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2017年02月22日

輝喜(アンティック-珈琲店-)インタビュー 『朝夕働いて手に入れたドラムセット』【俺達の仕事論vol.2】

輝喜 アンティック 珈琲店 アンカフェ タウンワークマガジン

日夜、洗練されたメロディやリズムでファンを魅惑し続けるヴィジュアル系バンドのアーティストたち。いまは表舞台で活躍する彼らだが、そこに至るまでには様々な苦労体験や成長エピソードがある。この連載では、そんな彼らが日頃語らない過去の出来事やバイト体験について掘り下げます。

結成14年を迎えるアンティック-珈琲店-のドラマー輝喜。バンド活動をするために、高校生の時から、計画的にバイトをしてきたというしっかり者。また仕事をするのがつらいと思った時は、そのつらさを野心に変えてがんばってきたとの事。華奢で可憐なイメージとは相反して、彼の体内には骨太な男らしい一面も同居している。

高校時代はドラムを叩くか、バイトをするかの毎日

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――アンティック-珈琲店-のメンバーとしてはもちろん、いろいろなアーティストのサポート活動も含め、ドラマーとしてのキャリアを積んでいる輝喜さんですが、ドラムを選んだ理由を聞かせてください。

もともとは、ただ「ヴィジュアル系が好きでバンドをやりたい!」と思っていて。じつは、中学生の頃に最初に手にした楽器は、従兄弟からもらったギターだったんですよ。でも、まったく弾けなくて、だったら同じ弦楽器のベースもダメだろうな……というところからドラムを触ってみたら、おもしろさを感じたんです。

それで、高校進学後、ドラムに対しての意欲はますます高まったんです。学校から帰ったらすぐにドラムを叩くか、バイトに行くか、という感じの日々でした。

――初めてのバイトはいつ頃で、どんなお仕事でした?

高1の時で、コンビニでした。

――学業とバンドとバイト、すべて成り立たせるのは難しいでしょうし、初めてのバイトで大変なことはなかったですか?

それがですね、先輩に可愛がってもらえたし、仕事の合間にバイト仲間とおしゃべりしたり、バイト仲間と恋愛したり……正直、楽しかった思い出ばかりですね。

――バイト代の使いみちは?

ドラムの練習パッドやCDですね。放課後、友達と遊ぶっていうことがほとんどなかったので浪費はしなかったです。

その後、高3のときに「この人たちと一緒にバンドを組んだら絶対プロになれる!」と思えるメンバーに出会えて。親からは「大学に行かないなら家を出なさい」と言われて大学に進学したものの、「そこまで言うなら、とりあえず行くけど、たぶん卒業しないよ」くらいのつもりでいました。今思うと親不孝者ですよね(苦笑)。

――それくらい、「バンドで食べていこう」という決意は固かったんですね。大学入学後も、コンビニでのバイトは続けたのでしょうか?

大学に入ってからはカラオケ店で働いていました。有線でいろいろな音楽が流れているし、自分の好きな曲を入れて部屋を清掃したりと、結構楽しんで働いていました。ただ、大学を1年で辞めてしまったので、そのカラオケ店も同時に辞めました。

――そうなると、新たなバイトを探さないといけませんね?

当時の僕は長髪で、それだけでなかなか雇ってもらえず、バイト探しには苦労しました。大学を辞めて、実家を出て上京することになっていたので、お金を貯めないといけなかったので焦りました。

でも、居酒屋で働けることになって。当時のバンドメンバーと、「上京したら楽器を買う余裕はなくなるだろうから、最高だと思える楽器を、今のうちに買っておきたいよね」っていう話をしていたんです。

それで、バイトは準社員のような形で週6~7日、昼から夜まで働いたおかげで、ドラムセットも買って、引っ越し資金も用意することができました。

バンドリーダーの一声で、メンバー全員沖縄に移住

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――輝喜さんは高校時代のお金の使い方にしても然り、計画的に考えるタイプですよね?

確かに、計画的にちゃんと考える部分もありましたけど……無鉄砲な部分もありましたよ。1年くらい居酒屋でのバイト生活を続けていたら、バンドのリーダーがヴィジュアル系よりもへヴィーメタルに傾倒して、「アツいギターソロは東京では作れない」って言い出して(笑)。彼のお母さんの出身地である沖縄に、突然引っ越したんですよ、メンバー全員で。

――まさかの展開と行動力です。

移住後、中華料理屋さんでホールのバイトをしたんですけど、顔面にたくさんピアスを開けるっていうヴィジュアル系のブームに乗って、僕も口や鼻にピアスを開けたら、店長からピアスを外すか、バイトを辞めるか選択を迫られて結局辞めちゃいまして。そして、またコンビニに勤め始めたんです。

――“勝手知ったるコンビニ”ですね。

そうですね(笑)。ただ、東京や仙台に比べて、沖縄は時給が安いんですね。かといって物価がそれほど安いわけでもなくて。メンバー全員で一軒家に住んでいたので家賃の負担は少なかったものの、生活は苦しかったですね。

しかも、隣家が30メートルくらい離れているから、大丈夫かなと思って借りた部屋でバンド練習をした途端、苦情がきてしまったんですよ(苦笑)。かといって、那覇のスタジオに行くには原付で40、50分くらいかかるし……。結局、ろくにバンド練習もできないまま、1年で僕だけ仙台に引き上げました。

――やはり、ちゃんとバンドをやりたいという想いがあったわけですよね?

ありました。とはいえ、貯金も底をついていて。2ヵ月くらい、実家でこれからどうすべきかを考えあぐねていたら、ある日、父親が東京の賃貸物件の情報誌を買ってきてくれたんです。

――夢を追いなさいと、背中を押してくれたんですね。

ぼくは、音楽を辞めて就職するか、もう一度大学に行きなさいと言われると思っていたのに……。本当に感謝です。上京後、最初のバイトは道路交通整理だったんですけど、真夏だったから、顔が真っ黒に日焼けして。その後は、当時のバンドメンバーの紹介で、新宿のコールセンターでクレーム対応のバイトをしました。

――今度は、精神的に大変そうです。

でも、僕は意外と大丈夫だったんですよね。

バイト歴の最後は、得意のコンビニ!?

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――基本的にポジティヴに考えられる方だし、なにより「バンドを本気でやりたい」「夢を叶えたい」という強い気持ちがあったから、大変なことも乗り切れたのでしょうね。

それはあったとは思います。東京に来て最初に組んだバンドをやめたとき、コールセンターのバイトで仲のよかった友だちに、「将来バンドを諦めることになっても、ちゃんとやりきって終わらせたいし、売れないにしても気の知れた仲間とバンドをやりたい」っていう話をして。

――その願いが叶ったのが、アンティック-珈琲店-だったりするのでしょうか?

まさにそうです。次に組んだのがアンティック-珈琲店-で、ベースのカノンとは知り合ってすぐ、一緒に住んでいましたから。

――運命の出会いですね。以来14年、共に歩める素敵な仲間と出会えて本当によかったです。なお、アンティック-珈琲店-を組んでからも、しばらくはバイト生活をされていたのでしょうか?

派遣社員として、超音波検査機器のチェックをしていました。

――“超音波検査機器”? それは何に使う機器ですか?

産婦人科でお腹の中の赤ちゃんを確認する機器ですね。暑い日でも壊れないかどうか、40℃くらいの部屋に機器を一晩入れて、翌朝にも機器が正常に動作するかをテストするんです。

――いろいろなお仕事をされていますね。

その後は、また得意のコンビニでバイトをして(笑)、それが僕のバイト歴の最後です。ちなみに、当時のバイト仲間は今もライヴを観に来てくれるんですよ。

夢をかなえるためには、自分の中で優先順位を決めること

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――ステージで輝く輝喜さんを観て、きっと感慨深いでしょうね。夢を追うために頑張っている人に、なにかアドバイスをするなら?

たとえばバンドで夢を叶えたいのであれば、家で曲を作るとか楽器を練習するなり、時間を無駄にしないことが大事だと思います。特別な夢や目標がある時点で、なにかを我慢したり、犠牲にしなければいけないですから。たとえば生活するためにバイトや仕事は絶対必要なわけで、残った時間は夢のために費やす、そうやって優先順位をはっきりさせるべきですね。

みんなが楽しく遊んでいる時間に働くのがつらいときもあるけど、僕の場合は、それが「今に見てろよ」という野心につながったと思います。

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■Profile
輝喜
 teruki

5人組ロックバンド“アンティック-珈琲店-”のドラマー。バンドは、二度の日本武道館公演を開催し、さらに大規模なワールドツアーも行い、欧州を中心に海外にも多くのファンも持つ。昨年8/26に発売した「千年DIVE!!!!!」で念願のメジャーデビュー。その作品が、初のTOP10入りにしてバンド史上最上位のオリコン週間チャート8位を獲得。

◆アンティック-珈琲店-OFFICIAL SITEhttp://www.ancafe-web.com/index.html
◆輝喜公式Twitterhttps://twitter.com/iketeruki

<アンティック-珈琲店-情報>

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企画・編集:ぽっくんワールド企画 取材・文:杉江優花 撮影:河井彩美