるため、記載しましょう。

志望先を選んだ理由は明確に

採用側は、「さまざまな保育施設があるなかで、なぜ当施設を志望したのか？」という点に関心があります。採用側に納得感をもってもらえるように、その保育施設で働きたい理由を論理的に記載しましょう。志望する保育施設の特徴と、自身の経験や想いがつながるような志望理由を伝えるとよいです。

将来のビジョンを具体的に記載する

履歴書や面接で重要なのは、志望する保育施設での活躍を採用側に具体的にイメージしてもらえるようにアピールすることです。「子育ての経験を活かして、親御さんにも頼られる保育士なりたい」など、自分が保育士として将来どうなりたいか、そのためにその保育施設でどうしたいか、という将来のビジョンを具体的に記載しましょう。

保育士の志望動機の例文

経験者の場合

経験者は、即戦力として期待されます。担当児層から、経験・保育力をアピールできますので、記載しましょう。食事・排泄・午睡の援助などの保育経験は、どの園でも共通の業務なので、具体的に記載しなくても構いません。保育経験者ならではの視点や思い・考えをつなげて志望動機を表現しましょう。

未経験者の場合

未経験者の場合は、保育士としての前向きな姿勢と取り組みを記載しましょう。子どもたちと明るく前向きに関わることができそうな人だとイメージできると、好印象になります。保育士のスタンスとして、優しさや思いやりを大切にすることはもちろんですが、時間に合わせて業務ができるスキルもさりげなく伝えることも有効です。