在学中の最終学歴はどう書く?最終学歴の解説や履歴書の正しい書き方をパターン別に紹介
バイトや就職活動で履歴書を書く際に学歴欄の書き方に迷うことはありませんか?在学中や中退の場合、最終学歴をどのように書いたらいいのでしょうか。今回は最終学歴の定義や書き方のポイント、学歴欄の例をパターン別に紹介していきます。
在学中は最終学歴に含まれる
最終学歴はこれまで通ったなかで最も高い学歴を指します。ですので、在学中の学校が学歴の中で最も高い場合、最終学歴として記載することができます。正式に卒業をしたわけではないため「在学中」や「卒業見込み」と記載するのが好ましいです。
留学が学歴に含まれる場合もある
学歴欄に書くことができるのは、基本的に1年以上の留学経験となります。留学先の大学が最も高い学歴で、かつ正式な学位を取得した場合はその大学が最終学歴です。それより短い留学経験を書く場合は、自己PR欄を活用して記入しましょう。
予備校・フリースクールや中退した場合は最終学歴に含まれない
予備校やフリースクールなど学校法人以外の教育機関は最終学歴に含まれないため、学歴欄には記入しません。また、中退した場合も最終学歴に含まれませんが、履歴書に中退した旨の記入がないと空白期間が生まれ、応募先の面接官などが経歴を正確に理解できないため、入学と中退した年月は記入するのが一般的です。
履歴書に書く最終学歴を選ぶ基準
最終学歴に選ぶ学歴には優先度があります。高等教育機関以降の学歴の優先順位を見てみましょう。
① 大学院博士課程
② 大学院修士課程
③ 大学
④ 専門学校・短期大学
⑤ 高等専門学校
⑥ 高等学校
⑦ 中学校
履歴書に記載する学歴欄の基本の書き方
学歴欄の部分には「入学年・卒業年は西暦か和暦に統一する」「学歴は義務教育終了時点から書く」「学校名は正式名称を書く」などの基本的なルールがあります。
入学年・卒業年は西暦か和暦に統一する
学歴欄の年月の記入方法は西暦・和暦のどちらかで統一します。和暦を使用するときは「昭和」「平成」「令和」などの元号はアルファベットなどで省略せずに書きましょう。入学と卒業の時期はそれぞれで1行の枠を設けて、別々に記入します。
学歴は義務教育終了時点から書く
小学校と中学校は義務教育なので一般的に記入は不要となります。自分が高校生なら中学卒業から高校在学中まで、自分が大学生なら高校卒業から大学在学中までを記入します。
在学中の場合は「在学中」または「卒業見込み」と書く
アルバイトやインターンシップの用の履歴書の学歴欄には、現在の年月、学校名のあとに「在学中」と記載し、アルバイトやインターンシップを始める際はまだ学校に籍があることを表します。一方で、就職活動の履歴書には実際の入社日には卒業しているため、在学中の場合でも履歴書には「在学中」とは書かず、卒業予定の年月、学校名のあとに「卒業見込み」と記載するのが正しい表現です。
学校名は正式名称を書く
記載する学校名は、略さず正式な校名を書きましょう。また、高校の場合は「公立・私立」がわかるように記入し、「〇〇高等学校」と正式名称で書きます。大学は学部・学科・専攻まで書くようにしましょう。
大学院の場合は「修了」と書く
大学院卒業の場合は、すべての学びを修めたということで「卒業」ではなく末尾に「修了」と記載します。大学院には修士課程と博士課程の2つの課程があるので、修士課程まで終えた場合は「修士課程 修了」、博士課程まで進んで終えた場合は「博士課程 修了」とわけて記入します。
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【パターン別】在学中の場合の最終学歴の書き方
高校在学中の最終学歴の書き方、大学在学中の最終学歴の書き方、大学院在学中の最終学歴の書き方、それぞれ3パターンの記入例をご紹介します。
高校在学中の最終学歴の書き方―アルバイトの履歴書の場合―
高校在学中の最終学歴の書き方―就職活動の履歴書の場合―
大学在学中の最終学歴の書き方―アルバイト・インターンシップの履歴書の場合―
大学在学中の最終学歴の書き方―就職活動の履歴書の場合―
【パターン別】卒業・中退の場合の最終学歴の書き方
高校中退の学歴欄の書き方や大学中退の学歴欄の書き方、さらに最終学歴が中学校~大学院の場合の書き方をそれぞれご紹介します。
高校中退の学歴欄の書き方
大学中退の学歴欄の書き方
最終学歴が大学院修士課程の学歴欄の書き方
最終学歴が大学院博士課程の学歴欄の書き方
最終学歴が大学の学歴欄の書き方
最終学歴が高等学校の学歴欄の書き方
最終学歴が中学校の学歴欄の書き方
最終学歴の卒業証明書が必要になったら?
就職活動の際に企業から卒業証明書を求められる場合があります。そんな時にはどのような対応をするべきか、見ていきましょう。
最終学歴の学校に卒業証明書の発行を依頼する
学校によって、発行の仕方や発行にかかる日数が違うため事前に学校内のキャリアセンターや職員に「何を、いつまでに揃えて提出する必要があるか」を確認しましょう。
卒業証明書の発行日に注意する
卒業証明書には、一般的には有効期限はありません。ただし信頼性や現況確認をするために、有効期限がある場合があるので注意が必要です。
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※初回公開:2024年11月29日
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