【坊主×辛酸なめ子の“バイト選手権”】第16回「卒業式の理想と現実選手権」
今回のお題:卒業式の理想と現実
卒業式の理想と現実選手権を開催します
結果は、辛酸なめ子さんのイラスト付きでタウンワークマガジン https://t.co/mcBREhYjjgに掲載されます。
詳しいことはここ https://t.co/40D3zTLix7
— 坊主 (@bozu_108) March 5, 2019
結果発表

- 理想 みんなで仲良く卒業
現実 1人だけ留年
金賞
- 理想 卒業式で泣く
現実 予行練習で泣いて本番泣けない
入選
- 学ランのボタンは無傷のまま帰宅 ※現実のみ
- 理想 感動の涙
現実 花粉症で涙
- 理想 大企業に就職
現実 自宅警備員
- ようやく支配との戦いから卒業できたと思っていたが(理想)、本当の支配との戦いの日々はこれからだった(現実)。
- 壇上の贈呈品の中身が気になって仕方ない ※現実のみ
- 理想 ダブル卒業
現実 クラス会に呼ばれない
- 卒業式の時はみんなと金輪際の別れ的な感じになる(理想)けど、結局すぐ会う(現実)
- 理想 感謝の気持ちを込めて校歌斉唱
現実 花粉症酷すぎて目閉じて鼻すすりながら口パク
- 理想 名前呼ばれた時にふざける
現実 そんなんチキって無理
- 体育館めっちゃ寒い! ※現実のみ
総評
■スギ花粉に身を委ねて、泣きたい時は思いきり泣くのが◎
卒業式は運命の分かれ道。涙にもいろいろな意味がありそうです。ピュアな人は友だちと別れるのがただ淋しくて泣いているのだと思いますが、受験に落ちて将来が心配な涙、結局告白できなかった涙、謝恩会やクラス会に呼ばれていない涙、など……。スギ花粉に身を委ねて、泣きたい時は思いきり泣くのが良いと思います。この場を借りて、卒業する方にお祝いの念を送ります。
最優秀賞の「理想 みんなで仲良く卒業」「現実 1人だけ留年」は、卒業式にも出られないという切実なパターン。若い時の一年の差は大きく感じるかもしれませんが、30代くらいになると本当に些細な違いなので全然大丈夫だと、老婆心ながら申し上げます。
■Profile

坊主 @bozu_108
かつて四谷坊主バーで働いていた謎の坊主。現在は新宿ゴールデン街でバーテンを勤めている。連日twitterにて様々なお題の選手権を開催し、多くの反響を獲得している。2018年1月末現在のtwitterフォロワー数は55万強。

辛酸なめ子 @godblessnameko
雑誌やテレビ、webなどで活動中の漫画家・コラムニスト。東京都生まれ、埼玉県育ち。武蔵野美術大学短期大学部デザイン科グラフィックデザイン専攻卒業。興味対象はセレブ、芸能人、精神世界、開運、風変わりなイベントなど。著書は「辛酸なめ子と寺井広樹の「あの世の歩き方」裏道マップ」「魂活道場」「おしゃ修行」など多数。