HIMEKA(Party Rockets GT)インタビュー「いろんなことに挑戦して自分の可能性を広げていきたい」【アイドルシゴトVol.40】
ロックなガールズユニット、パティロケこと「Party Rockets GT」のHIMEKAさん。艶やかな髪と透明感あふれるルックスが魅力の彼女。最近、注目度急上昇中のHIMEKAさんにお仕事に対する姿勢や、これからの目標についても伺いました。スリムな体型からは想像できない、大食いキャラにも注目です!
昔はブリブリぶりっ子、だけど実はハッキリ物を言う性格
――タウンワークマガジン初登場ということで、まず始めに「Party Rockets GT」はどういうグループなのかを教えてください。
ロックな曲を歌うアイドルですね。5人それぞれ個性があります! 絵がうまい子や、英語ができる子、いろんな子がいます(笑)。
――そんな個性豊かな「Party Rockets GT」ですが、HIMEKAさんは自分のことをどんな性格だと思っていますか?
私は今のメンバーの中では新メンバーで、加入した当初はすごい猫を被っていてブリブリぶりっ子だったんですけど、今ではうるさいキャラで、ズバズバ、はっきり物事を言う方ですね(笑)。
あとは昔から日本舞踊とかバレーボールとかいろいろ習い事をしていて、すごく負けず嫌いなところがあります。特に運動系に関してはとっても負けず嫌いです。
――スポーツで一番得意なのは?
バレーボールです。小学校のときにずっとやってました。でも中学にはバレーボール部がなかったので仕方なく剣道部に入ったんですけど、県大会まで行けちゃいました(笑)。
何事も自分から。周りから言われてやるタイプではない
――アイドルになろうと思ったキッカケを教えてください。
昔から芸能界には興味があって、ももクロさん(ももいろクローバーZ)が好きだったんですよ。歌とダンスも元々好きだったので、私もいつかももクロさんのような大きな舞台に立てるようになりたいなと思って始めようと思いました。
――ご自身もアイドルがすごく好きなんですよね?
はい、大好きです! 自分がアイドルになる前はあまり詳しくなかったんですけど、アイドルになってからは興味が沸いちゃって。今ではアイドル大好きです(笑)。今のイチオシはまねきケチャさんですね。
――この世界には自分から?
パティロケ(Party Rockets GT)にはお声を掛けていただいて加入したんですが、事務所へは自分で応募しました。周りにやれと言われてやるタイプではないんですよね。
――実際にアイドル活動を始めてみていかがでしたか?
思った以上に大変でした。メンタルとかあまり強い方じゃないんですよ。アイドルをやっているといろんな意見があったりするので、それで落ち込んじゃうこともありますね。
あとはメンバーの中で唯一私だけが芸能とかダンスや歌の経験がなかったので、最初はみんなに追いつくのがすごく大変でした。デビューライブ前にダンスを1ヶ月で10曲覚えたときは、早く追いつかなくちゃっていう気持ちもあって本当に大変でした。
好きな食べ物は生クリーム! いくらでも食べられます!
――辛いことを乗り越えるためにやっていることはありますか?
食べます!
――そんな細いのに!?
めっちゃ食べるんです!(笑)
――それは意外ですね(笑)。好きな食べ物はなんですか?
生クリームです。私、生クリームを飲めるんですよ(笑)。
――おっと!? それはどういうことですか?(笑)
しぼるだけ生クリームがスーパーとかに売ってるんですよ。それを用意してひたすら絞りながら飲むんです(笑)。番組の企画で生クリームを飲む企画をやったりもしました(笑)。
失敗する不安より、絶対成功させたいっていう気持ちが強い
――今までのアイドル活動の中で一番達成感があったことは?
「ミスiD2017(※)」のオーディションですね。このオーディションは5月から10月までの長期戦だったんですよ。ファンの人もたくさん応援してくれたので、これでもし受賞できなかったらどうしようという不安の中、受賞できたのですごく達成感がありましたね。
しかもこのオーディションは初めての個人のお仕事だったんです。
※ミスiD…「新しい時代にふさわしいまだ見たことのない女の子」を探す、講談社主催の女の子オーディションプロジェクト。
――それがキッカケとなって最近では個人のお仕事も増えたのでは?
嬉しいです。オーディションがいいキッカケになりました。
――Twitterで「18歳がこれまでの中で一番充実した年だった」とつぶやいていましたが、やはりそれはミスiDが大きかったのでしょうか?
そうですね。あとは朗読にも挑戦したり、ミスiDがキッカケになって好きだったファッションのお仕事もさせていただきました。そういうお仕事が少しずつ増えてきて、やりたいことができるようになってきました。
――経験がないことに挑戦していくのは不安なこともたくさんあると思うのですが、HIMEKAさんはこれまでどのようにして乗り越えてきたのでしょうか?
失敗したらどうしようってなる前に、絶対成功させるっていう気持ちの方が強くて。最初(グループ加入時)、他のみんなより遅れてた分、みんなより早く成長しなくちゃ、経験を積まなくちゃという気持ちの方が大きかったんです。それに考えるよりも先に行動しちゃう人間なので、ミスiDのオーディションも自分で受けたいと思って受けました。
これからどんどん自分の可能性を広げていきたい
――19歳になった今年はどんなことに挑戦していきたいですか?
演技にすごく興味があって。最終的にはマルチに活躍できるようになりたいんですけど、まだ自分がどのくらいできるのか分からないので、これからいろんなことに挑戦していってどんどん可能性を広げていきたいですね。
――演技経験はあるんですか?
ほぼないんですけど、事務所主催の小さな舞台には出たことがあります。すべてが未経験からのスタートだったのですごく大変でした。
私ってすごく涙もろいんですよ。だから感情移入し過ぎちゃって舞台中に泣きそうになったり。泣くのをこらえるのに必死でしたね。
――舞台ではどんな役どころだったんですか?
性格が悪い、自分勝手な役でした。でも私の性格とちょっと似てる部分があったので、(自分に)合ってるなと思いました。
――今後、どんな役やテーマの演技のお仕事をしてみたいですか?
ホラー映画が大好きなのでぜひ出てみたいですね。
カフェのバイトもアイドルのシゴトも笑顔が大切
――これまでバイト経験はありますか?
あります! カフェでバイトしてました。カフェで働くって憧れじゃないですか。それにまかないでケーキが食べられるのがちょっと嬉しくて(笑)。
――そのカフェのバイトでやりがいはありましたか?
人と接するっていう部分ではアイドルのお仕事と一緒だけど、接客ってちょっと違うじゃないですか。でも笑顔で人に接するっていう部分ではアイドルもカフェのバイトも一緒なのかなって。それに気づいてから、カフェのバイトで学んだことをアイドルでの活動でも活かしていこうと思うようになりました。
――他にもカフェのバイトで嬉しかったことや楽しかったことはありますか?
常連さんの頼むものが毎回同じなので、それを覚えてすぐにパッと出したら「いつもありがとう」って言われたのがちょっと嬉しかったですね。
――接客は好きですか?
好きですね。裏で仕事するよりも前でに出て接客する方が好きです。
実はあの人にそっくり!?
――接客が好きということでしたが、それではファンの方たちと接したりするのも楽しいんじゃないですか?
そうですね。自分ではそんな分からないけど「神対応」って呼ばれたりするんですよ(笑)。特典会中はとにかくテンション高いんで。声が大き過ぎてうるさいってメンバーによく言われます(笑)。
――HIMEKAさんの自撮りを見てライブ会場に来るファンの人も多いと聞いたのですが……。
そうですね……(笑)。最近、けっこうそれで大手のアイドルグループさんのファンの方が来てくれますね(笑)。
――もしかしてそれって欅坂46のファンの方ですか……?(笑)
そうです、そうです! めっちゃ流れてきます(笑)。
――そうですよね、欅坂46の平手友梨奈さんに似てますもんね!
道端でも私のことを知らない人が「お、てち(平手さんの愛称)じゃん! てちじゃん!」って通り過ぎに言ってくるんですよ! 「いや、違うし!」って心の中で思いながらちょっと恥ずかしい気持ちで歩いてます(笑)。自分では全然そんな似てると思ったことはないんですけどね(笑)。
HIMEKA
1998年5月30日生まれ。青森県出身。2015年にParty Rockets GTに加入し、2016年に開催されたミスiDオーディションでは応募総数約3500名の中から『ミスiD2017』を受賞した。
仙台発、現役女子高生5人組ガールズユニット。その外見からは想像もつかないハードなロックサウンドと完成度の高いパフォーマンスで、現在は東京に活動の拠点を移し、ライブ活動を中心に精力的に活動を行っている。
取材・文:永山あるみ 撮影:曽我美芽
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