ハデ髪、明るい茶髪…バイト面接前に染め直すべき?
アルバイトの面接で、服装と同様に髪型・髪色で悩む人も少なくありません。特に、明るめのカラーをしている人の中には、このまま行っていいのか、染め直すべきか判断できない人もいます。ここでは、応募先の業種別の髪型・髪色のボーダーラインについて解説します。
面接での髪色は、バイト先の就業ルールと合わせるのが安心
アルバイトの面接での髪色は、働く従業員の就業ルールに近い色で臨むのが無難です。実際にアルバイトの採用担当者を対象に行ったアンケートでは、就業ルール通り、もしくは、面接ではそれよりやや明るくても良いと回答している人が多いです。アルバイトの面接時点では、就業ルールとの髪色と自分の髪色が合わなくても、採用された初日までにルールに沿った髪色にすれば本質的には問題ありません。その一方、落ち着いた身だしなみのバイト先にハデ髪で面接に臨むと、そのギャップから「本当に合わせてくれるか」という印象を持たれやすい面もあります。
ちなみに、同アンケートによると、アルバイトの髪色のルールは「地毛から地毛に近い落ち着いた色」との回答が約5割、「茶色であれば明るい色でOK」が約2割、「髪色は完全自由」も約2割でした。
アルバイトの職種別、面接の髪色はどう対処する?
同じ業種や職種でも店舗や会社によって最終的には考え方は異なりますが、大まかには以下のような傾向があります。
カフェ・喫茶店
食品を扱う仕事とは言っても、基本的にカフェや喫茶店のバイトの場合、髪色はそれほど厳しくないのが一般的です。派手すぎない程度の明るい髪色なら大丈夫なケースが多いです。ただし、チェーン展開している店舗の中には髪の色や髪型について細かくマニュアルが定められているケースもあります。一方、個人経営のカフェや喫茶店などは、オーナーによって判断基準が様々です。気になる場合は事前にお店で働いているスタッフの様子を観察し、その雰囲気に合わせておけば問題ないでしょう。
ファミレス・レストラン(ホールスタッフ)
ファミレスやレストランは、さまざまな年代の人が来る場所。レストランの顔となるウェイターやウェイトレスには、清潔感など万人に好感がもたれる雰囲気が求められます。明るすぎる茶髪はクレームの対象となってしまうこともあるので、面接のときも黒髪か、ナチュラル・ブラウンな髪色で行くようにしましょう。
居酒屋(ホールスタッフ)
居酒屋のホールスタッフの髪色に関しては、比較的自由なところが多いものの、お店のオーナーの基準によってさまざまです。服装や身だしなみにうるさいオーナーの場合は、茶髪不可になります。一方、オシャレな雰囲気を重視している場合は、キレイにカラーリングをしているほうが好印象になる場合も。事前にお店の雰囲気を確かめて、そこのスタッフの傾向を探るのが良いでしょう。
キッチンスタッフ(ファミレス・レストラン)
ファミレスやレストランのスタッフでも、ホールではなくキッチンで働く場合は基準が少しゆるくなる場合が多くあります。オーナーによっては茶髪や金髪でもOKのところも。とはいえ、キッチンスタッフでも忙しいとホールに出てくるケースもあり、お店によってはホールスタッフと同じ基準を設けているケースもあるので注意しましょう。
塾講師・家庭教師
塾講師・家庭教師の場合は、生徒や保護者からの信頼が大切なアルバイトです。髪色だけに限らず清潔感のある髪型を心掛けましょう。不自然でない茶髪であれば問題ない場合が多いですが、金色に近い明るすぎる髪色は避けたほうが無難です。心配であれば髪色の指定については事前に確認しておくといいでしょう。
イベントスタッフ・コンサートスタッフ
キャンペーンやイベントのスタッフは、担当するイベントによっても変わってきますが、基本的にはそれほど髪色を気にする必要はないでしょう。ただ、イベントスタッフの場合、派遣会社に予め登録しておき、そこから振り分けられるケースが多いので、登録の際はナチュラルな髪色にしておくほうが無難です。
コンビニ
髪色は比較的自由なコンビニも多くなっています。各店舗のオーナーごとによって基準が異なります。「黒髪限定」という指定がない限り、明るすぎない茶髪程度なら寛容なコンビニがほとんどです。事前にお店のスタッフのトーンを確認しておくと安心です。
レジ・スーパー
スーパーの場合、幅広い世代のお客さまが来店するので、茶髪を不可としているところも多くあります。とりわけ、レジなどお客さんと直接接するスタッフの髪色には厳格になることも多く、黒か黒に近い茶髪が求められます。また、大手になればなるほど茶髪はNGですので、面接の際には黒く戻しておいたほうが無難と言えます。
食品製造・販売
食品製造の基準は工場によって異なります。お客さんと直接接する職種ではないので、明るめの髪の毛の人が働いている場合もあります。大抵の場合ヘアキャップで髪を隠して作業するので髪色は自由であることが多いです。とはいえ、採用担当者によっては明るすぎる髪の色はマイナスイメージになる場合もあります。派手な金髪などは避けておいたほうがよいでしょう。
お惣菜など、食品販売の場合は接客業になるので、基準が厳しくなります。衛生的なイメージが必要なので、場合によっては茶髪もNGになることもあります。面接前に、そのお店のスタッフの髪型などをいちどチェックしておくとよいでしょう。
アパレル販売
アパレル業界はスタッフにオシャレで華やかな雰囲気が求められます。お店のテイストにもよりますが、カジュアル系やモード系のブランドでは、清楚や地味にしすぎたほうがかえってNGという場合も。その職場で売られているアイテムや、スタッフの雰囲気をよく研究して、参考にしてみるとよいでしょう。モードっぽい黒髪が好印象なケースもあれば、華やかな明るめのカラーが良いケースもあります。
インテリア・雑貨販売
インテリアや雑貨のお店は比較的若い世代の顧客が多く、おしゃれな雰囲気が求められる場合もあります。この場合も扱っているアイテムやショップ全体のイメージに合わせることが大切です。お店の販売スタッフの雰囲気を見て、それに調和した髪の色であれば問題ないでしょう。
まとめ
今回は職種ごとの髪色のルールについて紹介しました。食品を扱う接客業や、顧客の年齢層が広い場合、また、大手のチェーン店などの場合は基準が厳しくなる傾向があります。もちろん、同じ職種の中でも店舗ごと、オーナーごとにさまざまな価値観があります。面接を受ける前に、職場の雰囲気をよく観察して、地毛がベターか、茶髪でも良いか判断するようにしましょう。
■更新履歴:
2014年3月24日
2021年11月18日
2024年6月3日