大学生でバイトをしない人の割合は?バイトしない理由や、メリデメ、就活への影響は?など
「周りはバイトをしているけど、自分はしていない…。何か始めた方が良いかな」と悩んでいる大学生は一定数いるのではないのでしょうか。ここでは、大学生でバイトをしない人の割合やバイトをしなくてよかったこと・後悔したことや逆にバイトをしてよかった人の声を紹介します。
大学生でバイトしていない人の割合は14%
大学生1240人に、大学入学後のバイト経験についてのアンケートを実施したところ、入学後にバイトをしていないと回答した人は14.0% となりました。また、大学生でバイトをしていない人の学年別の内訳は、大学1年生が16.8%と最も多く、学年が上がるにつれてバイトをしていない人の割合は減る傾向にあります。

大学生でバイトしていない理由とは
次に、直近1年間でアルバイトをしていない大学生にバイトをしていない理由を聞いたところ、最も多かったのは、「学業が忙しい」でした。授業の予習・複数やゼミの課題、研究に時間がとられ、バイトをする余裕がない人が多いようです。次いで、「希望する仕事のアルバイトがない」、「プライベートが忙しい」と続きました。

【体験談】バイトしなくて良かったこと
同じく、直近1年の間、アルバイトをしなかった大学生に、 バイトをせずに良かった理由を聞いたところ、自由な時間が多いので学業に専念できたり、自分の好きなことに時間が使えたりすることなどにメリットを感じる意見が多くありました。
学業や就活などに時間が使える
バイトをしないことで、学業や就活に時間を使うことができてよかったとの声がありました。
「バイトをしない分、時間ができるので学業に集中することができました」(女性/21歳/大学3年生)
「バイトをすると時間がなくなりますが、その分の時間をインターンなどの就職活動や簿記などの資格取得、専門科目の学習時間にあてることができました」(男性/21歳/大学3年生)
「私の場合は研究の為に時間を使いたかったので、バイトをしないことで全ての労力を研究にあてることができました」(男性/22歳/大学4年生)
自由に使える時間が増える
バイトをしないことで、友達との予定が合わせやすかったり、イベントにも参加できたりと、自由に時間が使えてよかったとの声がありました。
「イベントなどが突然入っても優先的に参加できるので、その点でバイトをしなくて良かったです」(男性/20歳/大学2年生)
「学校の後に自由に友達と予定を合わせられるのがいい点です」(女性/19歳/大学1年生)
「バイトをしないと時間に余裕を持てて自分の好きなことができたり、友達と遊びに行けたりするのがメリットです」(男性/22歳/大学4年生)
人間関係が楽
バイトでは様々な人と関わりますが、人と関わるのことが苦手な人にとってバイトをしないことで人間関係での悩みがなくて楽との声がありました。
「バイト先での人間関係のトラブルなどに関わらなくて済むのが楽です」(女性/19歳/大学1年生)
「私はバイト先で社交辞令での飲み会に参加するのが苦手なので、それがなくて楽だと感じます」(女性/20歳/大学2年生)
【体験談】バイトしなくて後悔したこと
一方、バイトをしなくて後悔したことは、自由にお金が使えないことやバイトを通して社会経験が積めないこと、友達関係が広がらないという声がありました。
お金がない
バイトをしないといざという時にお金がなかったり、これまでの貯金を切り崩すことになるので金銭面で困ったとの声がありました。
「欲しい物を買おうとしたときに、お金が足りなかったことがバイトをしなかった後悔です」(男性/21歳/大学3年生)
「バイトをしなかったので貯金額が大幅に減ってしまいました」(女性/22歳/大学4年生)
「自由に使えるお金がなく生活が縛られていたのが大変でした」(男性/19歳/大学1年生)
社会経験が足りないと感じた
バイトを通じて得られるコミュニケーション能力やチームワークなどが身に着かずに後悔したという声が上がりました。
「バイトをしている友人と比べて、社会的な経験をする機会が少ないのがバイトをしないデメリットです」(女性/23歳/大学4年生)
「私はバイトをしていなかったので社会経験が少なく就活でのエピソードに困りました」(男性/22歳/大学4年生)
「バイト経験がないと友達との会話についていけないことがあって、後悔しています」(男性/22歳/大学4年生)
コミュニティが広がらない
バイト先では先輩や同僚、さらにお客さんと仲良くなるなど人との出会いや交友関係が広がることが多いですが、バイトをしないと人と知り合う機会が少なく後悔したようです。
「バイトをやらないと人との付き合いが狭い範囲に限られてしまいます」(男性/19歳/大学1年生)
「バイトをしなかったら交友関係が大学内のみになってしまったことが後悔です」(男性/22歳/大学4年生)
「バイトをしないと狭いコミュニティになってしまい、交友関係が広がりません」(女性/22歳/大学4年生)
【体験談】バイトした人が感じたアルバイトのメリット
大学生の間にバイトを経験した人が 感じたアルバイトの良かった面、メリットは、自分で稼いだお金なので自由に使えることやバイトを通じた成長や出会いがあったとの声がありました。バイトをしてよかったことについて、口コミと合わせて紹介します。
自由に使えるお金が増えた
大学生になると交友関係も広がるため遊びにお金がかかります。バイトをすることでプライベートや生活に使うお金に余裕が出たという声がありました。
「バイトをしたおかげで使えるお金が増えて、色々遊べるようになりました」(男性/20歳/大学2年生)
「自分でバイトをして稼いだお金で生活を充実させることができました」(女性/19歳/大学1年生)
「頑張って旅行資金を貯めて、友達との旅行を楽しむことができたのが良かったです」(女性/20歳/大学2年生)
バイトを通じて成長できた
バイトを通じてコミュニケーション能力が身に着いた、自分が苦手だと思っていたことを克服できたなどバイト通じて自身の成長に繋がったという声がありました。
「人とコミュニケーションを取りながら、仕事の優先順位を考えて仕事をするので、チームで連携して働く技術が身につきました」(女性/19歳/大学4年生)
「アルバイトで責任感が伴う作業をしたおかげで、日常生活での自分の欠点を改善出来たと感じています」(男性/23歳/大学4年生)
「私には接客業は向いていないと思っていたのですが、いざやってみると以外と平気で自信がつきました」(女性/19歳/大学1年生)
交友関係が広がった
バイトをしたことで幅広い年齢層の人と知り合えたり、今まで出会ったことのないタイプの人と友達になれたり、自身の交友関係が広がったという声がありました。
「様々な世代の人と交流が生まれるので、人間関係が広がったのがよかったです」(男性/19歳/大学1年生)
「バイト先で人の出会いが増え、特に年上の人への接し方を学ぶことができました」(女性/20歳/大学2年生)
「大学だけでは出会えないような多種多様な人に出会えたことがバイトをやってよかったことです」(女性/20歳/大学2年生)
大学生がバイトをするか悩んだら考えること
自分がバイトをすべきかどうか悩んでいる人に向けて、考えるポイントを4つ紹介しますので参考にしてみて下さい。
学業や趣味などバイト以外に優先したいことがあるか
バイトをすると自由な時間は少なくなります。バイトよりも学業を優先したい、趣味に時間を使いたいなど、自分の中で他に優先したいことがあれば、無理にバイトをする必要はありません。
現状の生活費で問題がないか
まずは月々の支出を見て、仕送りや貯金で足りるか計算してみましょう。また今後大きな出費の予定がないかも確認します。現状の仕送りや貯金では少し足りなそうであれば、節約や必要な金額分だけバイトするなど検討してみましょう。
将来やりたいことが見つかっているか
将来明確にやりたいことがないのであれば、今興味のあることや自分の好きな事、もしくは苦手だけど克服してみたいことをバイトで挑戦してみると、何かやりたいことが見つかることもあります。自分自身の以外な特技などを知ることができるかもしれません。
就活でアピールできることが他にあるか
就活の自己アピールはバイトの経験に限りません。大学生活の中で何を頑張って何を学んだかが大事なので、バイト以外に打ち込んでいることや頑張ったことなど、アピールできることがあるなら無理にバイトをしなくてもよいでしょう。
■参考記事
大学生におすすめの初バイト22選
※初回公開:2019年1月5日、更新:2024年5月8日
※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。