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2021年10月22日

ペットシッターになるには? おすすめの資格、働き方や収入などを解説

ペットシッター タウンワークマガジン townwork飼い主に代わってペットを世話するペットシッター。動物好きなら憧れる仕事のひとつですが、ペットシッターになるには資格が必要なのでしょうか。どんなところで働けるのか、バイトやパートでも働けるのか、働き方や具体的な収入などを解説します。

ペットシッターになるには?

ペットシッターの仕事に必須資格は特にありません。しかし、命ある生き物を扱う仕事のため、動物の知識は必要となり、働きながら認定資格を取得する人も多くいます。求人募集の雇用形態は、業務委託やアルバイト、パートなどが多いですが、学生OKの求人は少なめです。正社員や契約社員の募集もあり、勤務時間は、案件ごとに依頼を受けて働くものやシフト制などがあります。未経験でも応募可能なところも多くあり、その場合は研修を受けてから実務に入ることがほとんど。ただペットや動物関連の資格があると優遇されたり、給与に反映されたりすることもあります。また、お客さまへ差し出す名刺やお店の紹介ページなどで資格保持者であることがわかると、その分信頼度も増すというメリットもあります。

ペットシッターの資格

ペットシッターに役立つ資格にはさまざまなものがありますが、ここでは代表的なものをいくつか紹介します。いずれも民間資格となり、数時間の講習で取得できるものもあります。

認定ペットシッター

ビジネス教育連盟のペットシッタースクールが実施する「認定ペットシッター養成講座」を受講して、講習最終日の修了試験を受けます。受験資格は満16歳以上となり、合格後は全国ペットシッター協会に登録申請・認定されることで取得可能。ペットシッターとして、独立開業をするために必要な「動物取扱責任者」の登録が可能な資格でもあるので、将来独立を目指す人にはおすすめの資格です。

ペットシッター士

日本ペットシッター協会認定の資格が「ペットシッター士」です。資格取得には3つの方法があり、通信講座、通学、カルチャー講習のいずれかの方法で学び、認定試験の合格を目指します。年齢制限はなく、こちらも動物取扱業の登録申請要件を満たすため(平成21年4月1日以降に取得したもの)、ペットシッターとして独立開業したい人にもおすすめです。

愛玩動物飼養管理士

「動物の愛護及び管理に関する法律」に基づいた公益社団法人日本愛玩動物協会の認定資格で動物の適正な飼育管理の知識の証明となり1級、2級があります。1級の受験資格は2級保持者であること、2級の受験資格は満15歳以上となります。合格率は7~8割程度。取得の流れは資料請求後、スクーリングを1日受講し、後日送られてくる課題報告問題を提出したうえで認定試験にパスすれば資格を取得できます。

愛犬飼育管理士

一般社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)が運営する資格で、「動物の愛護及び管理に関する法律」の理念に基づき設置されたもので、動物取扱業の登録要件のひとつとして認められています。受験資格は満18歳以上となり、JKCが実施する講習会を受講し、同日に行う筆記試験に合格すると資格が取得できますが、JKCへの入会と、資格の登録料が合わせて必要となります。

ペットセーバー

アメリカで発足され、日本では一般社団法人日本国際動物救命救急協会、一般社団法人日本防災教育訓練センターが正式に認定する国際資格です。ペットの突然のケガや病気に対応できる知識と技術を身につけることができます。資格を取得するには、協会が認定するコースを受講すれば誰でも取得可能で、受講資格は満12歳以上となっています。

ペットシッターの収入

ペットシッターの募集はアルバイトやパートの募集が多く、その場合、時給は1100~1600円程度がボリュームゾーン。資格保持者の場合は業務委託で働くこともでき、案件により額面は異なりますが、1000~4000円程度と内容により幅がみられます。1日で案件をかけもちできないことも多く、時期によってニーズが変わるため収入は安定しづらいかもしれません。収入よりも、好きなことで働きたい人や、楽しさ、やりがいを重視する人におすすめな仕事でしょう。

ペットシッターの就職先や働き方

ペットシッターの仕事は、依頼主の家族でもあるペットのお世話だけでなく、依頼主とコミュニケーションを取るのも重要な業務です。主な就職先を以下で紹介します。

ペットシッター会社

一般的なのは、ペットシッター会社で働く方法です。アルバイトやパート、正社員として直接雇用される場合と、登録制で案件ごとに仕事を任される業務委託の場合があります。ペットシッター会社だと研修制度が整っているところも多いため、未経験者でも働きやすい就職先として人気です。

ペットホテルやペットショップ

ペットホテルはペットを数時間から数日預かるため、ひと通りの業務を任され、時にはペットシッターが宿泊する場合もあるようです。ペットショップの場合は販売する動物のお世話が基本です。最近では、ペットホテルがペットシッターサービスを行うなど、サービスの一環として働くこともあります。

家事代行会社

ハウスクリーニングや家事を行う家事代行会社のサービスの一環として、ペットのお世話が含まれることもあります。ペットシッターが依頼主の家に行って業務にあたります。代行会社によりますが、ペットのお世話だけでなく家事業務も兼任する場合もありますので、面接などで業務内容を確認しておくといいでしょう。

独立して開業する

ペットシッターとしてある程度経験を積んだ後、独立開業する手段もあります。開業する場合は、第一種動物取扱業の届け出と、動物取扱責任者の登録を行います。動物取扱責任者として登録するには、環境省が定めた資格と実務経験などの条件を満たす必要があります。しつけやトレーニングのサービスも行いたい場合は動物取扱業のまた別の申請が必要となるため、事業内容を事前にはっきりさせておくのが大切です。

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