パートを休むときの理由別の伝え方8選【当日編・事前編】
自分や家族の体調不良、子供の学校行事、パートを休みたいタイミングは誰にでもありますが、「言いづらい」と伝え方に悩んでしまう人も多いでしょう。ここでは、パートを当日に休みたい場合、ある程度事前にわかっている場合に分けて、理由別に納得してもらいやすい伝え方の例を紹介します。
パートを休む理由の伝え方【当日や急に休む場合】
突発的な事情で、当日に休む連絡を入れる場合の伝え方を紹介していきます。やむを得ない事情があっても、「休ませていただけますか」と許可をもらう姿勢で丁寧に伝えることが悪い印象を残さないポイントです。
自分の体調不良
体調不良でパートを休む場合は、仕事ができない状況にあることと、回復に時間を要しそうかを説明します。風邪、熱、頭痛、腹痛、生理痛など、具体的な症状は必ずしも伝える必要はありませんが、分かってもらいやすいよう必要なら伝えても良いでしょう。インフルエンザなどで数日間休む必要があるときは、どのくらいの期間がかかるかを伝えましょう。
子供の発熱・体調不良
子供が急に熱を出してしまったなどの体調不良の場合、症状と看病をできる人がいないなどの事情を正直に伝えましょう。
「昨日の晩(または今朝) から子供が熱を出してしまい、学校を休ませることにしました。急で大変申し訳ないのですが、本日はお休みさせてください。次のシフトは明日なのですが、子供の体調がよくなれば出勤できますが、今は何とも言えないので、明日のシフトを代わって頂ける方がいれば、お願いしたいです。いずれにしても、今日の夕方に状況をご報告できればと思います」
「昨晩から子供の体調が悪く、大変申し訳ないのですが、本日はお休みをいただけないでしょうか。これから病院に行って検査をしてもらうのですが、RSウイルスなどに感染した可能性もあるため、数日から1週間程度お休みをいただく形になるかもしれません。週明け以降の出勤については、病院の診断ののちご相談させてください」
「急で申し訳ありません。子供がインフルエンザにかかってしまい、今日から5日間は学校を休むことになり、その間、パートに出る事ができません。ご迷惑をおかけしますが、その間お休みさせてください。仕事については◎◎さんと共有していますが、ご不明な点はいつでもご連絡ください」
家族の体調不良
家族が体調不良の場合は、誰がどんな状態なのか具体的に伝えます。または、家族の介護などの場合も同様です。他に面倒を見る人がいないなど、休む以外の選択肢がないことを伝えるとよいでしょう。
電車・バスなど交通機関の遅延
天候や交通機関などが原因で出勤できない場合は、正確な状況を伝えて了承を得るようにします。
親族や友人の通夜・告別式
身内や友人に不幸があった場合、亡くなった方との関係性を伝えます。通夜や告別式が遠方で行われるなど、数日間休まなければならないこともあるでしょう。その際は、いつまで休む必要があるのかも伝えておきます。
その他の家庭の事情
デイサービスが急遽休みになり親の介護が必要になった場合や、子どもが通う学校や学童保育が学級閉鎖になった場合など、上記以外の家庭の理由で休む場合も、具体的な理由を伝えましょう。
パートを休む理由の伝え方【事前にわかっている場合】
あらかじめ休みをとりたい日がわかっている場合は、できるだけ早く伝えて、パート先に迷惑がかからないようにします。休む前に仕事の段取りをつけておくなどの配慮をすると、印象が良くなり、周囲の理解を得やすくなります。
子供の学校行事
学校の行事は、早い段階でスケジュールがわかります。仕事に影響が出る前に、休みたい理由とともに伝えておきましょう。
帰省や旅行の予定
帰省や旅行を理由に休むのは、「気が引ける……」という方もいるでしょう。しかし、嘘がバレた場合、信頼がなくなるリスクを覚悟しなければなりません。心置きなく楽しむためにも、正直に伝えて、職場の理解を得るよう努めることをおすすめします。
早い段階で申し出ておけば、職場への影響は最小限に済みます。さらに、言い方にも気をつけましょう。一方的に「休ませてください」ではなく、例文のように「了承をもらえたら休みます」という姿勢を見せると、良い印象になります。
パートを休むときの基本マナー
シフトが組まれた後に休みたい場合は、パート先への影響を考えて行動することが重要です。まずは、基本的なマナーを押さえておきましょう。
電話で連絡する
急な都合でパートを休む場合は、上司に電話して直接伝えます。普段からメールやLINEを使っているケースもあると思いますが、相手が見落としてしまうと大事になる可能性があるため、欠勤の連絡は電話が基本です。
勤務先によっては、履歴を残したい、すぐに電話に出られないなどの理由から、メールやLINEでの連絡を指定している場合もあります。事前に職場のルールを確認しておきましょう。
連絡するタイミングはできるだけ早く
上司は休みの連絡を受けたあと、仕事の調整や代わりの人を探すなどの手配をしなければなりません。出勤できないことがわかったら、できるだけ早く連絡して迷惑を最小限に抑えるよう配慮するのがマナーです。
次の出勤時にお詫びと感謝を伝える
休みをとった日は、その分の仕事を上司や仕事仲間がフォローしてくれています。休み明けに出勤したら仕事に取り掛かる前に、迷惑をかけてしまったお詫びと休ませてもらったお礼を伝えましょう。上司や代わりの仕事をしてくれた人もちろん、影響がおよんでいる人に対しても声をかけるとより良いです。
※更新履歴:
2019年8月1日
2022年6月15日
2023年6月23日
2024年6月3日
※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。