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2020年07月30日

介護福祉士の志望動機の書き方・伝え方の例文

介護福祉士 志望動機 タウンワーク townwork介護福祉士の志望動機の書き方・伝え方のコツを例文(サンプル)とともに紹介します。経験者の場合と未経験で転職する場合の2つの例文のパターンを用意しました。転職の際、履歴書や面接で特に重要になるので参考にしてください。

介護福祉士の仕事と求められるスキル

介護福祉士は国家資格が必要な仕事で、高齢者施設やグループホーム、訪問介護などで、利用者の身の回りのケアや身体介護を行います。介護助手がベッドメイキングや掃除、食事の配膳などサポート業務をメインとする一方で、介護福祉士は専門知識を必要とする身体介護や相談・アドバイスなど、より直接的に利用者と関わる業務が多いです。利用者だけでなく、そのご家族やスタッフそれぞれの相手に応じたコミュニケーション力や信頼関係を築く力、一緒に働く他職種のスタッフと協力する協調性などが求められます。介護の仕事に対する姿勢や意欲も重要です。

 

介護福祉士の志望動機の書き方のコツ

実務経験や人間関係構築力、意欲をアピールする

実務経験があれば、職場の種類と対応した利用者の状態、そこでの主な業務経験について記載しましょう。医師や看護師、ケアマネジャーなどの他職種と連携したエピソード(歯科医師や看護師と相談して利用者の口腔ケアのアドバイスをした、など)もアピール材料になります。利用者だけでなく利用者のご家族から「○○さんは踏み込み過ぎず、ほどよい距離感を保ってくれるので安心できる」など評価してもらった点をアピールすると効果的です。
未経験者の場合は、介護福祉士の資格を有しているか、介護助手として働きながら資格を取得する必要があります。特に働きながら介護福祉士の試験に合格するには、それなりの覚悟も必要なので、介護福祉士として働きたい想いを記載し、仕事への意欲の高さを伝えるとよいでしょう。相手への思いやりを忘れずに、良い人間関係を構築してきた経験・エピソードがあればアピール材料になります。

志望理由は施設の特徴を踏まえて明確に記載する

「その施設で働きたい理由」について、施設の特徴を踏まえた理由をアピールしましょう。例えば、「訪問介護ステーションで働いてきたが、もっと広い視野で仕事をしたいと考え、多くの職種の人が働く介護療養型医療施設である貴院を志望した」のように、明確な理由にするとよいです。

将来のビジョンを具体的に描いていることを伝える

将来のビジョンを具体的に描いていることも採用時のポイントになります。「将来的には介護職のリーダーとなり、後輩に介護の楽しさとやりがいを模範として示せるようになりたい」というように、どんな介護福祉士になりたいかという想いも交えながら、将来のビジョンを具体的に記載しましょう。

 

介護福祉士の志望動機の例文

経験者の場合

例文:
○年間、訪問介護ステーションの訪問介護福祉士を経験し、〇年前から主任として介護職員の業務調整やスキル指導、イベントの企画や運営に従事しました。利用者のご家族からは「ほどよい距離感を保ってくれる」と仰っていただいています。現在は介護支援専門員の資格取得を目指し勉強中で、より良い介護計画を立てられるよう、広い視野を養いたく転職を決意しました。義母が利用する貴院に付き添った際に、医師や看護師、リハビリスタッフ、介護福祉士などの皆さんが一体となった仕事姿を見て、貴院ならばさまざまな専門家の皆さんと協力し、より幅広い経験ができると考え志望しました。将来的にはケアマネジャーになり、利用者一人ひとりに合った介護計画の立案を目指しています。

向上心の高さは大きな強みとなります。キャリアアップを目的とする場合、例えば「どのような意識で業務に携わってきたのか」「利用者やその家族からどのような評価をされているのか」などに加えて、介護福祉士としてスキルを磨いていきたい意欲を伝えしましょう。そうすることで、採用側は志望者の中長期的な活躍をイメージしやすくなります。

未経験者の場合

例文:
婦人雑貨販売店の契約社員として販売員を7年間経験しました。去年まで家庭内介護を経験し、意見の相違や知識のなさから家族の仲が一時的に悪くなってしまいました。その経験から、介護を受ける方はもちろん、ご家族の支えにもなりたいと思うようになり、介護福祉士への転職を決意しました。介護職は未経験ですが、お客さまの気持ちに寄り添い、継続的な関係を築いてきた販売員としての経験を活かしたいと考えています。働きながら介護福祉士の資格取得を応援していただけて、かつ小規模なので利用者さんとじっくり向き合える貴院を志望しています。専門的で、心温まるホスピタリティをもって、生活全般のサポートをする介護福祉士になりたいと考えています。

介護職では「ホスピタリティの高さ」もアピール材料になります。この例文では、販売職としてお客さまの気持ちに寄り添ったアドバイスを心がけたことや、継続的な関係を築いた経験などから「ホスピタリティ」をアピールしています。未経験の場合、働きながら介護福祉士の資格を取得することもありますが、実際には大変な労力を要します。そのため、介護福祉士になる意欲を伝えることは重要です。ほかにも、例文における「自分の家庭内介護と結びつけて、関係の悪化の回避や負担軽減」といった実際に役立つ知識や経験があればアピールしましょう。

 

監修
竹内 和美
(キャリアカウンセラー)
正解がない業務に躓き、自己満足な仕事になっていないかと不安に陥る転職希望の皆さんの心に寄り添うカウンセリングや、コーチングをしながら転職の支援を行っている。話したあとのすっきりした笑顔を引き出すカウンセリングと転職の支援における成功実績は高く、友人や知人で転職したい人のご紹介をいただくことが多々ある。専門性を磨いて、人材としての付加価値を高める支援には定評がある。
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