バイト先から「通帳のコピーを持ってきて」と言われたら? コピーを取るページ、サイズなど
初めて決まったバイト先から「通帳のコピーをもってきてほしい」と言われたけれど、どうすればいい? 通帳のコピーを持っていく意味や、どこをどのようにコピーをすれば良いかなどを詳しく解説します。
【目次】
通帳のコピーを提出する意味
アルバイトに採用されると、給与の振込みのために「通帳のコピーを持ってきてほしい」と言われることがあります。これは、会社が給与の振り込み先を間違いなく知るために口座情報が必要だからです。口頭やメモではなくコピーをとるのは、伝達ミスを防ぐためです。会社によっては、通帳のコピーではなく「通帳を持ってきて」と言われることもあり、その場合は会社のコピー機でコピーし管理します。
また、給与の振り込みは、「従業員本人に直接支払う」ということが法律で決められているため、家族の口座ではなく、自身の口座の情報を伝える必要があります。自分名義の口座を持っていない人は、バイトをが決まってからすぐに口座を開設する必要があります。
通帳のコピーの取り方
コピーするページ
バイト先が欲しい情報は、金融機関名、預金種目、口座名義、口座番号、金融機関の支店番号になります。この情報が書かれているページをコピーして提出しましょう。ほとんどの場合、表紙を開いた最初の1ページ目になります。通帳ががない人はキャッシュカードのコピーでも代用できます。あらかじめ支店番号から支店名を検索しておくとより安心です。
ゆうちょ銀行は店名(3ケタの番号)、口座名義、預金種目、口座番号が必要になります。ゆうちょ銀行間の取引で使われる記号番号ではないので注意しましょう。
サイズ
サイズは、書かれている情報が読めるなら特に拡大や縮小などをせずに原寸大で良いでしょう。色もわざわざカラーにする必要はなく、モノクロで構いません。コンビニエンスストアでコピーすることができます。コピーしたものを会社が管理する可能性があるので、A4サイズでコピーを取りましょう。
通帳のコピーを取る時の注意点
通帳に記載されている内容は重要な個人情報です。悪用されることのないよう、コピーする際には十分に気をつけましょう。
コンビニでコピーする場合は、取り扱いには十分に注意しましょう。コピーし終わったら、まず印刷された用紙を取り、コピー台においた通帳も取り忘れがないようにチェックします。最近のコピー機は、読み取った内容を自動的に破棄してくれるものが増えましたが、古いものでは自分でその情報を削除しないといけない場合があります。コピーする前に、注意書きや使用方法を確かめておきましょう。
また、新規で口座を開設した後にコンビニに寄ってコピーをする時は特に注意が必要です。口座開設に必要な印鑑や身分証明書などを一緒にまとめて持ち歩くので、コピーをする時はもちろん、移動中も気をつけましょう。それらが入ったカバンは棚や椅子などには置かず、肌身離さず持っていたほうが安全です。
バイト先にしっかり確認して準備しよう
通帳のコピーの提出は、給与の支払いに関わる大切なことです。もし期日までに提出が出来なかった場合、会社側が口座への振込手続きができず、せっかくの給与の振込みが延びてしまう場合もあります。特に初めてバイトをする人は、分からないことや疑問点についてはすぐに聞いて確認し、なるべく早めに提出できるように、余裕を持って用意をするようにしましょう。
記事監修:石川 智(ファイナンシャルプランナー)
※2019年2月19日公開の記事を更新しました。