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2017年05月18日

Room1: 東啓介×納谷健 インタビュー2/6 【僕らの休憩室】

東啓介 納谷健 インタビュー タウンワークマガジン

今話題の俳優二人に、バイト先の休憩室のように楽しくアルバイト経験を語ってもらう「僕らの休憩室」。全6回に渡ってお届けしている東啓介さんと納谷健さんの対談2回目となる今回は、東さんのお友達である納谷さんへのインタビューです。お芝居の話から休日の過ごし方までお話しいただきました!

 

この世界を目指したきっかけは、父親の後押し

東啓介 納谷健 インタビュー タウンワークマガジン―舞台『刀剣乱舞』をはじめとして、数々の舞台に出演されている納谷さんですが、何故この世界を目指したのですか?

小さい頃から憧れはあったんです。それこそ、男の子ならみんな見てた戦隊ヒーローものが好きで、「俺も俳優になって変身したい!」って思ってました(笑)。だから、子どもの時から、発表会とか人前に立つのはぜんぜん苦じゃなかったです。

具体的にこの世界を目指し始めたのは、小学生の終わり頃ですね。父が、どこからかオーディションの申込書を手に入れてきて「これ送ってみぃひんか?」って。それから色々なオーディションを受け始めました。ひょっとして父が背中を押してくれなければ、今の自分はないかもしれないですね。まぁ、面白がっていただけじゃないかって説もありますけど(笑)。

―お父様はどんな方ですか?

父は消防士です。規律正しい仕事なので、礼儀やマナーにはかなり厳しかったですね。でも、この仕事は出演者や裏方の皆さん含めて、みんなで一つの作品を作り上げる仕事なので、その教えがめっちゃ役立ってます。父には感謝ですね。

父だけでなく、一緒にお仕事させてもらってる先輩方も第一線で活躍される方ばかりなので、すごく影響を受けていますね。演技はもちろん、芝居への向き合い方とか、色々勉強させていただけているので感謝してます。あまり周りに相談するタイプではないので、こっそり影から技を盗むようにしていますが…なんか、こう言うと嫌な奴みたいですね(笑)。

―普段から色々なことを学ぼうと意識されてるんですね。

好奇心は強い方ですね。休みの日は本を読むことが多いんですけど、ビジネス書や自己啓発本を読んでます。小説だと、普段の仕事の延長線なので、あまり新しい学びがないというか。もっと、全然違うことを知りたいんですよね。最近読んだのはMCのハウツー本。これは、芝居じゃなくて、飲み会で役立ってます(笑)。

 

「似てる」と言われても、あまり嬉しくない

東啓介 納谷健 インタビュー タウンワークマガジン―最近のお仕事では、ミュージカル 『薄桜鬼』原田左之助 篇で斎藤一役を演じていますが、最初はどんな心境でしたか。

このお話をいただいた時、まず感じたのが周りの期待です。というのも、斎藤一を演じるのは俺で三代目なんです。だから「そろそろ新しい斎藤一が見たいよね」という期待をうすうす感じていました。もちろん、その期待に応えたいという思いはあったんですけど、逆に考えすぎちゃって「ほんまにこれで新しいんかな?」みたいなモヤモヤとずっと戦ってました。

しかも、原作の斎藤一のイメージも壊してはいけない難しさもある。もっと言うと、原作だけでなく歴史上の斎藤一も意識しなくちゃいけないんです。その上で、自分らしさを乗せた新しい斎藤一を作り上げる…。それが本当に難しくて、めちゃくちゃ悩みました。

―お芝居をするときに、大事にしていることはありますか?

自分ならではの芝居をすること、ですかね。例えば、アニメ化されている舞台なら、声優さんの演技を真似るんじゃだめで。自分自身で、その人はどういう人物なのか理解する。そして、自分を通して役を演じることが大事だと思ってます。だから「似てる!」って言われてもぜんぜん嬉しくないんですよ実は。

逆に嬉しいのは、「感情が伝わってきた!」っていう感想ですね。これは、めちゃくちゃ嬉しいです!自分の演技力や表現力で、目に見えないものや力を感じてもらえた時は最高ですね。

お手紙をもらえるのもすごい嬉しくて、ファンの方に何が欲しいか聞かれると、「お手紙ください!」ってよく言ってます(笑)。「落ち込んだときに、いつもDVD見てます!」とか「私も夢に向かうことを決めました!」とか。そういうお手紙をいただくと、「もっと頑張ろー!」ってなります(笑)。

―最後に、今後の夢を教えてください!

この世界でお仕事をさせていただくのが夢だったので、実はもう叶ってるんですよね(笑)。舞台でお仕事ができているだけで十分幸せです、ほんまに。でも、強いて言えば、この世界を代表するような方と共演できるような役者になりたいですね。そのために、これからも目の前のことに一つずつ丁寧に向き合っていきたいと思ってます!

 
既存のキャラクターに似せるのではなく、自分ならではの役作りにこだわりたいと話してくれた納谷さん。今後も、悩みぬかれた演技からどんなキャラクター像が描かれてい くのか楽しみですね!さて次回からは、いよいよ東さんと納谷さんの対談です。どうぞ お楽しみに!

東啓介 納谷健 インタビュー タウンワークマガジン

■Profile
納谷 健 Takeru Naya

1995年8月7日、大阪府生まれ。
2016年に「第4回劇団Patchオーディション」で準グランプリを獲得し劇団に加入。2017年 舞台『刀剣乱舞』虚伝 燃ゆる本能寺に小夜左文字役で出演。その他、舞台作品を中心に活動中。主な出演作品は、『ホイッスル!BREAK THROUGH-壁をつき破れ-』『大正浪漫探偵潭~君影草の設計書~』『磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~天晴版』、ミュージカル『薄桜鬼 原田左之助 篇』斎藤一役など。

劇団Patch公式HP:http://www.west-patch.com/
公式ブログ:http://ameblo.jp/patch-west/

文:恩田貴行、寺本涼馬 撮影:田形千紘

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