スマートフォン用サイトを表示

アルバイトや転職に役立つ情報が満載!最新のお仕事ニュースなら【タウンワークマガジン】

2019年09月18日

フリーターから正社員転職|成功させる志望動機・自己PRの伝え方(見本付)


フリーターなどアルバイトから正社員を目指す人は、なぜ社員を目指すのかを前向きに伝えることが大切です。ここでは、フリーターからの転職の面接でよく聞かれる質問や答え方、面接での注意点などを解説します。

企業が「正社員」に求めるものは?

長期的に仕事に取り組み、成長する人材か

正社員は、長く働いて経験を積むことで業績貢献を期待される役割を担っています。フリーターから正社員に転職する場合、長期的に仕事に取り組み、今後の成長が期待できるかはが重視されます。

仕事や組織の改善を自ら取り組む人材か

一般的に、正社員は、会社の業績に関係する責任のある仕事を任せられる立場にあります。決められた仕事をやりきることのみでなく、仕事の進め方の改善や、人の面倒を見る力、新たな事業提案などを担う事を期待されています。

正社員を目指すときにアピールすること

自己PR:応募先で活かせるスキルや経験

アルバイト経験も立派な職歴です。過去のアルバイトの中から志望職種に活かせるスキルや経験を絞ります。そこから、応募先の会社の事業にどう活かせるかを加えて自己PRをします。例えば、飲食店での経験があり、別業界の販売に転職を希望する場合、応募先のお店のイメージアップや売上貢献をするのに活かせる飲食店での接客経験や自分なりの仕事への取り組み方をアピールしましょう。

志望動機・転職理由:長期的な仕事での目標など

仕事の責任範囲・職域を広げたい、人を育てる立場になりたいなど、正社員に任されやすい長期的な目標を伝えることが大切です。シンプルに「安定したい」などと条件面のメリットのみを伝えることは避けましょう。

フリーターから正社員転職での志望理由の回答例

同業種や職種で、正社員を目指す場合

「コーヒーのチェーン店で2年間アルバイトをしてきました。新しく入ってきたアルバイトスタッフの教育やフォローを担当しています。私はこれまでアルバイトも社員も関係ないと考え、お客様から愛されるお店づくりを心掛けてきました。しかしアルバイトのままでは仕事の領域が限られてしまうことに気がつきました。将来はマネージャーを目指し、サービス全般の向上はもちろん、店舗運営や人材育成にも携わり、より良いお店づくりをしていきたいと考え、正社員になろうと決意しました」

アルバイトと正社員は、一般的に業務の幅も責任の重さも異なります。フリーターから正社員を目指す人は、その違いを認識できているかが重要な選考ポイントになります。アルバイトと正社員の違いを前提としたうえで志望理由を伝え、正社員になることの意欲を示しましょう。

やりたいことや夢がありフリーターでいたが、安定した仕事をしたい場合

「音楽が好きで、大学卒業後もプロのミュージシャンを目指してバンド活動を続けてきました。しかし音楽活動の収入だけで生活するのは難しく、別の道を考えるようになりました。私はファッションも好きで、アパレルショップでアルバイトもしていました。洋服や空間を提供することは、音楽と同様、お客様に楽しみを提供する仕事だと考えています。将来は店舗運営や企画立案にも携わり、御社のショップがより多くの人々に愛されるように尽力していきたいです」

やりたいことや夢があり、それを目指すためにフリーターをしていた人は、その理由を話して転職活動に至った経緯を伝えましょう。夢や目標に向かってコツコツ努力をしたという経験は、仕事にも活かせます。やりたいことや夢に向けていた情熱を、今後は応募先の仕事に向けていきたいと熱意をこめて伝えましょう。

いい会社に出会えずフリーターとなった場合

「新卒で入った会社が聞いていた条件と大きく異なっていたので退職して以来、アルバイトをして暮らしてきました。しかし学生時代の仲間がさまざまな会社で活躍していることを知り、もう一度、正社員にチャレンジしようと決意しました。御社のようなビジネスホテルでの就業経験はありませんが、学生時代に沖縄のリゾートホテルでアルバイトをしたことがあります。忙しい毎日でしたが、お客様からの「ありがとう」という言葉で、やっていてよかったなとやりがいを感じていました。接客のスキルを高め、多くのビジネスパーソンが安らげるホテル経営に貢献していきたいです」

正社員志向はあったものの、いい会社に出会えずアルバイト生活をしていた人は、まずその経緯を伝えましょう。ただし、前職の悪口はNG 。聞いていた労働条件と違っていたなど、止むを得ない理由はともかく、人間関係などの不満はマイナスの印象になってしまうことも。応募先の志望職種に対する前向きな意欲をアピールしましょう。

アルバイト・フリーター経験の自己PRの答え方

「私は、コンビニエンスストアで3年間アルバイトをしてきました。常連のお客様や取引業者の方々とお話する機会が多く、コミュニケーション力が鍛えられました。キャンペーン商品をご案内する際は、言葉の選び方によってお客様の反応が異なるため、説明の仕方を工夫しました。またオリジナルのポップを作ったり、時間帯によって陳列の方法を変えたりするなど、売上を伸ばすための方策も店長とともに考え実行し、地域で一番のお店として表彰されたこともあります。これらのスキルや経験は、御社の営業職でも活かせると考えています」

スキルや経験について質問されたら、応募先の職種に合ったもの伝えることが大切です。上記の例のように営業の経験はなくても、接客や販売のアルバイトには応用できるスキルや経験がたくさんあります。具体的なスキルが思い浮かばない場合は、継続力や適応力、協調性、積極性など、その職種に合ったものを過去の経験から考えてアピールしてみましょう。

面接での注意点とNG回答

過去のバイト先の悪口や不満を言う

正社員になろうと思った理由を聞かれた場合など、バイト先の悪口やボーナスがないなどの不満を言うのは避けましょう。待遇について確認するのは大事なことですが、第一にアピールすべきは仕事に対する前向きな意欲です。

将来の目標について明確に答えられない

面接担当者によっては、フリーターに対して「採用してもすぐに辞めてしまうのでは?」と不安を抱いている場合もあります。だからこそ将来の目標を語ることは大切です。長期的な目標を示して、長く働く意志があることをアピールしましょう。

自分に劣等感を抱いてしまう

フリーターであることや正社員経験がないことにコンプレックスを抱いてしまう人もいるかもしれません。しかし、アルバイトで学んだことも立派なスキルや経験です。応募先に合う経験を見つけ、熱意と合わせてアピールしましょう。

早速バイトを探してみよう