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2015年03月05日

「大人」って、どんな人?


先日カフェで、とある母親と娘さん(小学生)の会話が気になりました。

母「あぁもう腹立つ!」
娘「いいじゃん、許してあげなよ〜」

いったい、どっちが「大人」なんだろう?と思ってしまいました。

本『大人らしさって何だろう。 』には、以下のように書かれています。

「人間ですから、誰しも怒りたくなることはあると思います。ですが、感情に任せて怒るのではなく、許せること。相手に直してほしいところがあるのなら、怒りで注意するのではなく、別の方法で、本人に気づいてもらうこと。そうやって自分を上手にコントロールできると、人生はとても楽になると思います。」

他人を許せる心の余裕を持つことが、「大人らしさ」の1つの条件かもしれません。

そういえば以前、アルバイトをしていた割烹料理屋でこんなことがありました。
夕方からバイトに入ったとき、板長(調理場の責任者)が昼から仕込んだ10人分以上ある煮物の大皿を私が移動させようとして、なんと落としてしまったのです。
板長は九州出身で空手が特技の50代、角刈りの強面。料理も皿もダメにしてしまった私は、「怒鳴られる!」と思い血の気が引きました。

ところが、板長はこう言って厨房へ戻り、また料理の仕込みを始めたのです。
「形あるものはいつか壊れる」

鳥肌が立ちました。絶対に怒られると思ったし、私が板長なら「バカヤロウ!なんてことしてくれたんだ!」と怒鳴ってしまったでしょう。
板長が怒りをグッとこらえ、許してくれたことで、逆に板長の思いが伝わりました。胸が痛み、「本当に申し訳ないことをした。同じ失敗は二度としない!」と心に誓ったのです。

そしてこのことは20年近く経った今でもよく覚えています。板長は私の憧れの「大人」です。

 

※この記事はタウンワークマガジンとガジェット通信で共同制作しました。

文:ホラノコウスケ 企画:ガジェット通信