大学でのレジュメとは? 書き方の基本や書式例を解説
大学生になると、講義の内容をレジュメにまとめて作成し、提出するように言われることがあります。ただ、突然「レジュメ」を作って発表といわれても、よくわからない人がほとんどでしょう。今回はレジュメの意味や作成方法を解説します。
【目次】
そもそもレジュメとは
レジュメとは、発表や講義、論文などの趣旨・要点をまとめたものです。発表や報告する内容を、より理解してもらうための補助ツールとして使われます。「レジメ」というケースもありますが、意味は同じです。
大学の課題で提出するレポートは、課題に対して調査し、報告あるいは自分の考えを論じるものですが、レジュメは内容をまとめることが目的のため、書式も簡潔に見やすくすることが求められます。
大学でレジュメを使うシーン
大学生活でレジュメを作成するシーンは主に次の3つです。
・講義の内容をまとめ
・卒論やゼミの発表用の資料
著作物(本や論文)や講義の内容をまとめて「レジュメ」として提出を求められるのは、大学1年生からあるかもしれません。教授からレジュメを提出するように言われたら、課題となる著作物を読み込んで要約したり、講義の内容を簡潔にまとめることを指します。また、卒論やゼミ、グループワークの場で、発表をわかりやすく進めるための補助として、内容をまとめたレジュメの作成、配布を指示されることもあります。
レジュメの書き方の基本
レジュメに記載する項目
レジュメの作り方は指導する教授によっても異なるので、枚数、項目、書き方などは指示された形式にしたがって作成しましょう。基本的にはA4用紙1枚程度、卒論や図表が必要なものでA4用紙2枚(A3相当)くらいが目安です。
以下は、レジュメに記載する要素の一例になります。
・日付、授業名、報告者名
・タイトル
・小見出し
・本文
・参考資料・文献
レジュメ作成のポイント
レジュメは、わかりやすさが大切です。タイトルや見出しなどを工夫して、ひと目で何が書いてあるのかが伝わるように作成します。なお、自分の所感を入れる際は、本文ではなく、末尾にまとめます。
前述したように、細かなレジュメ作成のルールは教授の指示に従うことが原則ですが、次の点を心掛けておくと、わかりやすいレジュメを作成する手助けになりますので、ポイントを押さえておきましょう。
・必要であれば小見出しを付ける
・特に重要な箇所は下線や太字などで目立たせる
・項目は報告の展開に沿った流れで記載する
・メモをとれるように余白を作っておくとよい
レジュメの書き方見本
ゼミや授業の名前
講義名あああああああ
学籍番号99999 田雲花子
はじめに
・主に書かれている内容を箇条書きや数行の文章でまとめる
第1章:この章のタイトル又は内容をまとめる見出し
・主に書かれている内容を箇条書きや数行の文章でまとめる
・特に重要か箇所は「かっこ」や下線を使って目立たせる工夫をしても良い
⇒またはこのように矢印をうまく使って要約する方法もある
第2章~3章:同じく見出しを立てると読みやすい
・まとめやすければ、複数の段落をくくっても問題ない
・必要があれば図表や表組を入れても良い
おわりに
・まとめ方の作法は上と同じ
<所感>
・自分なりの考えやコメントを書く場合はコーナーを分けて書く
・箇条書きでも数行の文章でも見やすければどちらでも問題ない
※参考文献
引用や参照した文献名/著者名/発行年/引用や参照箇所/出版社名