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2018年10月19日

バイト面接で「趣味は何ですか?」と聞かれたときの答え方と例文

バイト面接で「趣味は何ですか?」と聞かれたときの答え方と例文

バイト面接の際、面接官から唐突に「趣味は何ですか?」と聞かれることがあります。志望動機や自己PRについてはしっかり準備をしていた人でも、突然趣味を聞かれると戸惑ってしまう人もいるのではないでしょうか。趣味の質問には、応募者の人となりを判断する大事な意味があります。今回は、面接で趣味を聞く理由や答え方のポイント、趣味を聞かれたときに使える例文をご紹介します。

趣味を尋ねる面接官が本当に知りたいこと

面接官は目的を持って趣味に関する質問をしています。趣味の質問を通して面接官がチェックしているのは、主に次のような点です。

人柄や人間的な魅力

面接官は限られた時間内で応募者の人柄や適性などを判断する必要があります。そこで、趣味に関する質問をすることで、志望動機や自己PRだけではわからない応募者の人となりや価値観、魅力を探ろうとしています。

例えば、趣味のジャンルがスポーツ系か文化系か、チームプレーか個人競技かなどによって、活発なタイプかおとなしい性格か、リーダーシップはあるか、職場の雰囲気に合うか、スタッフとうまくやれるかといった点を判断する際の参考にしています。

コミュニケーション能力の高さ

コミュニケーションは仕事の基本です。中でも多くのお客さまと関わる接客業のバイトでは不可欠な要素です。面接官から「趣味は何ですか?」と聞かれて、「特にありません」と答えると、そこで会話が終了してしまいます。最悪の場合、「コミュニケーション能力が低い」と判断され、評価の対象外になる可能性もあります。意思疎通のスムーズさは面接時の重要なチェックポイントです。質問に適切に答えることで、「こちらの話を理解してしっかりと受け答えができる人」という印象を与えられるでしょう。

また、緊張している応募者に対して、あえて仕事とは無関係の話題を振ることで、緊張をほぐすという意図もあります。

一つのことに打ち込む姿勢

面接官は基本的に、応募者に長く働いてほしいと考えています。そのため、一つの趣味を長く続けている、または本格的に凝っている場合は、「何かに熱中できる性格で、物事を途中で投げ出さない」「粘り強くて集中力が高い」などと好意的に解釈される可能性があります。

また、趣味の有無によって、仕事のストレスを適度に発散させられるかどうかについても見られています。仕事以外に打ち込めるものがあるとストレスを発散しやすく、仕事で失敗や落ち込む出来事があっても長続きしやすいと判断されるためです。

バイト面接で趣味を聞かれたときの答え方

面接の答え方にはコツがあります。バイト面接で趣味を聞かれたときは、次のような順番で答えましょう。

結論ファーストで答える

趣味を聞かれたら、「趣味は〇〇です」と、初めに結論から伝えましょう。結論を先に言わないまま、「私は子供の頃からスポーツが得意で……」などと話し始めると、面接官によっては、「話をまとめるのが下手」と思われてしまうかもしれません。

また、面接用に趣味を用意するのではなく、本当に好きな趣味を答えることが大事です。好きでもない趣味を答えてしまうと、「なぜ好きなのか?」「どういうところが楽しいのか?」などと面接官から突っ込まれたときに、うまく答えられず、「嘘をついているのではないか?」という不信感を与えることになりかねません。

そもそも面接官は、応募者がどんな趣味を持っているのかということではなく、趣味への取り組み方や人となりを知ることを目的に質問していることが大半です。自分が力を入れていること、継続していることを伝えましょう。

好きな理由を具体的に説明する

結論の次は理由です。「理由は〇〇だからです」というように答えましょう。その際、どのような点が好きなのかを具体的に語ることで、人となりや魅力が一層伝わりやすくなります。具体的には次のような答え方が良いでしょう。

「趣味は旅行です。理由は、知らない街を歩いたり、地元の人たちと触れ合うことが好きだからです」
「趣味はバンド活動です。2年前に結成したバンドでギターを担当していますが、仲間との一体感や、演奏したときの充実感にやりがいを感じるからです」

趣味を通して経験したことや得たものを答える

趣味を続けることで身に付いたことを伝えると、印象が良くなります。長く続けている趣味なら「コツコツ取り組むこと」や、「一つのことに打ち込める性格」のアピールにもなるでしょう。

「趣味はお菓子作りです。理由は、お菓子が大好きなことと、レシピ通りに上手に作ることができたり、アレンジをして自分なりのオリジナルレシピを発見できたりしたときの喜びが大きいからです。中学生の頃から始め、作れるようになったレシピは200種類以上です」
「趣味は水泳です。理由は、自分で決めた目標の距離を泳ぎ切ることに達成感を感じるからです。小学校のときから習い始め、現在も週に2回は地元のプールへ泳ぎに行っています。水泳を通して、自分で目標を決めて努力する習慣が身に付きました」

趣味が仕事に与える良い影響を話す

趣味で身に付いたことと、応募先のバイト内容が関連づけられると、なお良いでしょう。

「趣味はプラモデル作りです。細かい作業でも集中してコツコツ取り組むことが得意です。コツコツ仕事をこなす軽作業スタッフに向いている性格だと思います」
「趣味は読書です。月に10冊以上読むほど小説が好きで、毎日のように書店通いをしています。書店員は自分の憧れの職業でした」

趣味を答える際の注意点

ネガティブな印象になりやすい趣味は答えない

嘘の趣味を答えるのは良くないですが、だからといって一般的にあまり良い印象を持たれない趣味に言及するのは、避けましょう。例えば、「寝ること」「ギャンブル」「飲酒」などです。

長く話しすぎない

自分が熱中している趣味など、好きな話はつい長々と話してしまいがちです。しかし、あまりに話が長いと、「話がまとまっていなくて、何を言いたいのかわからない」「自分のことに夢中になりすぎて、相手に対する配慮が足らない」などの印象を持たれてしまうおそれがあります。簡潔にポイントを絞って答えましょう。

「趣味は何ですか?」と聞かれたときの回答例文

バイト面接で趣味を聞かれたときの回答例をご紹介します。自分なりにアレンジしてから面接に臨んでください。

ジョギング

「趣味はジョギングです。理由は、長距離を完走することで高い満足感を得られることと、外の空気を感じながら走ることに爽快感を感じるからです。始めたのは1年半前ですが、今ではすっかりジョギングに夢中です。この趣味を通して、最後まであきらめずに続ける忍耐力が身に付きました」

アウトドア

「趣味はキャンプです。理由は、自然の美しさと壮大さを全身に感じることで、心身ともにリフレッシュできるからです。休みの日は大学の友人たちとキャンプに出かけることが多く、皆で協力してテント張りや調理などをすることで、仲間との絆を深められています」

スポーツ

「趣味は野球です。理由は、仲間と一緒になって戦い、試合に勝ったときの喜びは何物にも代えがたいほど大きいからです。小学校の頃から野球を続けていて、現在は地元の草野球チームでプレーしています。野球で身に付けた積極性や協調性、粘り強さや勝負強さを、仕事でも活かすことができたらと考えています」

武道

「趣味は合気道です。合気道を素晴らしいと感じる理由は、競争するだけでなく、相手を尊重しながら行う武道だからです。大学入学と同時に合気道を始めましたが、心身ともに鍛えられているだけでなく、人を思いやる心を身に付けることができました」

読書

「趣味は読書です。理由は、自分が知らなかった世界と出合えたり、新たな考え方に触れたりできるからです。小学校の頃から、週に2冊は本を読んでいます。現在はビジネス書や小説など、偏らずに幅広いジャンルの本を読むようにしています」

映画観賞

「趣味は映画観賞です。理由は、映画のストーリーや主人公のセリフなどを通して、自分の価値観が変わったり、視野が広がったりすることが面白いからです。DVDなどで見るだけでなく、映画館に足を運んで臨場感のある雰囲気を楽しんでいます」

芸術鑑賞

「趣味は絵画鑑賞です。理由は、小学校の頃から美術が好きなことと、自分でもたまに絵を描くからです。気になる絵画展が開かれると、必ず足を運んでいます。鑑賞しながら『どうしたらこんなに素晴らしい絵が描けるのだろう』『この画家はなぜ、このような絵を描いたのだろう』などと想像を巡らせるのが好きです。絵画に対する好奇心や探究心は旺盛です」

料理

「趣味は料理です。理由は、人の喜ぶ顔を見ることが好きだからです。両親が共働きということもあり、小学生の頃から夕食を作ったり、休みの日には昼食を作ることもありました。『おいしいね』『ありがとう」と人から言ってもらえることが一番嬉しいです。仕事でも、お客さまに喜んでいただけるサービスを提供したいと考えています」

旅行

「趣味は旅行です。理由は、自分の住む街から遠く離れた場所に行くだけで気分転換になることと、きれいな景色や名所を見ると感動するからです。最近は、国内旅行が好きです。行くたびに、日本の美しさや日本人の優しさなどを再発見しています。旅行先では初対面の人と話すことも多く、コミュニケーション力が身に付いたと思います」

ハンドメイド

「趣味は手芸です。理由は、自分の手で時間をかけて作品を作り上げることに面白さを感じるからです。祖母が手芸好きだったことがきっかけで中学生の頃から始め、今ではアクセサリーなどの小物類を作っては、ハンドメイドのイベントで販売しています。手芸を通じて得た丁寧さや慎重さを、仕事にも活かせたらと思います」

答え方次第で、趣味は立派なアピールポイントに

バイト面接では、人柄や性格などの人間性も重要なチェックポイントです。趣味に関する話は、応募者がどのような人物かを判断する際の大きな材料になります。自分では「大した趣味ではない」「好きだから続けているだけ」と思っていても、面接官にとっては、長所や魅力に感じることもあります。バイト面接で趣味を聞かれたときは、自分のアピールポイントとして話ができるように、あらかじめ答えを準備しておくことをおすすめします。

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