リアクションペーパーの基本の書き方や注意点などまとめ

大学生になってリアクションペーパーの提出を求められ、とまどった学生も多いはず。リアクションペーパーとは？リアクションペーパーの書き方、注意点について解説します。

リアクションペーパーとは

リアクションペーパーとは、主に大学の講義の後に授業の感想や意見を記入するために学生へ配られる紙のことをいいます。リアぺとはリアクションぺーパーを省略した言い方です。授業の出欠確認のみの場合と、小レポートとして成績評価のひとつに利用される場合があります。出欠確認の場合は、内容を細かくチェックされることはほぼなく、講義の感想や意見、質問など1～2行程度で提出しても問題ないことが多いようです。

評価されるリアクションペーパーとは

一方、小レポートとして提出するリアクションペーパーの場合は1～2行でOKというわけにはいきません。期末の試験やレポートほど配点は高くありませんが、塵も積もれば…というようにできるだけ取りこぼしを少なくしたいものです。

評価されるリアクションペーパーは、講義の内容を踏まえた自分の考えと裏付け根拠が明確に表現されています。「～がよかったです」「～がわかりました」だけの感想では、大学生の文章としては幼稚な印象で、理解が追いついていないように感じられます。感想を述べる場合は、なぜその感想に至ったかを説明することで、単なる感想文から小レポートのリアぺに昇格します。

リアクションペーパーの基本の書き方

リアクションペーパーを書くにあたって、講義の内容をすべて書く必要はありません。それよりも、自分の意見、気づき、疑問に思った点などをひとつに絞り、そのテーマについて文章を展開していったほうが、説得力があり読みやすい文章になります。

書く順番がわからないという人は次の構成を参考にするとまとまりやすくなります。

自分の意見や感想は、「〇〇に賛成だ」「〇〇については疑問だ」などと端的に述べましょう。そのあとに「なぜならば～」と理由や根拠につなげます。

単なる感想文にしないためには、この理由や根拠が大切です。自分の経験にもとづく理由や根拠であれば、他の学生にはないオリジナルなリアクションペーパーになります。また、世の中のニュースや情報、見解を理由や根拠にしてもよいです。賛成意見だけでなく、反対の意見も取り入れて、自分なりの考えを提示すればより深みのあるリアクションペーパーになります。状況的に問題ないなら、もうひと押しの根拠にスマホでの検索を活用してもよいのではないでしょうか。

リアぺの書き方Q&A

誤字脱字に注意する

誤字脱字は減点の対象になる場合があるので注意が必要です。また、乱暴な字で提出されたリアクションペーパーに良い印象をもつ教授もおそらくいないでしょう。講義あとで早く帰りたい気持ちもあると思いますが、ここは最後の見直しを忘れずに、そして丁寧な字を心掛けましょう。

「ですます調」「である調」文体は使い分けを

文体については、出欠確認のための感想や、教授への質問や要望といった内容なら「ですます調」が丁寧な印象です。小レポートとしてなら「である調」が無難かもしれません。基本的にレポート提出の文体は「である調」になります。文字量については指定がなければ概ね配られた用紙の8割程度を目安にするといいでしょう。