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2016年12月06日

大場はるか(drop)インタビュー「私に勇気づけられる人がいる限り頑張る」【 アイドルシゴト Vol.13】

大場はるか(drop)毎週火曜日に公開している「アイドルシゴト」。この企画は、アイドルたちが普段考えているシゴトのやりがいやシゴト観についてインタビューする連載です。
今回は小さい頃から芸能活動をされてきたdropの大場はるかさんにお話をうかがいます。

 

自分のコンディションがファンの元気に影響している

――小さい頃から芸能活動をされていましたよね。それは自分の意思?

自分では覚えてないんですけど、お母さん曰く、やりたいって私が言ったみたいです。勝手にママに東京に連れて行かれて、面接を受けて、「なんかママがおじさんと喋ってるぞ」って、そういう変な思い出しかないです。でも、芸能活動をやっていくうちに楽しさが芽生えましたし、負けず嫌いなんで「絶対売れてやる」みたいな想いもありました。

――dropで活動をしていて面白かったことは?

私たちライブがすごく多いんですよ。普段ライブをするときに、自分がちょっと落ち込んだりしているときは、自分のヲタク(アイドルファンの総称)もちょっと落ち込むというか、私の空気を察してくれるんです。そういうのを見て、アイドルとヲタクって何かでつながっているんだなって思ってます。だから私がハイテンションの日はヲタクも楽しそうだからすごくうれしいし、常に元気づけたいと思っています。

――あまり元気のないときはどうしてる?

絶っ対に顔に出さないようにします。出したくないです。それで心配されたらステージ立つなよってなっちゃうから。私は本当にステージ大好き人間なんで、ステージには絶対に立ちたいから心配させないようにして、そのかわり楽屋では死んでます(笑)。

――大場さんはよくヲタクに支えられてますよね

「大場の生活支えるヲタク」がいます。私は一人暮らしなんで、体調がおかしくなったらどうしようって心配してくれるヲタクがいてくれて、いろいろお菓子とかレトルトカレーとかもよく貰うんです。

以前、サランラップが切れちゃったってツイートしたら、次の日ライブ中に突然アルミホイルを渡されて……。「あ~サランラップ来た! ……って、アルミホイルじゃん!! これじゃあ保存できないよ!」って思わずツッコミしちゃいました(笑)。

 

家でダラダラしてしまうことから抜け出るために始めたバイト

大場はるか(drop)――バイト経験は?

ピザ屋さんで3ヶ月だけやってました。タウンワークでバイト探ししてましたね(笑)。
そのときのピザ屋さんが初バイトだったんですけど、もともと自分の好きなお店だったから、こうやって作ってるんだとか、メニュー開発で試作とか食べさせてくれたりして楽しかったです。
そこはオシャレなカフェみたいな感じだったので、カップルのお客さんとか、ちょっといい感じ風な夫婦の方が話かけてきてくれたりして、それも楽しかったですね。

――なぜバイトをしようと?

幼い頃から芸能活動をしていたんですけど、その頃、真剣にちゃんと女優さんのお仕事をやりたいと思ったので、全日制の高校を辞めて通信の学校に通うようになったんです。でも、ずっと家にもいて手伝いとかもあんまりしなかったので、このままじゃダメになる、両親にも迷惑かけてるなって思ったから働こうって思いました。

――実際働いてみて大変だったことは?

やっぱり人間関係が上手くいかなかったですね。芸能活動もやってたから「この時間シフト代わってください」ってお願いすることがすごく多かったんですよ。店長はノリがいい人で、女優の仕事を応援してくれていたんですけど、やっぱり代わってもらうのは周りにいろいろと気を使いました。

 

ステージに立っているときは無敵になれる

大場はるか(drop)――アイドル活動の中で一番楽しいのは?

全部楽しいです。何やってても楽しいんですけど、やっぱりそこにメンバーとヲタクがいるっていうのは絶対条件かもしれない。なんか一人になると不安になっちゃうんですよ。一人でのお仕事もあるんですけど、メンバーがいないと寂しくなっちゃう。

――メンバー愛が強いんですね。大場さんはステージに立つとキャラが変わる気がします。

そうみたいですね。マイクを持って衣装を着てライト浴びると変わります。ステージに立ってるときは無敵だなって思いますね。家ではずっとパソコンで動画を見ている自宅警備員なんですけど(笑)。

――アイドル活動の中で辛いことは?

チェキ会とかもやってて、ヲタクとの距離も近いからいろんな話を聞くんですけど、たまに、「君のこと嫌いだよ」みたいな、デリカシーないことを言ってくるヲタクがいるんですよ。あとは、口調が怖い人もいるから、明るく会話できたほうがお互い楽しくコミュニケーションできると思うし、みんなアイドルと接するときは気をつけてほしいなって思います(笑)。
でも、やっぱりアイドルをやってると“私対ヲタク何十人”って関係になるじゃないですか。だからできる限り平等にしてるつもりなんですけど、中には「もっと愛をちょうだいよ」って人もいるから難しいですね。

 

メンバーとケンカがしたい(笑)

大場はるか(drop)――これから経験してみたいことは?

私たちdropは仲がよすぎてどうしようもないんです(笑)。でも、それって同時にライバル意識とかもないんですよ。心の中で思ってるメンバーもいるかもしれないですけど、高めあうためにはいろいろぶつかりあうことも必要なので……。だからメンバーとケンカがしたいですね(笑)。ケンカしてたとえギクシャクしたとしても、dropなら最終的にきっと仲良くなるから。最初の頃より絆はしっかりと深まっているし、その人が言いたいこともよくわかるようになりました。

個人としては女優さんの仕事がやりたいですね。dropに入って女優さんをする機会がめっきり少なくなってしまったので。この間23歳になったんですけど、そろそろ学園モノの生徒役ができなくなってしまうから(笑)。

――グループとしての野望は?

私はこの5人(drop)で紅白にいきたいです。それは絶対ですね。そのためにやることはいっぱいあるんですけど、それまでに赤坂BLITZと横浜アリーナでライブをやりたいんです。横浜アリーナはかっこいいから! 赤坂BLITZは個人的にマイクの音響がすごく好きなので(笑)。

 

自分の姿を見て勇気づけられる人がいる限り、頑張り続けたい

大場はるか(drop)――仕事をやっていくうえで大切にしていることは?

人の目を見て話すことですね。人見知りだから本当は苦手なんですけど、目と目で通じるものはあるから、それを大事にしたいと思ってます。目力で私の推しにさせるくらいの勢いで続けていきたいです。私がバイトをしていたときのマニュアルにも「笑顔で、人の目を見て話す」って書いてあったので、きっとそれはどこの業界でも共通なんでしょうね。

――どうやったら大場さんのように打ち込めるものを見つけられる?

私は今の活動が好きなことだったから続けられてるんですけど、世の中って自分の好きなこと続けられている人って、本当に一握りだと思うんです。でも本当にすべてを投げ出してもいいからこれをやりたいってものがあるんだったら、お金がなくても、時間がなくても、条件が厳しくても、やりたいなら続けるべきだと思うんです。
私、11年間この業界でやってるんですけど、これからも続けていって、「好きなことなら続けられるんだ」ってことをみんなに証明したいんですよね。自分のやりたいことをするってことが、仕事において一番大事ですね。

私の場合、いわゆる「自宅警備員」をやってたことも公表してて、それを前面に出しているんですけど、それに勇気づけられたって言ってくれる人もいるんですよ。「私もずっと家にいて、親に迷惑かけてて、でも大場さんを見て勇気だして外に出ました」って言ってくれる人もいて、そういう人がいる限り頑張りたいですね。

――自宅警備員からアイドルへなった大場さん。メンバーとの絆も素敵ですね。ありがとうございました。

 

■Profile
大場はるか
(おおば・はるか)
1993年10月4日生まれ
Twitter: @oobaharuka
■drop

日本一美少女に精通すると言われる、日本ツインテール協会から誕生したアイドルユニットdrop

メンバーは、お絵描きが得意でその作品がヴィレッジヴァンガードで商品化されるなどサブカル脳の持ち主、リーダー三嵜みさと(属性|炎)、伝説のジュニアアイドルとして活躍したものの、その後は自宅警備員として悶々とした日々を過ごし、2014年8月にdropに途中加入した合法ロリのドルオタ大場はるか(属性|自然)、そして2015年春に『2000年にひとりの美少女』としてバズり、以降、TVやメディアから引っ張りだこの全力少女、滝口ひかり(属性|水)の3人。2015年の8月に初期メンバーの杉野静香(属性|雷)が惜しまれつつも耳の病気で卒業、以降は3人で活動。2016年5月1日に新メンバー、小日向麻衣と小泉留菜が加入。現在は5人体制で活動。
2017年1月8日には赤坂BLITZでワンマンライブを開催。

公式HP:http://drop-collet.com/
公式Twitter:@drop_staff

企画・編集:SADD 取材・文:永山あるみ(@ayutama_xoxo) 撮影:八木虎造

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