バイトのシフトに入れてもらえないのはなぜ? 採用担当者に聞いた5つの理由

「今月はしっかり稼ごう」と思って希望のシフトを出したのに、決まったシフト表を見ると、自分の名前がほとんど入っていない。そんな経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか。ここでは、タウンワークが2026年3月に過去1年間にアルバイト採用をしたことのある採用担当者4120人を対象に行ったアンケートをもとに、希望通りのシフトに入れない主な理由を紹介します。あわせて、シフトに入りやすくするためにできることについても紹介します。
- シフトに入れない理由でよくあるのは、同じ日の希望者が多いことです
- シフトに入りやすくするコツは、希望者が少ない日にシフト希望を出す、シフト希望を多く出すなどです
- シフト希望が叶いにくい場合は、まず店長に相談、次に掛け持ちをする、最後に別のバイトを探す、という順で考えてみましょう。
採用担当者に聞いた、バイトのシフトに希望通り入れない理由
シフトの希望を出しても、誰もが希望通りのシフトに入れるわけではありません。ここでは採用担当者を対象に行ったアンケートをもとに、なぜ希望通りに入れないのか、よくある理由を解説します。
- 同じ日を希望日にしている人が多い 41.0%
- 希望日にスタッフを必要としていない 40.7%
- 希望日にバイトスタッフをフォローする社員が少ない 27.7%
- 入って間もなく仕事に慣れていない 23.5%
- スタッフ同士の相性を考慮したため 11.9%
※2026年3月 高校生・大学生アルバイト採用者への調査/N=4120/調査企画 Indeed/調査協力マクロミル
同じ日を希望する人が多いため(41.0%)
バイト先にもよりますが、1日の各シフト帯に必要な人数は決まっています。同じシフトに希望が集中すると、希望通りにシフトに入れないことがあります。例えば、学生は授業やサークルの関係で、平日の夕方以降や土日などを希望する人が多くなりやすいです。
希望日に人手を必要としていないため(40.7%)
バイト先の店舗の忙しさは、曜日や時間帯によって異なります。飲食店なら、出勤前の朝、ランチタイム、夕方以降、金曜などの休み前、土日などは混雑するため多くのスタッフが必要ですが、そうでない時間帯は少ないスタッフでシフトを組んでいることが一般的です。
希望日にバイトスタッフをフォローする社員が少ないため(27.7%)
バイトスタッフのフォローや指示をする社員や、現場を仕切れるバイトリーダーがいなかったり、少なかったりすると、その時間帯だけバイトスタッフの数を調整することがあります。結果的にシフトに入れないこともあります。
入ってすぐで仕事に慣れていないため(23.5%)
採用されてから間もない期間は、先輩スタッフに教えてもらいながら仕事を進めることが多いです。忙しい時間帯は、新人をフォローする余裕がないこともあり、混雑時にはあえて新人スタッフをシフトに入れないこともあり得ます。この場合、希望のシフトに入るためには、一人で担当できる業務を増やしていくことが必要です。
スタッフ同士の相性を考慮したため(11.9%)
多くのスタッフ同士が連携して動くお店では、一緒に入るスタッフ同士の相性を考慮してシフトを組むことがあります。例えば、「この二人は一緒だとおしゃべりが多い」「お互いの意思疎通がうまくいかない」などがあります。
シフトに入れてもらうための5つの具体的方法
シフトの希望を通りやすくする方法として、次の5つが挙げられます。
- 希望者が少ない日にシフト希望を出す
- シフト希望を多く出す
- 1日に勤務できる時間に幅を持たせる
- 仕事に慣れてできることを増やす
- シフトに入れない理由を率直に聞いてみる
希望者が少ない日にシフト希望を出す
希望が通りやすい方法の一つは、希望者が少ない日に希望を出すことです。過去のシフト表を見たり、先輩スタッフや店長に人手が足りていない曜日や時間帯を聞くなどして、希望者が少ないシフトに入れるかを見てみましょう。その上で、店長などシフト担当者に「希望日以外でも空きがあれば入ります」「人が足りなかったらご連絡ください」など一言伝えておくと、空きが出た際に声をかけてもらえることがあります。
シフト希望を多く出す
希望日を多く出すことで、シフトに入れる可能性は高くなります。また、決まった時間帯だけでなく、無理のない範囲で勤務できる時間を広げられれば、人手が足りないシフトと合うこともあるでしょう。店長やシフト担当者に希望者の多い曜日や時間帯を事前に確認し、比較的希望者が少ない日時に希望を出すのも一つの方法です。
1日に勤務できる時間に幅を持たせる
例えば、バイト先が夕方の勤務時間を17時~22時としている場合、5時間を通して働けるスタッフを優先することがあります。勤務できる時間が短いスタッフが多いと、ほかのスタッフとの調整が必要になり、シフトが組みにくくなることがあるためです。希望するシフトに入りやすくするには、無理のない範囲で勤務可能な時間に幅を持たせ、その範囲をシフト担当者に伝えておく方法もあります。
仕事に慣れてできることを増やす
「この人にはぜひシフトに入ってもらいたい」と思われるスキルを身につけると、シフトに入れてもらいやすくなります。任せられた仕事を着実に覚え、対応できる業務を増やすことで、シフトを任される機会が増える可能性があります。他のスタッフからも頼られるようになれば、スタッフのリーダーとして一番にシフトに入れてもらえるようになるかもしれません。
シフトに入れない理由を率直に聞いてみる
バイト先の事情などで希望のシフトが通らないことがあるかもしれません。思い切ってシフト担当者に「なぜシフト希望が通らないのか」を聞いてみるのも一つの方法です。自分とは関係のない店舗側の事情が理由であればその状況を受け止め、自分の工夫で変えられるものであれば、改善策を考えられるでしょう。
シフトに入れてもらえないのは違法?労働基準法・契約上の扱い
「希望シフトが通らない」だけでは、直ちに違法とはなりません。ただし、雇用契約で最低勤務日数が明確に定められているにもかかわらず下回る場合は、契約内容に反する可能性があります。
一度決まったシフトを勤務先の都合で減らす場合は、原則として勤務先と本人の合意が必要です。また、その削減が勤務先側の事情による「休業」に当たる場合、勤務先は平均賃金の60%以上の休業手当を支払う必要があります(労働基準法第26条)。すべてのシフト削減が対象になるわけではないため、困ったときは契約内容を確認し、総合労働相談コーナーなどに相談しましょう。
それでもシフトに入れない場合はどうする?
自分ではどうしようもない理由でシフトに入れない場合、辞める前に試せることがあります。まず店長に相談、それでも状況が変わらなければ収入を補う方法を探す、最終手段として別のバイトを探す、という順番で考えてみましょう。
まずは店長やシフト担当者に希望を伝えてみる
「もう少しシフトを増やしてほしい」という希望は、まず店長やシフト担当者に伝えることが大切です。思い切って「入れる日を増やしたいのですが、どうすればいいですか?」と率直に聞いてみましょう。「希望者が少ない曜日・時間帯を教えてもらう」「急な欠員が出たときに連絡をもらう」など、具体的な対策が見えてくることがあります。相談することで、店側も希望や事情を把握でき、今後のシフトについて話し合いやすくなります。
バイトの掛け持ちを検討する
相談しても状況が変わらない、でも今のバイトはすぐ辞めたくないという場合は、バイトを掛け持ちして収入を補う方法があります。今のバイトは入れる日だけ継続しながら、別のバイトや単発・短期バイトを空いている日に入れると、シフトの少なさをカバーしやすくなります。掛け持ちを始める際は、就業規則で掛け持ちのルールを確認し、必要に応じて今のバイト先へ伝えておくとトラブルを避けやすくなります。
参考:
バイトを掛け持ちするメリットと稼ぐコツ。掛け持ちバイトのおすすめ20選
バイト面接や履歴書で「掛け持ちになる」ことを言う必要はある?伝え方は?
短期バイトおすすめ27選!探し方やメリット・デメリットも解説
単発バイトの探し方とは。おすすめの単発バイトも紹介
それでも改善しないなら別のバイトを探すのも選択肢
相談も掛け持ちも難しく、必要な収入がどうしても確保できない場合は、新しいバイトへ切り替えることも選択肢のひとつです。次のバイトを探す際には、募集要項で勤務日数・時間帯の目安を確認し、面接でも自分が希望する勤務日数・時間帯を具体的に伝えましょう。双方で条件を確認しておくと、採用後の認識のズレを防ぎやすくなります。
※更新履歴:
2019年2月13日 初回公開
2025年6月25日
2026年8月5日
※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。