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2020年08月28日

試用期間に退職したい時の伝え方・伝えるタイミング

試用期間 退職 タウンワーク townwork本採用前に導入する企業も多い「試用期間」。試用期間中でも退職することはできるのでしょうか。そもそも試用期間とは?円満に退職しやすい退職理由や伝え方を例文とともに紹介します。

試用期間中でも退職は可能

法律上は2週間前に告知が必要

結論から言うと、試用期間中であっても退職できます。民法627条によれば、雇用期間の定めがない場合、「いつでも退職の申し出をすることができ、雇用は退職を申し出た日から2週間を経過することによって終了となる」旨が定められています。つまり、原則として退職希望日の2週間前までに退職の意思表示をすれば、試用期間中であっても退職は可能なのです。

法律上は問題ないといっても、まずは会社の就業規則を確認して、いつまでに申し出る必要があるのか把握しましょう。例え就業規則に1カ月前までに申告とあっても、前述のように2週間前までに退職の意思表示をすれば退職はできますが、実際の退職日は、会社と相談しながら決めてくスタンスでいくと円満に退職しやすいでしょう。

有期雇用の場合「やむを得ない事由」であれば即日退職も可能

雇用期間の定めがある場合は、原則、契約終了日まで退職することはできません。ただし、民法628条に定められている通り「やむを得ない事由がある」場合は、直ちに契約の解除が可能です。やむ得ない事由とは、法令では具体的に記載がありませんが、体調不良やケガにより就労不能な状態になる、会社で違法行為を強要されるなどが考えられます。トラブルを避けるためにも、会社がやむを得ないと判断し、合意してくれるように話し合いましょう。

また、「やむを得ない事由」がなくても退職できる旨を、労使間で合意しておくことができますので、例えば、有期契約労働者の就業規則に「退職の申し出をしてから14日を経過した場合」などが退職事由として規定されているような場合は、「やむを得ない事由」がなくても,有期契約労働者は退職日の14日前に退職を申し出ることにより、契約期間満了前に退職することができることになります。

 

試用期間とは

長期雇用を前提にした本採用の前に、その人の勤務態度や適性を見極めるために設けられているのが「試用期間」です。一般的に1~6カ月ほどの期間で、最長でも1年程度と言われています。
似た言葉で「研修期間」がありますが別物です。「試用期間」は、通常と変わらない業務を行う期間、「研修期間」は通常業務を行うためのトレーニング期間と、覚えておくと良いでしょう。
また、試用期間の導入の有無は企業によって異なるので、募集内容や面接時に、採用後であれば就業規則や上司、人事などに確認しておくといいでしょう。

 

試用期間中の退職理由と例文

試用期間中の退職理由としてあげられやすい5つをピックアップし、例文とともに紹介します。

仕事の内容が求めていたものと違っていた例
仕事内容について、入社前に考えていたものと実際の業務内容が自分の中でうまく一致せず、このまま続けても仕事の精度が低くなる一方だと判断いたしました。まだ試用期間中の立場でこのようなお話をすることになり、大変申し訳ありませんが、会社にご迷惑をかける前に、退職させていただきたいと考えております。

入社前に仕事内容の説明を受けていても、実際に働いてみると違和感があることはあります。このまま続けてもモチベーションが上がらず、続けることが困難と感じた場合は、正直に話してみるのがよいでしょう。ただし、ストレートに業務内容の不満をぶつけるのではなく、違和感がある旨と続けることが難しい理由を、論理的に話すことが大切です。

社風、人間関係が合わなかった例
今の職場の社風や雰囲気は、自分が想像していたものと異なり、自分には適していないと感じております。人間関係にも悩んでおり、自分なりに馴染もうと頑張ってみましたが、ストレスを抱えながら働くのは限界との結論に達しました。試用期間の立場でこのようなお話をするのは大変心苦しいのですが、退職させていただきたいと思います。

社風や会社の雰囲気は実際に働いてみないと分からないもの。ある程度時間をかければ周囲になじむ可能性も考えられますが、ストレスで業務が滞ったり、体調を崩し兼ねないと感じたら、早めに正直に伝えるのが良いでしょう。ただし、あくまでも「自分には合わない」ということなので、あえてネガティブな言い方は控えた方が無難です。

体調を崩し続けることが困難になった例
以前から体調不良が続いており、このままだと業務に支障が出てしまいかねないと思っています。病院を受診したところ、医師からしばらく休養するようにとの診断を受け、退職して体調を整えたいと思っております。試用期間中にこのようなことになり、申し訳ありません。業務を全うできず悔しい限りですが、退職させていただきたいと思います。

体調不良や病気の場合は、そのことを正直に伝えるのがベストです。医師による具体的な診断結果があれば、それも併せて伝えるとより認められやすくなります。まれに「休職してはどうか」と打診される場合がありますが、退職の意思が固い場合は「会社に迷惑がかかるのは心苦しいので」と言って、ハッキリと断りましょう。

実家の家業を手伝うことになった例
急な申し出で大変申し訳ありませんが、家庭の事情で急きょ、家業を手伝わなくてはいけなくなりました。家族で何度も話し合いましたが、結論を変えることができず、この度退職を決意いたしました。まだ試用期間中という立場で誠に勝手ではございますが、どうかご理解いただきたく思います。

家業に限らず、結婚や出産、介護など、こういった家庭の事情が理由の場合は、試用期間中であっても、比較的スムーズに話を進めやすい傾向にあります。受け入れられやすいからといって、嘘の申告をするのは、発覚したときのリスクが高いためおすすめできません。

 

退職の意思をメールや電話で伝えてOK?

上司に口頭で伝えるのがマナー

退職の意思が固まったら、できるだけ速やかに直属の上司に伝えましょう。正式な配属が決まっておらず、担当が人事課になる場合は、人事の担当者に報告しましょう。退職の意思を伝える際は、業務の合間などに突然申し出るのではなく、事前にアポイントを取って時間を作ってもらいます。退職の日までは勤務が続くので、円満に退社するためにも電話やメールで済ますのは控えて対面で伝えてください。退職の意思を伝える際のアポイントを取るときは、電話やメールでOKです。
また、就業規則等で、書面(退職届又は退職願)の提出を義務づけている会社も多いですから、それに従ってください。

 

試用期間中の退職でも給料はもらえる?

試用期間中であっても雇用契約が成立しているため、退職前に働いた分の給与は支払われます。ただし、試用期間中は本採用後よりも金額が低く設定されている場合があるので、試用期間の条件について確認しておくことが大切です。

監修:トミヅカ社会保険労務士事務所

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