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2016年03月31日

「働きたいのに、働けない!」 ママたちの本音と未来への挑戦座談会

左から、長谷川さん(子供3人/出産後就業経験なし)、原さん(子供2人/出産後就業経験なし)、伊藤さん(子供2人/出産後1度就業、現在不就業)、鈴木さん(子供2人/昨年3月からネットスーパーに週4日勤務)

左から、長谷川さん(子供3人/出産後就業経験なし)、原さん(子供2人/出産後就業経験なし)、伊藤さん(子供2人/出産後1度就業、現在不就業)、鈴木さん(子供2人/昨年3月からネットスーパーに週4日勤務)

子育てと仕事の両立には、さまざまな不安や悩みがつきもの。現在子育て真っ最中のママたちが〝働きたいのに働けない〟悩みと、その解決策について、座談会で語り合いました。

育児と仕事との両立が課題に

司会(エコマム):就業されている鈴木さんを除いて、皆さん働きたくても働けない悩みを抱えておられます。現状をお聞かせくださいますか。

伊藤:私は結婚して16年経ちますが、主人の転勤で6回引っ越しをしたこともあり、落ち着いて働く機会が作れませんでした。そんな中、週1回4時間だけという条件の合う仕事が見つかったのですが、引っ越しで辞めざるを得なくなってしまって。子育てと両立できる魅力的な条件の仕事は、競争率が高いのが悩みです。

長谷川:今3人の子供を育てているため、私も育児中心の生活になっています。働きたいとは思うものの、子供が多いと急な休みも多くなるのではと心配になり、再就職先を見つけるのに苦労しています。

原:出産を機に退職して10年近く経ちます。2人の子供も小学生になり、そろそろ仕事をと思っていたところ、今春からPTAの本部役員をすることになり、仕事との両立が難しいのではないかと……。

鈴木:PTAの仕事によっては毎日のように学校に行くものも確かにあります。PTAの本部役員のような責任の重い役を引き受けるのであれば、割り切って再就職を1年先に延ばすという手もあります。でも、今は仕事を持つママも多くて、皆さん一緒に役員をする方や職場の協力を得て、両立させていますよ。

原:「働いているから午前中しか来られない」など働く予定があれば最初に宣言しておくのもいいかもしれませんね。

優先順位を付けて一歩を踏み出す

司会:鈴木さんは、ネットスーパーで働いておられます。どのように仕事を始められましたか?

鈴木:まずは家族に私が働くことに慣れてもらうために、とにかく働いてみようと思ったんです。でも、条件を絞りすぎると見つからない。それで優先順位を考えました。譲れないのは子育て。学校行事や急病など子供に何かあった時にはシフトを代わってもらえて、休みがとりやすい職場にしたい。それでパート従業員が多い今の職場を選びました。面接時にも、それで不採用になっても仕方ないと「子供が熱を出せば休むことがある」と正直に伝えました。入社後は子供からの要望で、当初17時までだった契約を、会社に交渉して14時までの勤務に変えてもらうこともできたんです。

伊藤:それはすごい! 働き始めてからも、きちんと話をすれば企業も応えてくれることもあるんですね。

原:実はこれまで経験がない職種を避けて仕事を探していたのですが、そうすると選択肢が限られてしまいます。優先順位を決め、全ての条件にこだわらず一歩を踏み出すのも大事だと実感しました。

ママとしての経験をプラスに

司会:今回、エコマムで行った意識調査では、「自分に仕事が務まるか不安」という声が多く上がりました。PTAの役員などで地域や社会と接点をもっておられる皆さんでも不安なことはありますか?

原:最近はSNSなどでかつての同僚が働いている様子などを見ていると、10年近く前に私が働いていた頃とは違うのではないかと、弱気になりますね。

鈴木:私は久しぶりに働く時、新しい仕事を覚えられるか、立ち仕事は体力的に耐えられるかと心配でした。でも、仕事はメモを取るようにして徐々に覚えることができ、体も慣れました。育児では子供の気持ちを汲んだり、PTAの役員では人を束ねたりすることもあります。面接などでも、子育ての経験をプラスの面でアピールすればいいのかもしれませんね。

長谷川:私も分刻みで3人の子供の学校行事をこなしていますから、タイムマネジメント力が磨かれているはず。そんな点も評価してくださるとうれしいのですが(笑)。

ママ友同士の情報交換も有効

司会:さまざまな悩みがありますが、働くことへの不安な気持ちを相談できる人が身近にいますか?

伊藤:私は同じ境遇でも働いているママ友がいるので、時々相談しています。その友人が、育児をしながら復職する前は同じ悩みを抱えていたので心強いんです。

長谷川:私もママ同士で情報交換をするように心がけています。再就職セミナーに参加した時に、参加していた方をお茶に誘って連絡先を交換したこともあります。アンテナを張っていると耳寄りな情報が入ってくるんです。

司会:今回他の方の意見などを参考にして就職活動の励みになればと思いますが、いかがでしょう?

原:応募する側から企業に希望は言えないという思い込みがあったのですが、鈴木さんが面接の時に自分の条件を伝えたと聞いて、私も実践したいと思いました。

伊藤 私もそうです。以前働いていた時のように働けるか自信がなかったのですが、まずは飛び込む勇気が必要ですね。

司会 貴重なご意見をお聞かせいただき、ありがとうございました。

■出産後に働きたくても働けない理由TOP10
出産後に働けない理由トップ10■復職したママはどう解決したの?
・子供の急病等で休んでも他の人がカバーできる事務の仕事を選択しました。受験期なども事前に上司に伝えておくとフォローしてもらえて助かりました。・復帰することへの不安を夫に正直に話し、手薄になるであろう家事への理解とサポートをお願いするなど、話し合いました。・地域の行事に参加し、いざという時に助け舟を出してくれるご近所さんを探しました。・ブランクが長くて不安でしたが、会社にフォロー体制があったので、心強かったです。

・周囲に子供の面倒を頼めなかったため、ファミリーサポートセンターや病児病後児保育施設等の制度を調べ、利用できる環境を整えました。

※出典:『ecomom冬号』読者アンケート(2015年11月〜2016年1月)。出産後に働きたくても働けない理由TOP10は複数回答。
※エコマムは環境に関心をお持ちの子育て中のママ、4万人にお読みいただいている季刊誌です。家族と自然にやさしい暮らしの情報、家事や子育ての話題、環境や社会問題のニュースを掲載。
http://business.nikkeibp.co.jp/ecomom/