デリバリー・宅配バイトの面接で聞かれる質問や志望動機の答え方、面接の服装マナー
街中でよく見かけるデリバリーバイト。自転車OKのところも多く、学生にも人気です。ここではバイト経験のある大学生へのアンケート結果を基に、実際に聞かれた質問やその回答例を紹介します。そのほか面接時の服装マナーなども解説します。
デリバリー・宅配バイトの志望動機・応募理由の答え方
誰でも気軽に利用できるフードデリバリーは、週末だけでなく平日利用する人も多く、デリバリーサービスを提供するお店も増えています。面接で志望動機を聞かれたら、「家から近い」「稼ぎたい」「シフトが合う」などの応募理由と合わせて、たくさんシフトに入りたい、長く続けたいなど働く意欲を伝えるといいでしょう。また、体力に自信がある、運転が好きなど志向と合わせて伝えるのも好印象です。
<回答例>
「家から近く、通いやすいと思い応募しました。普段から自転車に乗っていて周辺の道には慣れています」
<回答例>
「サークルの活動費を稼ぎたいと思い、以前から興味のあったこちらのデリバリーバイトを志望しました。たくさんシフトに入りたいと思っているのでどうぞよろしくお願いいたします」
<回答例>
「大学の授業の予定と募集のシフト時間が合っており、長く続けられると思い応募しました」
<回答例>
「自転車に乗るのが趣味で体力には自信があります。採用されたら早く仕事に慣れて戦力になりたいです」
デリバリー・宅配バイト面接でよく聞かれる質問
面接では志望動機以外にも以下のような質問がよく聞かれます。回答例と共に紹介します。
原付免許の取得とバイクの運転経験
自転車で配達するお店以外は、原付バイクを使用するケースが多いです。バイク配達のお店では、免許を取得してからどのくらい経っているか、実際の運転経験がどのくらいあるかを確認されます。運転経験の採用基準はお店によって異なります。免許取り立てでも採用するところ、免許取得から一定の期間を求めるところがあるので、募集要項や面接で確認する必要があります。なお、免許は、原付免許や普通自動車免許でも問題ありません。
「原付免許は高校1年生のとき取得したので4年ほど経っています。週末によく乗るので、運転には慣れています」
「車の免許を昨年の夏に取りました。原付を運転する機会はないのですが、車と自転車は普段から乗っています」
シフトは週何回入れるか、深夜は入れるか
入れない曜日や時間があれば伝えますが、柔軟に対応したいと付け加え、自分の都合を優先させる印象にならないようにしましょう。また、デリバリーバイトでは深夜シフトに入れるか聞かれることがあります。
「週末も含めて週3~4日入りたいと思っています。平日は授業が終わって17時くらいから働けます」
クリスマスや年末年始に入れるか
デリバリーバイトはクリスマスや年末年始が忙しく、その時期にシフトに入れる人が優遇される場合もあります。どちらも全て入れるという必要はありませんが、どちらかは入りますというように、柔軟に対応する姿勢を見せるといいでしょう。
「お正月の3日間はお休みをいただきたいですが、それ以外はできる限り入りたいと考えています」
試験前など長期で休みたい期間はあるか
学生の場合、試験期間の休み希望を聞かれることがあります。答えるときは何月に何日程度と具体的に答えるようにしましょう。
「7月中旬の試験1週間前から終了までの約2週間は週1回程度の勤務とさせていただきたいです」
いつから働けるか
できるだけ早く働いてもらいたいのが採用側の本音です。無理ない範囲でなるべく早い日程を伝えましょう。
「採用されたら、すぐにでも働きたいです」
「今やっているバイトが今月末で退職なので、来月はじめから働けます」
通勤手段・通勤時間
交通費支給があるバイト先の場合や、深夜や早朝シフトがある場合に、通勤時間や通勤経路を確認することがあります。
「自転車で大学からは5分、家からは20分程度です」
過去のアルバイト経験
デリバリーのアルバイトは、地図を見ながら交通ルールをきちんと守って行う必要があります。これまでのアルバイト経験を聞かれたら、丁寧さや正確さ、責任をもって頑張ったことなどを伝えるといいでしょう。アルバイト経験がない場合には「こんなことを頑張りたい」といった意欲を伝えます。
「短期で接客のアルバイトの経験があります。お客さまに丁寧な対応を心がけていました」
「アルバイトは未経験ですが、採用されたら早く仕事を覚えて戦力になれるよう頑張りたいです」
自己PR・長所・短所
デリバリーバイトは配達がメインではありますが、接客業でもあります。慎重さや責任感に加えて、人と接することへの抵抗の無さなども合わせて伝えられると好印象です。短所はどのように補っているかを合わせて伝えましょう。
「長所は何事も慎重に考えて動けるところや、周囲への気配りができるところだと思っています。短所は少し緊張しやすいところがありますが、事前にきちんと準備して不安要素を取り除くようにしています」
何か質問はありますか
面接の最後に聞かれることが多いです。疑問がなければ無理して聞く必要はありません。
「合否の連絡はいつ、どのような形でいただけますか?」
「質問はありません。本日はありがとうございました」
高校生は保護者の同意や学校の許可
高校生で18歳未満の場合、仕事中にトラブルが合った場合に備えて保護者の同意を求めるお店もあります。また、学校で禁止されていないかの確認もされます。
「高校生なので両親の許可を得て応募しました。両親の同意書を持参しています」
⇒高校生向け・バイト探しをする前に知っておきたいこと総まとめ【働ける時間・職種・年齢証明書・同意書の例文など】
デリバリー・宅配バイトならではの確認事項
そのほかにも、身だしなみに気を遣うよう説明があったり、掛け持ちしているバイトがあるか確認されたりします。また、仕事に自転車やバイクを使用するため、大学生でも親の承諾を得ているか確認されることがあります。
・髪色など身だしなみのルールに関して
・バイトを掛け持ちしているか
・雨でも配達があるが問題ないか
・デリバリーバイトに保護者は賛成しているか
・安全運転を心がけられるか
デリバリー・宅配バイト面接の服装と持ち物
デリバリーは食べ物を扱う仕事なので、面接では清潔感のある服装や髪形、身だしなみを心掛けましょう。スーツである必要はありませんが、シャツや首元の開きの少ないブラウスに、チノパンや短すぎないスカートなどがおすすめです。靴はスニーカーでもいいですが、汚れや破れがないもので臨みます。爪はきれいに、派手なメイクや髪色は避けます。持ち物は履歴書のほか、即日採用となった場合に必要な印鑑、通帳を持参するよう事前に言われることがあります。当日の持ち物は家を出る前に必ず確認しましょう。