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2018年07月04日

太嘉志(DADAROMA)インタビュー『今でも機材を見てワクワクするのは、初めて自分の給料でエフェクターを買った時の気持ちがあるから』【俺達の仕事論vol.35】

たかし 太嘉志 takashi dadaroma V系 ビジュアル系 アーティスト バンド ヴィジュアル系 タウンワークマガジン

日夜、洗練されたメロディやリズムでファンを魅惑し続けるヴィジュアル系バンドのアーティストたち。いまは表舞台で活躍する彼らだが、そこに至るまでには様々な苦労体験や成長エピソードがある。この連載では、そんな彼らが日頃語らない過去の出来事やバイト体験について掘り下げます。

メタルテイストの激しく重い楽曲と、キャッチーなサビが印象的なDADAROMA(ダダロマ)。今回は、ギターの太嘉志(たかし)さんに初めてのバイト代で買った機材のこと、上京前に働いたTシャツ工場での仕事、そして音楽に囲まれて過ごしたというリハスタでのバイトなど、貴重なエピソードを伺いました。

初めて調理をしたことで、料理を作る大変さと親への感謝が生まれた

——初めてバイトをしたのはいつ頃ですか?

高校でバンドを始めたんですけど、機材も含めてお金がかかるのでバイト代が欲しくて家の近くのファミレスでバイトをしました。人前が苦手だったのでキッチンで働いたんですけど、(人気メニューの)目玉焼きとハンバーグをひたすら作っていた記憶しかないです(笑)。

——そんななかでも大変だったことはありますか?

まず、“料理を作る”のは大変なんだなって思いました。初めて調理を経験して、手間はかかるし、油はハネるし、熱いし、“親ってすごいな”って。

——いきなり素晴らしい発見をしましたね(笑)。楽しかったことも教えてください。

ファミレスのあと、少し時給の高いファーストフード店にバイトを変えたんですけど、そこでは揚げ物全般を担当していて(笑)。揚げ物って数個まとめて作る決まりがあったんです。だから閉店が近づくと、残りの個数と、お客さんが来るであろう人数を想定するんですけど、たまに閉店の時にぴったりと商品がゼロになることがあって、その時はもう「おぉおおお!」「店長見てください、ぴったりですよ!!」って(笑)。

——あははは、すごく無邪気なんですけど(笑)。

足りなくなると揚げるのに、10分〜15分くらいかかってお客さんをお待たせてしまうし、多すぎるとお店に迷惑がかかる。だからぴったりだと本当に嬉しくて。そうやって先を読んで計算したり調整していくのが好きだっていうのは、自分でもバイトを始めてから知りました(笑)。

——そこではしばらく働いたんでしょうか?

高校を卒業するまでですね。高校を卒業してからは、上京をするための資金を貯め始めるんですけど、すでに髪の毛も派手な色にしていたから、なかなか入れるバイトがなくて。知り合いの紹介で、個人経営でTシャツのプリントをしている会社に雇ってもらいました。でも、ここでの働きはすごいっすよ! プリントを手印するんですけど、社長がプリントしていくのを“見てるだけ”っていう仕事(笑)。

“リピーター”を大切にするという気持ちは、バンドにも通じる

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——それはどういう……(笑)。

インクの汚れがついたり、印刷に不備のあるものをチェックするんです。乾いたら、作業台からはずして梱包して、新しいTシャツをセットして、その後は、また黙々と印刷をする社長の後を付いて歩くっていう。失敗を見つけたら「しゃっちょー!」って言うと、社長が「ごめん、ごめん」ってやり直すという(笑)。何人かの目で確認したほうがいいっていうのもありつつ、僕の夢を応援してくれる社長の優しさもあったのかなと思いますね。

——ちなみに、梱包で気をつけていたことはありますか?

地元が長野県なんですけど、工場が山のほうにあったから虫が多くて、たまに入っちゃうんです。それだけは気をつけるように言われていました。社長は「リピーターがこなくなっちゃうから」って口癖みたいに言っていたんですけど、相手を喜ばせたかったり“また買いたいって思ってほしい”っていう意識は、今の自分たちが、ファンに対して“またライヴに来たいって思わせたい”っていう気持ちと似ているなって、今さらながらに思います。

——その工場でのバイトは、どれくらい続けたんですか?

1年半くらいです。店長にはバンドをやっていることも言っていたから、上京する時は、「東京に行って売れたらウチでTシャツを作ってくれ」って言われて送り出されたんですけど実現はしていないですね。まだ理想とするところには追いつけていないので(笑)。

上京を機に“自分もなにか変わらなきゃ”と思って挑戦したホールスタッフ

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——いつか実現するといいですね。上京後もバイトはしたのでしょうか?

家の近所の焼肉店のホールで働きました。地元ではずっと接客業は避けていたんですけど、上京して環境が変わったのもあるし“自分もなにか変わらなきゃ”と思って(笑)。

——めちゃくちゃピュアな青年じゃないですか!!

あっ、でも結局1ヵ月くらいで辞めちゃってるので(苦笑)。そこでは、バイトに行くとまずホールスタッフと店長が集まって声出しをするんですよ。「おはようございます!」とか教訓を復唱するんですけど「全然声が出てない」って怒られて“えっ、めっちゃがんばってるのになぁ”って。僕としては、声が枯れるくらいやっていたんですけど、周りの人の声の大きさに埋もれちゃって、何度やってもダメで。 “あぁ、もう俺ダメかもしれない、東京怖い”ってなりました。でも、得手不得手ってやってみないと分からないし、経験できたことは良かったと思っています。

一言の挨拶“おはようございます”だけで、人の印象は変わる

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——そこで心が折れてしまった太嘉志青年はどうしたんでしょうか?

だいぶバキバキに折れましたね。でも、まだ“俺にもなにかあるはず”と思って(笑)。音楽を目指すなら、そこに近いところで働こうと思い直してリハーサルスタジオでのバイトを始めたんです。受付とか管理がメインなんですけど、機材のメンテナンスもしたので、それは勉強になりました。自分のパート(ギター)以外の楽器のケアもするから、いろいろと教えてもらったし、覚えることはめっちゃあったんですけど、好きなことの延長線上の仕事だったので苦もなく続きました。

——メンタル的にも学ぶことはありましたか?

挨拶の大切さですね(笑)。焼肉店での大きな声とかはまた違って、普通に入ってきて「おはようございまーす」っていう一言。いろんな人がいるから、中には無言で入って行く人もいて、それだけで人の印象って全然違うんですよ。挨拶をしてくれている人だと仲良くなりやすいし、困っていたら、なんとかしてあげたくなるなって(笑)。僕は人見知りもするんですけど、なるべく挨拶はちゃんとするように心がけるようになりました。

リハスタのバイト終わりに、みんなでお酒を飲みながら楽器を弾くのが楽しかった

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——ちなみに、その頃は、もうバンド活動も軌道に乗っていたのでしょうか?

実はまだバンドは組めていなかったんです……。だから、バンドで練習に入るような人たちがくると、すごく悔しかったし焦りました。でも、それは反骨精神になったし、好きな音楽が身近にあるっていう環境は良かったなと思います。あと、バイト仲間8人でよく遊んでいましたね。お金がなかったのもあるけど、仕事が0時に終わると居酒屋には行かず、スタジオのホールに集まって、みんなでお酒を飲みながら楽器を弾くのが楽しかった。今でも、その仲間たちとは2年に1度くらい旅行に行くし、学生とはまた違う、同じ時間を過ごしたバイト仲間ならではのつながりだと思いますね。

人生最大のハプニング——オーダーミスを機転で乗り切る!?

たかし 太嘉志 takashi dadaroma V系 ビジュアル系 アーティスト バンド ヴィジュアル系 タウンワークマガジン
——まさに青春ですね。では、せっかくなので全てのバイトを通して、ちょっとした失敗談があれば教えて下さい。

焼肉店で働いていたときなんですけど、「生ビール3つ」って言われて、タッチパネルに打ち込んだんですけど、キッチンに戻ったら、他のスタッフが今まで見たことがないような慌ただしさになっていたんです。“なんだろう?”と思っていたら「⚪⚪テーブルに生30だ!」って聞こえてきて“ん? ⚪⚪テーブル? なんか記憶があるなぁ”と思って履歴をみたら、注文が30杯になっていて。完全に打ち間違えをしていたんです。でも、もう10杯は用意されていて樽を変えている最中っていう状態で、19歳の僕は、もう人生が終わったなと思いました(苦笑)。その時は、怖くて失敗したことも言い出せなくて……。

——とはいえ、その場はどうしたんですか?

飲み放題の団体のお客さんのところに行って「追加はいりませんか?」って、売り子をして。きっと顔は引きつっていたと思いますけど(苦笑)。

——とっさによくそんなことが思いつきましたね。

自分の失敗でお店に損害を出しちゃいけないと思ったので。その時は、なんとか30杯分の生ビールを捨てずに済んだので助かりました。

——もともと機転はきくほうですか?

いや、普段はもうちょっとゆっくりしているので、ステージ以外で頭がそれだけ回転するのは、きっと、あの日が最初で最後です(苦笑)。

——ファーストフード店の揚げ物の数といい、お店や人に迷惑をかけたくないという思いが強いんですね(笑)。では最後にもう1つ。初めての給料の使い道は覚えていますか?

欲しいエフェクターがあったんですけど、もうすぐ給料日っていう頃に、楽器屋に行って「何日に給料が入るので、次の日に絶対行くから置いておいてください!」ってキープしてもらって、学校帰りに自転車で行ったのを覚えています。自転車のカゴに、エフェクターを入れて帰ったんですけど、嬉しくて嬉しくて、無駄に学校にも持って行っていました。

——友だちに見せたくてですか?

いや、とにかく自分が見ていたくて(笑)。休み時間のたびに見たり、スイッチを押してみたりしていました。まだ実家にあるので帰った時は、使ったりしますね。今でも機材を見るだけでワクワクするんですけど、その“嬉しい”っていう気持ちの原点は、ここにあるのかもしれないです(笑)。

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🕒キャンペーン開催期間
2018年7月4日(水)〜2018年7月10日(火)23:59 まで
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■Profile
太嘉志(DADAROMA)

2014年に結成したDADAROMA(ダダロマ)のギタリスト。メタルテイストの激しく重い楽曲と、キャッチーなサビが印象的なヴィジュアル系バンド。華やかなステージングもさることながらバンド内でも数多くの楽曲を手がける。
DADAROMAとしては7月から、バンドの持つすべての楽曲を2日にわけて届ける『ALL SONGS FOR YOU』ツアーを開催!

◆DADAROMA OFFICIAL SITE:http://www.dadaroma.com/
◆太嘉志 Official Twitter:@DDRM_takashi

■リリース情報
New Single『僕はアンドロイド』 7.18 Release!!

■ツアー情報
SUMMER 2DAYS ONE MAN LIVE
『ALL SONGS FOR YOU』全国6ヵ所2days公演

7月29日よりスタート!

*すべての詳細は、http://www.dadaroma.com/

企画・編集:ぽっくんワールド企画 取材・文:原千夏 撮影:河井彩美

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メタルテイストの激しく重い楽曲と、キャッチーなサビが印象的なDADAROMA(ダダロマ)。ヴォーカルのよしあつに学生時代のバイト経験などを聞きました。感性を根こそぎ揺さぶられたという上京後の夜のバイトなど、現在の歌詞のルーツにも触れるインタビューをお届けします。

 

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