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2020年11月05日

バイトの先輩・店長とよく使う敬語&マナー|シフト交代、先に帰るときなど

af9920065709lバイト仲間や上司・先輩と接する際、間違った敬語で「マナーのない子」なんて思われたくないですよね。ここでは間違いやすい敬語をシーン別に紹介します。また、よく使う敬語や、間違い敬語も合わせてチェックしてみましょう。

先輩・店長との会話での敬語

自分が先にバイトをあがるとき

×)先にあがります。この後、やっといていただけますか?
○)お先に失礼します。この後、よろしくお願いいたします。

先に「あがります」や「帰ります」ではなく、この場合は先輩よりも先に「失礼させていただく」、というニュアンスを加えるのが正解です。また、業務を引き継ぐ際は相手に失礼のないように、「よろしくお願いします」の表現を使いましょう。

シフトを交代してほしいとき

×)この日は予定がカブっててムリなんです。代わってもらえません?
○)この日、他の予定と重なっているので、シフトを代わっていただけるとありがたいのですが…。

「かぶる」、「ムリ」は典型的な学生言葉なので仕事のシーンではNGです。「予定が重なっている」と表現すると良いです。また、「代わってほしい」と承諾を求めるときは、「していただけませんか」「していただけるとありがたいです」と言うようにしましょう。

店長や先輩から仕事を頼まれたとき

×)いいですよ。
○)はい、わかりました。

「いいですよ」は、本当はダメだけど、仕方なく許可してあげた、というニュアンスで伝わってしまいます。先輩に対してならシンプルに「わかりました」「お任せください」などもシーンによってはOKです。

分からないことを聞きたいとき

×)教えてもらえませんか。
○)教えていただけませんか。

「◯◯してもらう」は日常的に使う言葉ですが、目上の人に何かを頼むときには適していません。「◯◯いただけませんか」「◯◯ください」と言い換えるようにしましょう。

ミスをして謝るとき

×)ごめんなさい。
○)申し訳ありません。

「ごめん」は友人や家族など親しい間柄の人たちに使う言葉で敬語ではありません。「申し訳ありません」がかしこまった表現ですが、「すみません」でも構いません。

バイト当日の休みを伝えるとき

×)体調がすぐれないのでお休みさせていただきます。
○)体調がすぐれないため、お休みします。

一見、丁寧に聞こえますが、「させていただきます」は自分の強い意志を表す言葉なので不適切です。休んでもいいかを聞く場合は「休ませていただいても良いでしょうか」、休みは承諾してもらえており、バイト仲間や先輩に伝えるのが目的なら「お休みします」「お休みいたします」と使うのが正しい言い方。また、「ご迷惑をおかけしますが」とひと言添えるのもいいでしょう。

目上の人への相づち:うん

(目上の人との会話の相づちで)
×)うんうん
○)はい、ええ

まず、目上の人に対して「うん」と相づちを打つのはNGです。また、「うんうん」と繰り返すのもうわべだけの返事をしている印象になりやすいです。相づちは「はい」または「ええ」を使いましょう。

目上の人への相づち:なるほど

×)なるほど、なるほど。
○)そうなんですね。

つい言ってしまいがちですが、基本的に目上の人に「なるほど」は使いません。「そうなんですね」「そうですか」を使うと良いでしょう。

先輩のアドバイスに対して

×)とても参考になりました。
○)とても勉強になりました。

「参考になる」という言い方は、「参考程度に聞いておきましたよ」と受け取られてしまう。この場合は低姿勢な表現で、「勉強になります」と言うのが正しい。ただし、後輩へのアドバイスなどで「参考にしてね」とへりくだる表現はOK。

先輩の提案を断るとき

(先輩から手伝おうか?と言われて)
×)大丈夫です。
○)お気遣いありがとうございます。

「大丈夫です」と言うと、「間に合っています」「結構です」という意味合いを含んでしまいます。相手に無愛想な印象を抱かれてしまいかねないので、この場合は「お気遣いありがとうございます」とするのが正解です。

どれがいいか聞かれたとき

(まかないメニューの希望を聞かれて)
×)じゃあこれで。
○)こちらをいただきたいです。

「じゃあ」とつけると、気が進まないけどこれでいいか、と仕方なく選んだ印象に聞こえてしまいます。また、「これでいいです」ではなく、「これがいいです」と変えるだけでも肯定的に聞こえて○。

 

よく使う敬語30

日本語は敬語の種類もさまざま。尊敬語は目上の人を敬う表現で「相手を立てたいとき」に使います。また、謙譲語は自分をへりくだる表現で「自分を下げることで相手を立てたいとき」に、「です、ます」などの丁寧語は、日常会話で相手を問わず使う表現です。
敬語は使い分けが難しいですが、迷ったときはこの表を参考にしてみてください。

基本形 尊敬語 謙譲語 丁寧語
使用方法 目上の人に使う。相手を立てるときに使う。 自分をへりくだるときに使う。自分がへりくだることで、相手を立てる。 聞き手に対して丁寧に述べる言葉。 「です」「ます」「ございます」を付けて使う。相手・内容を問わない。
行為をする人 相手 自分 問わない
する なさる、される (自分が一方的に行う行為の場合)いたす
(相手からの許可や好意により恩恵を受ける行為の場合)させていただく
します
言う おっしゃる、言われる 申す、申し上げる 言います
行く いらっしゃる、おいでになる うかがう、参る 行きます
来る いらっしゃる、おいでになる、見える、お越しになる 参る、伺う 来ます
知る お知りになる、ご存じだ 存じる、存じ上げる、承知する 知っています
食べる 召し上がる、おあがりになる いただく、頂戴する 食べます
いる いらっしゃる、おいでになる おる います
見る ご覧になる 拝見する 見ます
聞く お聞きになる 拝聴する、うかがう 聞きます
座る お掛けになる お座りする、座らせていただく 座ります
会う お会いになる、会われる お目にかかる 会います
伝える お伝えになる 申し伝える 伝えます
わかる おわかりになる、ご理解いただく かしこまる、承知する わかりました
読む お読みになる 拝読する 読みます
与える くださる、お与えになる 差し上げる あげます
受け取る お受け取りになる 賜る、頂戴する、拝受する 受けとります
利用する ご利用になる 利用させていただく 利用します
思う お思いになる、おぼし召す 存じる、拝察する 思います
買う お買いになる、お求めになる 買わせていただく 買います
考える お考えになる、ご高察なさる 拝察する、検討いたします 考えます
待つ お待ちになる、お待ちくださる お待ちする 待ちます
帰る お帰りになる、帰られる おいとまする 帰ります
御宅(おんたく) 拙宅(せったく)
会社 貴社(きしゃ) 御社(おんしゃ) 弊社(へいしゃ)
貴店(きてん) 弊店(へいてん)
銀行 貴行(きこう) 弊行(へいこう)
学校 貴校(きこう) 弊校(へいこう)
新聞 貴紙(きし) 弊紙(へいし)・小紙(しょうし)
雑誌 貴誌(きし) 弊誌(へいし)・小誌(しょうし)
地位 貴職(きしょく) 小職(しょうしょく)

 

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※2015年4月27日の内容を更新しています。

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