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2017年01月18日

【今年は貯めよう!】節約好きこそ陥りやすい、お金のワナとは?その対処法は?

【今年は貯めよう】節約好きこそ陥りやすいお金のワナとは?その対処法は?

気持ちも新たに迎えた新年。「今年こそ貯金しよう!」と思っている人も多いのではないでしょうか。

ただ、それほど無駄遣いしているとは思えないのに、お金ってなかなか貯まらないものですよね。そこで今回は、「『3足1000円』の靴下を買う人は一生お金が貯まらない」の著者、松崎のり子さんに節約しているつもりの人が陥りやすいワナとその対処法を教えていただきます。

あなたはいくつ当てはまる?「お金が貯まらない人」チェック

普段の自分の意識や行動やふり返って、当てはまるものにチェックを入れてみましょう。

□スイーツは「食べ放題」、コーヒーは「お代わり自由」が定番
□自分へのごほうびは大事
□ネット通販は「送料無料」になるまで買う
□定価の「半額バーゲン」なら行かなきゃもったいない
□「3品で20%オフ」ならおトク感があると思う
□ポイントは「貯めこんで」から一気に使う
□「無料」のお試し化粧品セットでまずはトライ

当てはまるものはありましたか?

なんと!1個でも当てはまった人は、要注意!

いつの間にかお金を無駄に使ってしまっている可能性アリです。

お金が貯まらない人ってどんな人?

【今年は貯めよう】節約好きこそ陥りやすいお金のワナとは?その対処法は?②

「お金が貯まらない人の共通点は、支出の優劣が付けられていないことですね」と松崎さん。

自分へのごほうびやお付き合いで行くランチなど、カットしてもいいはずのものに、実はお金を使っているケースも多いそう。

お金を貯める習慣を身に付けるには、自分の消費行動を把握して支出の優劣を付けることが大前提とのことですが、お金が貯まらない人の特徴はそれだけではないと、松崎さんはいいます。

「実は節約好きな人ほど、お金のワナに陥りやすいんです」。

松崎さん日はく、節約好きこそ見せかけのトクにつられて、本当に必要でないものまで買ってしまう傾向があるとか。また、世の中にはついついお金を使ってしまいたくなる仕掛けがたくさんあるといいます。

では、世の中にはどんな「ワナ」が仕掛けられているのでしょうか。

世の中にあふれる、お金を使いたくなる「ワナ」とは?

③【今年は貯めよう】節約好きこそ陥りやすいお金のワナとは?その対処法は?

1.「オトクのワナ」

本当は必要じゃないものを「食べ放題」「3品で20%オフ」「半額バーゲン」「あと3000円買えば送料無料」という甘い言葉に乗せられてつい余計に買ってしまうのはムダ遣い。ポイントが貯まるまで買い続けてしまうのも同様です。

2.「見えないお金のワナ」

SuicaやPASMOのオートチャージで払っているもの、携帯料金と合算して引き落とされるケータイ払いなどは、何に使ったかの意識が希薄になり、使い過ぎにつながります。毎月払っているアプリ代なども、一度習慣化してしまうと、止めるのが面倒になるので注意しましょう。

3.「無料のワナ」

お金を使いたくないばかりに「無料相談」「無料セミナー」などのサービスを利用する人が多いですが、これもNG。本当に必要であればいいのですが、一度足を運んだり商品に触れたりすると、つい「買ってもいいかな」と手を出してしまいがちです。

お金を使いたくなる「ワナ」から逃れるには?

【今年は貯めよう】節約好きこそ陥りやすいお金のワナとは?その対処法は?④

1.使えるお金の額を決める

食費が月3万円なら1日1000円、おこづかいが月2万円なら1日666円というように、1日に使ってもいいお金を決めておくことが最も大事。

「この金額しか使えない」という現実を知っておくと、不必要な買い物をしすぎることがありません。払うお金は大きく、使えるお金は小さく計算することが鉄則です。

2.「おトク」「無料」のキーワードには近づかない

「◯着買えば10%オフ」「5000円以上で送料無料」などのワードは、要は「たくさん買ってくれたらサービスします」の言い換え。

メルマガやクーポン、会員限定のバーゲンの案内なども、本当に欲しかったものだけ購入する自信がなければ、見ない方が無難です。

3.買いたいものは真っ先に買う

本当に欲しいものを買うと、不思議なもので、たった一つでも心が満たされます。「今日はこれを買う」「これは必要なんだ!」と決めたら、真っ先に買いましょう。

絶対に買うべきものの売り場に行った後にほかのお店などを回るようにすると、「今日の目標は達成したから、無理に買わなくてもいいや」という心理が働き、余計な買いものをしなくて済みます。

4.消費行動を把握する

まずはレシートを必ず受け取り、ひと月分をまとめ、どのお店のレシートが多いか見ると、自分がどこでお金を使っているかが把握できます。

毎日、帰宅前にコンビニに寄っているなら、行く回数を減らし、買っているものの中に「あってもなくてもいいもの」があれば、それをやめてみましょう。

5.要・不要を吟味する

自分へのごほうび代(スイーツ、お酒、小物など)や、イヤイヤおつき合い代(気が進まない飲み会や先輩とのランチ)のような、見直すと削れる支出はあります。

お金を手放すまでに間に「これは本当に自分に必要なもの?」と自分に問いかけるクセ付けを。毎日、コーヒーショップに寄っているなら、行く回数を減らし、おつき合いは月5回を3回に、というように回数を調整してみて。

 
いかがでしたか?
なぜ貯蓄が必要なのかというと、お金がないと今後の人生の選択肢を狭めてしまう可能性があるから。せっかくバイトで稼いだお金。ダラダラと使ってしまうのではなく、就活、旅行、留学、免許取得など、大きなお金が必要な時に備えて貯めていけるようにしたいですね。お金を使いたくなる「ワナ」から上手く逃れて、まずは少額からでもいいので、貯蓄を始めてみましょう。

■お話しを伺った方
松崎のり子さん

消費経済ジャーナリスト。生活情報誌の雑誌編集者として20年以上、マネー記事を担当。「貯め上手な人」「貯められない人」の家計とライフスタイルを取材・分析した経験から、貯蓄成功のポイントは貯め方よりお金の使い癖にあるとの視点で、貯蓄・節約アドバイスを行う。著書に『お金の常識が変わる 貯まる技術』(総合法令出版)『「3足1000円」の靴下を買う人は一生お金が貯まらない』(講談社)など。
http://www.ec-reporter.com/
Facebookページ「消費経済リサーチルーム」 https://www.facebook.com/ecreport

取材・文/福田 彩

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