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2023年12月28日

接客業の仕事とは?主な職種や仕事内容、向いている人、面接時の志望動機などを解説

接客業 仕事内容 タウンワークマガジン townwork接客業は、お客様と接する仕事を指しますが、さまざまな業界での仕事があります。ここでは、接客業にどんな職種があるのか、向いている人、面接時で伝えたい志望動機などを解説していきます。

接客業の仕事とは

接客業とは、お店や施設に来たお客様を応対し、商品やサービスの案内や提供などをする仕事です。接客業の中には、物品を売る販売業や物品以外を提供するサービス業の仕事が含まれます。販売業での職種例は、スーパー、コンビニ、ドラッグストア、百貨店、アパレル店で顧客に物を販売する現場のスタッフなどがあります。サービス業での職種例は、飲食店のホールスタッフ、ホテルなどのフロント、施設や会社の受付などがあります。

接客業の主な職種

ここからは、接客業のなかから代表的な職種の仕事内容やスキル、やりがいについて解説していきましょう。

飲食店のホールスタッフ

飲食店のホールスタッフは、来店したお客様の受付と案内、配膳、片付け、会計などを行なう仕事です。お店によってはアルバイトの教育やシフト作成、マネジメントなども担当します。身につくスキルは、正しい言葉遣いや周囲への気遣い、コミュニケーション能力、マネジメント能力などになります。また、仕事を通じて料理や食材、飲み物、お酒に関する知識も増えていきます。

小売店、販売店スタッフ

コンビニ、スーパー、ドラッグストア、衣類、家電など、企業ではなく一般の人に物を売る仕事です。お店で来店したお客様の応対が主な仕事ですが、商品の陳列や発注、売場づくりなども行ないます。仕事を通して扱う商品の専門的な知識が身につくほか、商品を魅力的に伝える提案力などが身につきます。

美容関連スタッフ

美容関連の接客業には、エステサロン、脱毛サロン、コスメショップ、美容院などでお客様に応対するスタッフがあります。職種は、エステティシャン、セラピスト、美容師、販売スタッフなどがあります。エステティシャンや美容師など、お客様に直接触れる仕事は専門知識や資格が必要なものも多く、お客様をもてなす接遇力と技術力の両方が求められるのが特徴です。

宿泊施設のスタッフ

ホテルや旅館のフロント、客室係、コンセルジュ、バチェラー、ドアマンなど、宿泊施設では接客の職種が多くあります。お客様のチェックインチェックアウト、館内の案内、お客様からの質問や要望に応えることなど、常におもてなしを大事にする接客が求められます。

娯楽施設・スポーツジムスタッフ

遊園地、ボーリング場、ゲームセンター、カラオケ店、パチンコ店、映画館をはじめとした娯楽施設での受付やホールスタッフ、スポーツジムでの受付などの仕事です。娯楽施設の場合、お客様の受付や案内のみでなく、フード販売なども担当することもあります。スポーツジムのフロントは、新規顧客の案内のほか、既存顧客の応対や施設利用の予約受付などを担当します。

接客業で身につくスキル

常にお客様の対応をする接客業で身につくスキルには、次のようなものがあります。

お客様の求めるものを察知する力

接客業は、お客様が知りたいこと、欲しいものを引き出して、適切な応対をすることが求められる仕事のため、経験を積むことで、お客様が求めるものを上手に聞き出す力や、察する能力が磨かれます。

敬語などの応対マナー

気持ちよいお客様応対をするため、丁寧な言葉遣いや振る舞いをすることが求められます。大きい会社では、接客マニュアルが用意され、基本的な応対マナーを習得しやすい環境になっています。

臨機応変な対応力

お客様が求めるものは一人ひとり異なります。マニュアルに限らず、臨機応変に適切な対応ができることが必要です。様々な場面を経験する事で、突発的なことが起こっても落ち着いて対処することができるようになります。

お客様への接遇スキル

接遇とは「客をもてなす」という意味があります。お客様のニーズをそのまま応えるのみでなく、いかに心地よく、いかに満足してもらえるかが求められる職場では、お客様をもてなすホスピタリティ、接遇スキルが身に付きます。

不特定多数の人とのコミュニケーション力

接客業は、リピーターよりも不特定多数の人と接する仕事の方が数は多いです。そのため、一期一会で最適なコミュニケーションをすることが求められ、その場での観察力、質問の投げかけ方、会話の引き出し方、提案力などが磨かれます。

接客業のきついところ

接客業は人と接するがゆえにきつい、あるいは、つらいと感じる点もあります。

長時間立ちっぱなし

接客業は基本的に就業中は立ちっぱなしの多い仕事です。職種によっては、立っているだけでなく、荷物の搬入や搬出、陳列などをすることもあります。肉体的な負荷がかかることもあるので、日頃から自身の身体をしっかりケアする必要があります。

休日が不定期になりやすい

接客業は、夜間や土日祝日が忙しいことが多く、休日が不定期になりがちです。職場によっては2日続けて休むことが難しいこともあります。そのため、働く日と休日が一定の間隔にならないことも珍しくないので、体のリズムを整えにくい面もあります。

お客さまからのクレーム

お客様と直接接するため、クレームを最初に受け止める役割にもなります。クレームの中には、人前で叱責されたり、大声をあげられることもあり、精神的につらいと感じる人も多くいます。

接客業に向いている人

接客業に向いている人は、人と接するのが好きなのは基本ですが、それだけではありません。

人との出会いを楽しめる人

接客業に向いているのは、初対面の人にも興味を持ち、出会いを楽しめる人が向いています。相手に話しかける際も、相手をポジティブに受け入れたい雰囲気を持っていることが大切です。

人を観察し気持ちを想像するのが好きな人

接客業の仕事では、お客様の気持ちを汲み取って動くことが必要です。そのため、相手の話を聞きながら気持ちを想像することが好きな人、自分が関わる周りの人に喜んでもらいたい思いがある人は活躍しやすい仕事といえます。

日々、柔軟な対応が大事だと考えている人

接客業にはマニュアルもありますが、実際の現場ではマニュアルに書いていないできごとが度々発生します。マニュアルはあくまでも基本の「型」と捉えて、それをもとに状況に応じて柔軟な対応が大事だと普段から考えて行動している人は接客業にも向いています。

接客業の面接での志望動機

ここからは、接客業を目指す際に使える志望動機の例文をいくつか紹介します。

<面接での志望動機:他業種からサービス業に転職する場合>
私は大学時代から貴社の店舗と商品が好きで、1カ月に1回は店舗に足を運んでいます。店舗を訪れる度に、感動するのがスタッフの方のていねいな対応、幅広い商品知識です。私は大学卒業後の2年間、営業サポートの仕事をしてきましたが、お客さまに直接、感動や価値をお届けしたいと考えるようになり、現在、接客業を中心に転職活動をしています。今までの仕事で培った段取りや気配り、コミュニケーション能力を活かし、貴社に貢献していきたいと思います。
<面接での志望動機:接客業から接客業へ転職する場合>
私は貴社で受付の仕事に携わりたいと思い志望します。前職は総合スーパーで婦人服売り場を担当しておりました。私が勤務していた店舗は住宅街にあるため、ご高齢の方も多く、ゆっくりていねいな接客と言葉遣いを心掛けてきました。婦人服へのニーズは年々、多様化しており、お客様のご事情、店舗状況に合わせて柔軟に対応してきました。今まで培ったコミュニケーション能力や接遇の能力を活かし、より長く働ける勤務先を探していたところ、貴社の求人を見つけました。受付という仕事は未経験ですが、今まで身につけたコミュニケーション能力、察する力を活かし、貢献したいと考えております。
<面接での志望動機:接客業のバイト経験があり、接客業正社員に転職する場合>
貴社のフロント部門を希望します。私は旅行が好きで、いつかホテルで働きたいと考えてきました。現在はイタリアンレストランのホールスタッフとして3年勤務し、後輩たちに仕事を教えつつ、シフトリーダーとして店舗をまとめてきました。シフト制で立ち仕事ですし、状況判断やコミュニケーション能力はフロント業務に活かせると考えております。日本の数多あるホテルのなかでも、格式ある貴社は私の憧れです。貴社には宿泊、ビジネス、冠婚葬祭など、多数の方がいらっしゃると思いますが、訪れた方々が最高のひとときを過ごせるよう、今までの培ったスキルを活かし、精いっぱい務めたいと思います。

まとめ

仕事を通して、「人に喜んでもらいたい」というのは、とても大きなモチベーションになります。接客業を経験したことがある人もない人も、興味がある人はぜひチャレンジしてみてください。

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