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2016年09月11日

バイトやパートの募集広告にある「社保完備(社会保険完備)」の意味とは?

4_バイト 社会保険 完備
バイトやパートの募集の広告で「社保完備」という文字を目にしたことはありますか。この記事では、「社会保険完備」についての内容や説明、また社会保険に入ることでどんなメリットがあるのかを解説します。

「社会保険」とは、「健康保険」や「雇用保険」の総称

「社会保険」とは、社会保障制度の総称で「健康保険」「厚生年金保険」「雇用保険」「労災保険」などをひとまとめにしたものです。アルバイトやパートでも、以下の条件を満たしていれば、社会保険に加入することができます。

健康保険、厚生年金保険の加入条件

以下の(1)又は(2)のどちらかを満たしていることが必要です。

(1)週20時間以上の勤務、年収106万円以上など5条件を満たしている

1.週の所定労働時間が20時間以上であること
2.賃金月額が月8.8万円(*)(年約106万円以上)であること
3.1年以上の使用されることが見込まれること
4.従業員501名以上(厚生年金の被保険者数)の勤務先で働いていること
5.学生でないこと(※夜間や定時制など、学生でも加入できる場合もある)

*以下は1ヶ月の賃金から除外できる。
・臨時に支払われる賃金や1ヶ月を超える期間ごとに支払われる賃金(例:結婚手当、賞与等)
・時間外労働、休日労働および深夜労働に対して支払われる賃金(例:割増賃金等)
・最低賃金法で算入しないことを定める賃金(例:精皆勤手当、通勤手当、家族手当)

(2)1週間の所定労働時間および1ヶ月の所定労働日数が正社員の3/4以上
ただし、最初の雇用契約が2ヶ月以内の期間を定めている場合には、条件にあてはまっていでも加入できません。契約期間が2ヶ月を超えるか、超えることがわかった時点で加入できるようになります。

雇用保険の加入条件

1週間の所定労働時間が20時間以上で、31日以上雇用される見込みがあること。ただし、学業が本分である昼間学生は雇用保険に加入することができません。

労災保険の加入条件

会社で労働者として使用されていれば、全員加入対象になります。

フリーターは社会保険に入る方が安心

学生や主婦など、家族の扶養に入っている人は、自分が社会保険に入ることで世帯全体の保険料の負担が増えてしまいますが、フリーターの場合は、扶養内か否かで状況が変わります。
家族の扶養に入っていないフリーターは、勤務先の社会保険に入ることで、厚生年金に加入できるため、将来もらえる年金が手厚くなります。また、健康保険の内容も充実していることが多いので、社会保険に加入しておくほうがより安心と言えるでしょう。

学生は社会保険の前に税負担が増える

学生の場合は、年130万円を超えると自身の保険料負担もありますが、その前に年収93万円~100万円超で住民税(自治体により課税基準額が異なる)、年収103万円超えで所得税がバイト代にそれぞれ課税されます。また、高校生や大学生の多くが該当する16歳~23歳未満の場合、バイト代が年103万円を1円でも超えると、親などの扶養者の所得税・住民税ともに高くなり、世帯全体の負担が増えるので注意が必要です。

扶養に入っている主婦・主夫も、社会保険に入ると自己負担は増える

パートや短時間のアルバイトをしたい主婦や主夫の場合、配偶者の扶養家族であれば、健康保険だけでなく、国民年金の自己負担もありませんが、年収が一定額を超えると扶養を外れて自身で勤務先で社会保険に加入義務が出てきます。また年収130万円を超えると、勤務先の社会保険完備有無に限らず、個々に国民健康保険や国民年金の支払い義務が生じてきます。保険の加入により、将来の厚生年金が加算されるなど、長期的にメリットもあるため、自分のライフステージを見据えて収入調整を考えることが大切です。

社会保険加入の有無は慎重に選択しよう

「社会保険完備」と聞くと、手当てがきちんとしていて入った方が良いように思えるかもしれないが、実際には、働く人の立場や状況によってメリット・デメリットが異なるため、社会保険に入ることで自分の負担がどうなるのかを把握しておこう。

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