スマートフォン用サイトを表示

アルバイトや転職に役立つ情報が満載!最新のお仕事ニュースなら【タウンワークマガジン】

2020年06月25日

医療事務の志望動機の書き方・伝え方の例文

医療事務 志望動機 タウンワーク townwork医療事務の志望動機の書き方・伝え方のコツを例文(サンプル)とともに紹介します。例文は経験者の場合と未経験で転職する場合の2つのパターンを用意しました。履歴書や面接で特に重要になるので参考にしてください。

医療事務に求められる仕事とスキル

医療事務は、病院・クリニックで、レセプト作成や受付・会計業務、カルテ管理や患者さま対応・電話応対などの事務作業全般を行う仕事です。事務管理をするためのパソコンに関する基礎知識から点数計算などの専門知識が必要となりますが、必須資格はないため未経験OKの求人も多くあります。大型病院や総合病院の場合は、仕事が分業され、専門部署に分かれることもあるため、より専門的なスキルが求められます。

 

医療事務の志望動機の書き方のコツ

実務経験や取得資格、前職での経験をアピールする

総合病院での経験がある場合には主な業務内容を記載します。個人病院での経験がある場合は主な業務とともに、担当経験のある診療科を記載しましょう。管理業務の経験があれば、どのような管理業務で、何を意識していたかを記載するとよいです。医療事務に関する資格があれば、資格取得の理由と、資格を活かした経験を記載すると有効です。未経験の場合には、前職で得た学びやスキルを医療事務の仕事にどう活かせるのかを具体的にアピールします。取得を考えている資格がある場合、取得したい理由とあわせて記載しましょう。

志望先の特徴とこれまでの経験やビジョンを紐づける

採用側は「なぜ当院を志望しているのか?」を知りたいと考えています。数ある医療機関の中で、なぜその病院(クリニック・施設)を志望するのかを明確に記載しましょう。「さまざまな症状に苦しむ多くの患者さまに関わる仕事がしたく、専門科の多い貴院の総合受付を志望した」など、医療機関の特徴と自身のこれまでの経験や将来のビジョンが結びついた志望理由を記載するとよいです。

将来のビジョンを明確に記載する

採用側が履歴書や面接で見極めたいのは「当院でどのように活躍をしてくれるか」ということです。「地域に根差した医療に貢献したい」「医療秘書の資格を取得し、患者さまだけでなく医師のサポートもできるようになりたい」などの将来のビジョンと、志望先の医療機関の特徴を紐づけて、その医療機関でどのように働きたいかを記載しましょう。

 

医療事務の志望動機の例文

経験者の場合 例文1

例文:
皮膚科のクリニックにて、8年間医療事務をつとめてまいりました。主な業務は、受付・カルテ管理・レセプト作成で、20XX年からは医療事務チームのリーダーとしてメンバーの業務管理も行ってきました。現在のクリニックでは、高度な治療や入院を必要とする患者さまの対応ができないため、医療事務の仕事にやりがいを感じつつも、もどかしさを感じるようになりました。そのため、高度な治療・精密検査にも対応しており、病床数も多い総合病院の貴院を志望いたしました。貴院で専門的にカルテ管理やレセプト作成業務に取り組むことで、これまでクリニックでは対応できなかった症状の患者さまにも対応できるようになりたいと考えています。将来的には、貴院で担当科の異動を経験し、複数の分野で活躍できる医療事務を目指したいです。

キャリアアップを目的とする場合は、即戦力として活躍できることはもちろん、志望先の何に魅力を感じたのか、志望先でどう貢献できるかをわかりやすく伝えましょう。また、志望先の特徴をふまえ、今度どのようにステップアップしたいのかを具体的に記載することで、将来のビジョンがより伝わりやすくなります。

経験者の場合 例文2

例文:
総合病院で3年間、派遣スタッフとして受付を担当してきました。現職に慣れてきて、患者さまによりよい対応ができるよう受付の仕組みを改善したい、業務に深く関わりたいと思うことが増えてきましたが、派遣スタッフという立場上、難しい状況でした。そうしたなか、スキルアップのために20XX年にメディカルクラーク資格を取得したことをきっかけに、資格を活かして業務の幅を広げ主体的に取り組みたいと考え、スタッフの自主性を大切にしている貴院の正社員を志望いたしました。個人病院である貴院にて、受付のほかレセプト作成やカルテ管理、クラーク業務など、医療事務の業務全般を担い、業務改善にも取り組んでいきたいと考えています。将来的には、アイデアや意見を言いやすい環境を整え、柔軟に業務改善に取り組めるチームリーダーとして貢献したいです。

非正規社員から正社員を目指す場合は、なぜ正社員になりたいのか、正社員になってどのように働きたいのかをアピールしましょう。また、マネジメントも含めたリーダーのポジションを目指すのであれば、どのような人間関係を築くことでどのような環境を作りたいのかもアピールするとよいでしょう。

経験者の場合 例文3

例文:
内科クリニックにて、14年間医療事務として勤務しております。受付・電話応対をはじめ、予約スケジュールの調整や保険証の確認、レセプト作成、会計など、幅広い業務に携わってまいりました。現職のクリニックにて患者さまとのコミュニケーションを通し、処方したお薬の使用方法や管理方法を正しく理解されていない患者さまが多いことに気付きました。この気付きをきっかけに、患者さまの正しいお薬の理解・服用をサポートしたいと考え、患者さまへの丁寧な説明をモットーとしている○○薬局の事務を希望いたしました。知識向上のために取得した医療事務実務士1級の資格を活かして、患者さまのお薬への不安をやわらげ、かかりつけ薬局として通ってもらえる薬局づくりに貢献していきたいです。

皮膚科から調剤薬局というように、分野や科の変更を希望する転職の場合は、なぜその分野・科を志望するのか、その分野・科でどのような知識を得てどう活躍したいのか、といったビジョンを伝えましょう。ビジョンとあわせて、自分の強みもアピールできると効果的です。上記のように「資格を活かして、患者さまに対し薬の不安をやわらげるサポートがしたい」といった具体性があるとよいでしょう。

未経験者の場合

例文:
医薬品メーカーでMRアシスタントを6年間つとめてきました。受発注業務や書類作成、プレゼン作成補助、来客対応などを行っています。MRのアシスタント業務にともない医薬品の情報や医療現場の声に触れる機会が多くなったことで医療の現場に興味をもつようになり、次第により近くで患者さまのケアに携わりたいと考えるようになりました。そのため、個人病院であり、患者さまへの丁寧なフォローをモットーとする貴院の医療事務を志望しました。営業アシスタントとして身に着けた事務作業のスキルや医薬品に関する知識を活かして、速やかに幅広い業務を習得するとともに、医療事務検定試験の合格を目指し、一人前の医療事務になりたいと考えております。患者さまとのコミュニケーションを大切にし、患者さま一人ひとりに寄り添う医療事務を目指しています。

未経験の場合は、医療事務の仕事において、前職の経験をどう活かせるかを具体的にアピールしましょう。「営業職としてお客さまと関係を築いた経験を活かして、患者さまを安心させるコミュニケーションをとりたい」、「医薬品メーカーで培った知識を活かし、MRとお医者さまとをつなぐ役割を担える」などの具体例を挙げることで、採用後の活躍が伝わりやすくなります。

 

監修
小宅 美那子
(心理カウンセラー、転職アドバイザー)
わかばカウンセリングルーム 代表。職場内や学校などの対人関係全般の相談やメンタルヘルスだけでなく、社内・校内・家庭内などの人間関係構築や環境に適応するための相談やメンタルケアを中心に、キャリアアップや転職を希望する方の相談や履歴書・職務経歴書の書き方のアドバイスなども含めた総合的なカウンセリングを行っている。
HP http://wakabacounseling.com/
早速バイトを探してみよう