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2017年09月06日

Room4: 高崎翔太 インタビュー1/3 【僕らの休憩室】

高崎翔太 テニスの王子様 俳優 おそ松さん 舞台 映画 ドラマ あんさんぶるスターズ 薄桜鬼 サムライせんせい タウンワークマガジン バイト アルバイト今話題の俳優さんにバイト先の休憩室のように楽しくアルバイト経験を語ってもらう「僕らの休憩室」。今回のゲストは『おそ松さん on STAGE』のおそ松役や『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』瀬名泉役などで人気の高崎翔太さん。全3回に渡ってお届けします!

 

一生懸命やるだけじゃダメな年齢になってきてる

高崎翔太 テニスの王子様 俳優 おそ松さん 舞台 映画 ドラマ あんさんぶるスターズ 薄桜鬼 サムライせんせい タウンワークマガジン バイト アルバイト―舞台『夢王国と眠れる100人の王子様』を終えられたばかりの高崎さんですが、『夢100』の舞台裏はどのような感じでしたか?
ゲーム原作のキラキラしたお話で、本当にキラキラした現場でした(笑)

13人の王子が登場し、お姫さまの誕生日パーティーをするという話なのですが、僕と小澤廉と安達勇人くんが同じ国の王子様役で、3人の仲がすごく良かったですね。

僕らだけでなく、他のチームも全体的にまとまっていて、同年代のメンバーが集まったのでチームワークは抜群でした。

男ばかりの現場だったので、学生ノリで、バカもしました。舞台後は俳優だけでお疲れ会もしたんです。「半年ぶりの休みだから、どうしても遊びたい!」って、廉が言ったのをきっかけに、みんなで集まってバーベキュー。忙しいメンバーも多くて、夜しか集まれなかったんですけどね。

役者としてきちんとやることをやって、遊ぶ時はちゃんと遊ぶ。楽しい現場でしたよ(笑)

でも最初は、はじめて共演する年下の役者も多いし、みんなキラキラしていたので、「若いなー。絶対に仲良くなれないなー」って一歩引いた目で見ていたんです。

―高崎さんもキラキラしているのでは?

20台後半になって、2.5次元の作品に役者として使っていただけてすごくありがたいんです…、でも、ちょっとつらくなってくる部分もありますね。単純に年齢を重ねて恥ずかしいのもあります(笑)

ミュージカル『テニスの王子様』でデビューしたんですけど、それ以降はわりと泥臭い演技ばかりでキラキラした役はやってこなかったんですよ。

実は次の作品でもキラキラしたアイドルの役をやらせていただくんです。
9月に『あんさんぶるスターズ! エクストラ・ステージ』という舞台に立つのですが、これもかなりキラキラしていて…(笑)

若い時は、お芝居や歌やダンスが苦手でも、一生懸命汗をかいているだけでキラキラするんですよ。未完成だからこそのキラキラ感。「ダンスが苦手なところがカワイイ」みたいな(笑)

でも、僕はもうできないじゃ許されない年齢なんですよ。だから、しっかりやらないといけないですね。

年齢的にも狙ってキラキラするしかないですし、恥ずかしい部分はありますけど…、でも、若い役者に負けないように頑張ります。

 

後輩キャラから、先輩キャラへ

高崎翔太 テニスの王子様 俳優 おそ松さん 舞台 映画 ドラマ あんさんぶるスターズ 薄桜鬼 サムライせんせい タウンワークマガジン バイト アルバイト
―お兄さん目線で、若い俳優さんを見ているんですね。

いつの間にか、お兄さんになっちゃいましたね。今では、すっかり先輩キャラですよ。

お芝居を始めたばかりの若い役者たちの芝居が、少しずつ上手くなっていく様子を見ると「わあっ!」ってうれしくなります(笑)それってお兄さんですよね?

ただ最近は、後輩とご飯食べに行くのがこわくて…。
後輩を一人誘ったつもりが、「○○も呼んでいいですか?」、「××も呼んでいいですか?」って、どんどん増えてくんです。やっぱり、先輩だからおごらないといけないので…、もう最悪です(笑)

あまりにも人数が多くなると大変なので、そういう時は、自分より多めにお金を出してくれそうな目上の人を誘っています(笑)

僕、姉ちゃんが2人いるので、性格的にはずーっと後輩キャラだったんですよ。
以前までは、周りにも先輩が多かったんですけどね…、ほんとうは、ずっと後輩でいたいんです。でも、いつまでもそうは言っていられないですからね。なるべく後輩の面倒を見ようと思っています。

 

お客さんの笑顔を見て、いいなと思えた

高崎翔太 テニスの王子様 俳優 おそ松さん 舞台 映画 ドラマ あんさんぶるスターズ 薄桜鬼 サムライせんせい タウンワークマガジン バイト アルバイト―芸能界入りのキッカケを教えてください。

アパレルショップでバイトをしていた時に、自社ブランドの服を着て雑誌のストリートスナップに出たんです。それを見た当時の事務所の人にスカウトされ、この世界に入りました。

ただ、もともとアパレルショップで働きたくて東京に出てきたので、当初は役者をやる気が全然なかったんです。

事務所の方が有名なミュージカル作品のオーディションに応募してくださったんですが、そのお店で働いていた頃だったので、バイトの昼休みにオーディションを受けて…。

バイトの休憩時間って短いじゃないですか? だから、オーディションの途中だったけど「ちょっと、すみません…」って、言いながら帰ったんですよ。

そんなことをしたら「なんだアイツ! 二度と来るな!」ってなりますよね? もちろんオーディションにも落ちますし…、審査員にも、ヤバいやつだって思われたと思います。

実は、この後同じオーディションをもう1回受けたんです。
その時は、俳優をするためアパレルショップを辞めていたんですけど、まだ芸能の仕事は全然なくて、バーで働いてたんですよ。
でも、これが本当に合わなくて…、バーなんで夕方5時から翌朝5時まで働くんですけど、それもキツかったですね。かといって、他でうまくいかなかったから、アパレルショップに戻りたいっていうのも失礼ですよね? だから2回目はどうしても受かりたかったんです。それで一生懸命、自己PRして、演技して、ダンスして、歌いました。

結果、あの時途中で帰ったヤバいやつが頑張っているらしいと、審査員の方に評価してもらえたみたいで…。2回目のオーディションに受かることができたんですよ!ほんと、マイナスからのプラスです。なにが幸いするかわからないです。

オーディションの途中で帰る人なんて、なかなかいないですからね(笑)

―全く演技経験がない中の合格はすごいですね。

でも、未だに受かった理由はわからないんです。
当時も沢山の方がオーディションを受けてるんです。後で聞いたら、そうそうたるメンバーも受けていたみたいで…。

僕、バク宙ができるんですよ。僕の役は、くるくる回るシーンが多かったので、それも幸いしたんだと思いますけど、単純に運が良かったんだと思います。

―はじめての稽古はつらくなかったですか?

当時は、演技が難しいってことすらもわかってなかったんですよ。
僕が受かる前には大きな舞台で14歳の子が主演をやっていたんです。14歳でできるなら僕もできるって甘い考えを持っていましたね(笑)

でも、演技ってそんな簡単じゃないですからね「お前はぬるいんだよ!」って、ずっと怒られてました…。

ただ、高校時代にバスケ部で鍛えられていたこともあり、怒られても「はい! 頑張ります!」って言いながら、逃げずに稽古に向きあいましたね。

演技のことは何もわかってなかったけど、部活なみに一生懸命稽古して、本番を迎えて、お客さんの笑顔を見た時はなんかいいなって思えました。

それにその舞台を終えた後は、いろいろとお芝居する機会も増え、その中で、お芝居の難しさやおもしろさがどんどんわかっていきました。

―部活での経験は、役者としても重要なものだったんですね。

部活を引退した後は、何でもできる! って思いましたね。
これ以上キツいことはないってぐらい、肉体面でも、精神面でも鍛えられました。

部活って無償ですからね(笑)
無償であんなに走るのかってぐらい、走りましたね。100m走のスピードで1,500mを走らされました。当時は、陸上部より足が早かったですから。

だから稽古も体力面では楽勝です。キツいって人もいますが、僕からしたら「こんなん大丈夫でしょ」って。もちろん体力面以外でつらい時はあるんですけど、どんなにつらくても努力すればできるって思います。

ただ30歳を過ぎたら疲れがとれないって、周りが言うんで不安ですね…、今のところは大丈夫ですけど(笑)

高崎翔太 テニスの王子様 俳優 おそ松さん 舞台 映画 ドラマ あんさんぶるスターズ 薄桜鬼 サムライせんせい タウンワークマガジン バイト アルバイト

■Profile
高崎翔太
(たかさき・しょうた)

1988年9月21日、新潟県生まれ。
2008年『ミュージカル テニスの王子様』でデビュー。約2年に渡り、青学5代目・菊丸英二役として活動。以降、舞台・映画・ドラマなどを中心に活動中。
主な出演作品は『おそ松さん on STAGE ~SIX MEN’S SHOW TIME~』、『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』、ミュージカル『薄桜鬼』シリーズなど。
今後の出演作品は、『あんさんぶるスターズ!エクストラ・ステージ~Judge of Knights~』、映画『サムライせんせい』など。

【公式チャンネル】 http://ch.nicovideo.jp/tokientertainment
【公式twiiter】 @takasaki_shota

撮影:田形千紘 ヘアメイク:佐茂朱美 取材:舟崎泉美

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