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2018年08月01日

【あの頃のナンバー】第1回 光村龍哉さん(NICO Touches the Walls):アル・グリーン「Let’s Stay Together」

光村龍哉 NICO Touches the Walls タウンワークマガジン

第一線で活躍するミュージシャン達にバイト時代を思い出す1曲を挙げていただく新企画「あの頃のナンバー」がスタート。かつてを思い出す楽曲のエピソードを中心に、当時のバイト生活、友人関係、音楽活動などについて語っていただきます。

新企画1回目にご登場いただくのは、ギターロックを基調に、R&B、ソウル、ファンクなど多彩な音楽性&独特のグルーヴと歌声が魅力のNICO Touches the Wallsのヴォーカル&ギター・光村龍哉さん。音楽の基盤を築いたともいえるバイト時代のお話や、その当時の記憶が蘇る思い出の1曲を伺いました。7月25日にリリースしたばかりの「TWISTER-EP-」の制作秘話と合わせてインタビュー!

【新作「TWISTER-EP-」について】

感情がすごいスピード行き来してる。そんなありのままの自分をさらけ出した新作

光村龍哉 NICO Touches the Walls タウンワークマガジン
——多彩な楽曲がそろったEPになっていますね。

メジャーデビューして10年間いろいろな音楽を作ってきたからこそ、改めて今自分たちが、最も楽しめるもの作りたいと思っていました。ただ、表題曲「VIBRIO VULNIFICUS」だけは、すでに曲も出揃っているタイミングで突発的にできた曲なんです。ギターアレンジをする日に、ギターの人(古村)が、風邪で来られなくなったので、ほかのメンバーとセッションをしていたんですけど、その日の朝に思いついたイントロのフレーズを弾いたら、メンバーのハートをキャッチしてしまって(笑)。

——1曲にいろいろな要素が詰まっていて、展開の多さにも驚きました。

攻撃的でパンクっぽい歌い出しから、ソウルっぽいサビがあって、さらにラップがあるっていう普段ならあんまり混ぜちゃいけないような要素が混ざっている曲ですね(笑)。そういう展開って、ロックではあまり例がないと思うんですけど、世界的にヒップホップがブームで、いろんなものをサンプリングしているのに、なんでロックバンドはやってないんだろうって、もともと興味があったんです。型にはまる必要はないし、そういうトレンドを俺らなりの形にしました。ただ、3人で“リード曲はこれだ!”くらいに盛り上がったんですけど、休んだ古くんからしたら“1日で話がだいぶ変わってない!?”っていう(笑)。

——知らないところで劇的な変化が起きていたと(笑)。歌詞にはテーマがあったのでしょうか?

今回は全体を通して“俺って何者なんだろう?”っていうのが大きなテーマでした。ストーリー性は重視せず、自分の中から出てきたものをそのまま書こうとした時に、最初に出てきた言葉が2曲目の「SHOW」の冒頭に出てくる《アタマん中に流れるメロディ 相も変わらずひねくれっぱなし》だったんです。この言葉が出てきたことで、我ながらすごく自分の中で腑に落ちる部分があったんですよね。

たとえば《誰も俺の歌で泣かない》って不安な日があれば、《目一杯照明を当ててくれ》って自信満々な日もある。そういう感情の揺れが自分の中ですごいスピードで行き来しているんです。なんとか、それを飲み込んでフラットに生きようとしているけど、本質はそうでもなくて。でも、そんなとっ散らかったままの自分であることに妙に納得したというか。言葉にすることで、今の自分自身に向き合える、そういう意味では今までで一番生々しい歌詞の作品になったと思います。

——前作から、ボーナスディスクとして、新曲すべて(5曲)をアコースティックバージョンで収録するという試みをされていますね。

アコースティックって引き算の作業だからこそ、ボーナストラックを作ったことで、いつも以上に曲への理解が深まりました。今はツアー中なんですけど、新曲が伝わっている手応えがすごくあるんです。曲の核や本質を自分たちで理解することの大切さを、メジャー10年目にして改めて実感するツアーになっています。

 
【想い出のバイトソング】

最初は好きじゃないと思っていた曲が、いつの間にか当時をよみがえらせる大事な1曲になっていた

光村龍哉 NICO Touches the Walls タウンワークマガジン
——では、ここからはバイト時代のお話についてお伺いしたいのですが、バイト経験はどれくらいあるのでしょうか?

高校1年生からメジャーデビュー前の21才くらいまでに、6つくらいやりました。

——そのなかで、『バイト時代の記憶がよみがえる想い出の1曲』を教えていただけますか?

高校3年の時にホールスタッフとしてバイトをしていたパスタ屋が、比較的BGMにソウルをかけていたんですけど、そこでかかっていたアル・グリーンの「Let’s Stay Together」ですね。昨日、喫茶店に入った時に、ちょうどこの曲が流れていて“あぁ懐かしいなぁ”って思ったんですよ。にんにくが売りのお店だったんですけど、当時よく食べていた好きなメニューとか、にんにくの匂いまで思い出しました(笑)。

——その曲は当時から好きだったんでしょうか?

もともと70年代のソウルが好きで、アル・グリーンとか、ビル・ウィザーズとかは聴いていたんですけど、実はこの曲だけは好きじゃなくて(笑)。曲がかかるたびに“あんまり好きじゃないなぁ”って引っかかり続けていたら、いつの間にか“良い曲”って思うようになっていて。例えるなら、「最初はよくケンカしていた人のことを、いつの間にか好きなっちゃってる恋」みたいな(笑)。他に店内でどんな曲が流れていたのか全然思い出せないから、好きじゃなくて気になり出したっていうのが逆に大きかったのかもしれないです。


 

高校時代はひたすら曲を作って録るの繰り返しだったけど、何時間でもやっていられた

光村龍哉 NICO Touches the Walls タウンワークマガジン
——その頃、バンド活動のほうは?

地元の仲間と一緒にバンドは組んでいました。メンバーの家にスタジオがあって24時間音出しができたから、バイトが終わって10時ごろに集まって、朝5時くらいまで歌とかドラムを録ったり、家でギターを弾いたり。中学生くらいから家で宅録するのが好きだったので、ライヴをするというよりは、ひたすら曲を作って録る。そればっかりやっていましたね。何時間やっていても苦じゃなかったし、毎日が楽しかったですよ。

——ということは、バイト代は音楽関係に使っていた感じですか?

そうですね。みんなでお金を出し合って、ちょっと高めのMTR(レコーダー)を買いました。でもMTRを買ったら、それに付随してマイクとかケーブルもほしくなるし、ほとんど楽器と録音機材になっていました。

CDレンタルの店でバイトした時期に聴いた膨大な音楽は今の基盤になってる

——そのパスタ店以外に記憶に残っているバイトがあれば教えてください。

CDとかビデオのレンタル店が一番長かったんですけど、もうNICO Touches the Wallsを始めていたので、時間の融通がきいたことと、バイトをしている人は少し安くCDを借りられたんですよ。聴きたいCDはいっぱいあるけどお金はないっていう状態だったから、社割を駆使してレッド・ツェッペリンを端から端まで聴いたり、自分の中の足りないものをそこで埋めていたというか、自分を育んでいるみたいな感じはありましたね。

めちゃくちゃたくさんの量を聴いた時期だし、当時を振り返ってみても、“俺よくあんなに聴いてたな”って思いますからね(笑)。いまだに曲を作っている時も、かっこいいなって思うものは、その頃に聴いていたものに近かったりするので、あの時期の経験がなかったら、今やっている音楽もまた違うものになっていたと思うんです。

セルコーナーに自分たちのCDが面出しで置かれていたのは嬉しかった

光村龍哉 NICO Touches the Walls タウンワークマガジン
——すごく貴重な時間だったんですね。

はい。あと、思い出深いエピソードがあって、そこはレンタルのほかにCDの販売もしていたんですけど、その部署を担当していた方が寡黙で一匹狼タイプの男性だったんです。あまり会話をしたこともなかったんですけど、そのバイトをしている時期に、NICO Touches the Wallsでインディーズデビューしたので、仲のいいパートのおばちゃんたちが「入れて(入荷して)あげて!」って言ってくれて。でも僕は照れくさくて「やめてぇ!」って言っていたんですけど、その方は最初まったくの無反応で(苦笑)。

でもある日、黙って3枚入れてくれていたんですよ! しかも、コーナーを見に行ったらジャケット面が見えるような面出しで置いてくれていて。すごく音楽通な方だっていうのは知っていたから、自分たちの音楽を聴いたうえで、「けっこう頑張ってんだね、すごいかっこよかったよ」って言ってもらった時は、すごく嬉しかったのを覚えています。

若い時の経験は貴重。どこで何を吸収できるか、どんな出会いがあるか分からない

光村龍哉 NICO Touches the Walls タウンワークマガジン
——では全てのバイトを通して、バイトをしたからこそ得られた事や物があれば。

初めて買ったエレキギターですね。それまではずっとアコギを弾いていたんです。でもエレキがほしくなって、最初は買おうと思っていた別のギターがあったんですけど、試してみたら弾きづらくて。なんか違うなと思って途方にくれていた時に、ふと目があって弾いてみたら、驚くくらい自分の体にガチッとハマったんです。いまだに言葉にできない運命の人に出会っちゃったみたいな感じがあるんですよね。好きっていうよりは、ずっとこの時を待っていたみたいなハマり方でしたね。だから今でも使っているし、一番弾きやすいギターなんです。

ほかのギターは、バンドでデビューしてから買っているので、唯一バイト代で買ったギターになるんですけど、あの時、バイトをしてお金を貯めていなければ出会えていないわけですからね。若い時の経験って、どこで何を吸収するかわからないし、どんな出会いが起きるかわからない。そういう意味でも、バイトが何かのキッカケになることは大いにあると思うので、出来るなら色々とやってみるといいんじゃないかなと思います。

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■Profile
光村龍哉
(みつむら たつや)

NICO Touches the Walls(ニコタッチザウォールズ)のヴォーカル&ギター。NICO Touches the Wallsは、2004年に、光村龍哉(Vo&Gt)・古村大介(Gt)・坂倉心悟(B)を中心に結成。同年7月に対馬祥太郎(Dr)が加入し現メンバーとなる。昨年メジャー・デビュー10周年を迎え、12月に『OYSTER -EP-』、そして今年7月25日に第二弾EP EP「TWISTER-EP-」をリリースしたばかり。現在、6月から10月にかけての全国ツアー『NICO Touches the Walls “N X A”TOUR』を開催中!

NICO Touches the Walls  OFFICIAL SITE:www.nicotouchesthewalls.com
NICO Touches the Walls  OFFICIAL Twitter:@N_T_t_W

■リリース情報

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TWISTER-EP- 光村龍哉 NICO Touches the Walls タウンワークマガジン
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紙ジャケット仕様/2CD
¥2,130 + tax

企画・編集:ぽっくんワールド企画 撮影:河井彩美 取材・文:原 千夏