コンシェルジュとはどんな仕事？ホテル、マンションなど違いを紹介

「コンシェルジュ」という言葉を聞いたことはあっても、仕事内容までイメージできる人は少ないかもしれません。今回はコンシェルジュの意味と仕事内容について解説します。

コンシェルジュの意味

コンシェルジュとは、もともとフランス語で、「ホテルの案内人」「アパートの管理人」を意味します。徐々にホテルに滞在する宿泊客のさまざまな要望に応える職種として解釈されるようになりますが、現在ではホテルに加え、マンション、病院、結婚式場など活躍の場は広がっています。職場によって仕事内容は異なりますが、いずれもゲストの要望やリクエストに応えるサービスを提供します。

コンシェルジュの仕事内容

今の「コンシェルジュ」の活躍の場はホテルだけにとどまりません。ホテル、マンションなどの集合住宅、医療、ブライダル業界のコンシェルジュの仕事内容や役割について紹介します。

ホテル コンシェルジュ

ホテルコンシェルジュは宿泊客が快適に滞在できるよう様々な要望に応える仕事をします。コンセルジュが担当するのは、ホテル内の施設やホテル外の観光施設、観劇などのチケット、レストランの案内や予約などを担当します。海外からの利用客も多いため、日本の風習や言語に対処する、体調の急変、ビジネス文書の作成、結婚記念日の演出など、相談内容は多岐に渡ります。
なお、高級ホテルにはバトラーがいることもあります。バトラーはお客さまの部屋を担当し、部屋の中の身の回りのことから、ホテルの外での過ごし方の要望まで一手に引き受けます。ホテルによっては、バトラーとコンセルジュと両方いることもあり、その場合は、バトラーから聞いた要望をコンセルジュが手配するような連携を取っています。

マンション コンシェルジュ

マンションコンシェルジュは、フロントで居住者の快適な暮らしをサポートする仕事です。主に高級マンションと言われる大規模なマンションやタワーマンションなどにおり、共用施設の管理や予約受付、来訪者の案内や対応、その他、要望に応じて宅配便など各種サービスの取次なども行います。マンションの管理人も「住人の快適な暮らしをサポートする」という点では同じですが、管理規約に則り清掃や設備点検を行う管理人とサービスを提供するコンシェルジュは役割が異なります。

医療（病院）コンシェルジュ

医療機関のコンシェルジュは、医療機関を訪れた患者やその家族が安心して来院できるようサポートする仕事です。仕事内容は診療時間の案内はもちろん、窓口の誘導、帰りのタクシーの手配などをすることもあります。また、医師や看護師の医療専門職と患者との間にたって、受診データなどの手配、料金などの説明を行うこともあるようです。コミュニケーションスキルや語学、手話などのスキルがあると喜ばれます。

ブライダル（結婚式）コンシェルジュ

ブライダルコンシェルジュは結婚にまつわるあらゆる事柄の案内、サポートをする仕事です。ブライダルプランナー、ブライダルコーディネーターとも呼ばれますが、仕事内容は同じです。結婚式や披露宴を考えているカップルに予算や要望を聞きながら、不安を取り除き「心から満足できる挙式」が叶うよう尽力します。また、披露宴当日はゲストのお出迎えからスケジュール進行、お見送りまで細やかにサポートしていきます。
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