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2018年05月09日

ヒロト(A9)インタビュー『労働と対価——自分で働いて初めてギターを手に入れた時はすごく嬉しかった』【俺達の仕事論vol.32】

ヒロト A9 俺達の仕事論 バンド 音楽 V系 バイト タウンワーク

日夜、洗練されたメロディやリズムでファンを魅惑し続けるヴィジュアル系バンドのアーティストたち。いまは表舞台で活躍する彼らだが、そこに至るまでには様々な苦労体験や成長エピソードがある。この連載では、そんな彼らが日頃語らない過去の出来事やバイト体験について掘り下げます。

結成14年目を迎えるA9。多彩な楽曲を手がけ、華やかなステージングが魅力のギターのヒロトさん。現在の人懐っこい印象とは違い、人の目を見られなかったという幼少期の性格を変えたギターの存在。そして、ポジティブ思考で取り組んだ数々のバイトエピソードについて伺いました。

接客で人と話すことを楽しいと感じられたコンビニでのバイト

——初めてのバイトから教えてください。

実家が美容院をやっているので、その手伝いはしていたんですけど、ちゃんとしたバイトだと新聞配達ですね。通ったことのない道とか、近所に“こういう人がいるんだ”とかを知るのが楽しくて。比較的なんでも楽しめるタイプみたいです(笑)。始めたキッカケはギターが欲しかったからなんですけど、5万5000円のギターを買えた時は本当に嬉しかった。初めて自分が努力した対価が形になった瞬間でした。そのあとは、昼間は学校に行って、夜中にギターの練習をするために、コンビニで早朝のバイトをしたんですけど、それも楽しかったですね。

——どんなところが魅力でしたか?

実は僕、小学生の頃は怖くて人の目を見てしゃべれなかったんです。でも、ギターを手にしたことで1つの武器をもった感覚があって、少し話せるようになって……。その後のコンビニでのバイトだったので、接客で人と話すのがすごく楽しく感じたんです。よく来るお客さんのタバコの銘柄を覚えていて、それを差し出すと相手も「おう!」って声をかけてくれたり。学校で会う先生以外の、大人と話せるっていうのも新鮮でしたね。その後、高校を辞めて時間に自由がきくようになってからは、うどん工場の清掃をしました。

ジェット水流での清掃は、重さと熱気がすごくて体力勝負でした

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——そこを選んだ理由は?

自転車で近所を走っている時に工場を見つけて“ここだったら髪の毛が派手でも大丈夫かな?”と思って、事務所に「すいません、バイト募集してませんか?」って。

——まさかの直談判ですか!?

はい。ピンときたところには直接聞いたほうが早いと思って(笑)。そこは2階が製麺所になっていて、落ちてきた麺を1階で茹でるんですけど、その過程でついた汚れを水圧で落とすんです。70℃くらいの気温の中、ジェット水流で清掃するんですけど重さが半端なかったですね(笑)。暑さと体力勝負でめっちゃ痩せました。

——かなりハードですね。

それもあって、そこは2ヶ月くらいしか続きませんでした。次は、当時のバンドメンバーに声をかけてもらってビルの清掃業を。そこは、高いビルの窓拭きが多かったんですけど、当時は怖いものがなかったので、ゴンドラに乗るのも“アトラクションだ!”みたいな感じで。そのバイトは毎日ではなかったので、それと平行して、単発でライヴ設営とか警備のバイトもしました。

——ライヴ関連のバイトは、アーティストを目指している青年としては、学ぶことも多そうですね。

そうですね。自分もバンドをやっていることを話したら“若者が頑張ってるなら!”って応援してくれる人が多くて。基本的に、警備なのでステージには背を向けて、お客さん側を見ているんですけど、後ろを向いていてもステージが少し見えるような位置に配置してくれたり。先輩たちの気持ちが嬉しかったですね。
その後が米軍基地での芝刈りのバイト。地元の近くに米軍基地があって、友達の親戚が中にいたから遊びに行ったことがあったんです。その時に、芝刈りをしている人がいて、基地内の雰囲気が好きだったし、フランクな人も多かったから、そこで働けたらラッキーだなと思って友達に聞いてもらいました。

芝刈りをしながらインプットした音楽は、今の自分の基盤になってる

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——二度目の直談判(笑)。それは芝刈り限定で聞いてもらったんですか?

そうですね。個人行動なのも魅力的だったんです。運良くそこで働くことが出来たので、レンタルした音楽をMDウォークマンにいれて、それを聴きながら、ひたすら芝を刈っていました。その時に、いろんなジャンルの音楽を聴いたことが、今につながっている部分はありますね。音楽と一緒に、その時の景色とか匂いもインプットされているから、今でも、その当時の音楽を聴くと記憶が蘇ります。

——それが最後のバイトですか?

いや、そのあとにファミレスの物流と、コンビニで働いたんですけど、その2つは比較的長くて、それぞれ2年くらい続きました。物流の方は、各地のファミレスからの発注をボックスに詰めて発送するんですけど、持ち場はローテーションだったので、いろいろな作業をしたし、フォークリフトの資格も取りました。

——印象に残っているエピソードはありますか?

冷凍庫で閉じ込められたこと! ちょっとしたトラブルがあったらしいんですけど、扉が開かなくなってしまって。でも、2人1組だったし、命の危険はない室温だったので、時間を有効に使おうと思って“せっかく入っちゃってるから、仕事すっか!”って。今では笑い話になりましたね(笑)。

——特に好きだった作業はありますか?

ベルトコンベアで流れてくる食材をピッキングする仕事が好きでした。自分の手元にいろいろな食材があって、流れてくるパレットに指定された数を入れるんですけど、それぞれに必要な数が、ギリギリに表示されるからタイムアタックなんですよ。そこで流れを止めると“あいつ止めたよ!”“間に合わなかったんだぁ”みたいな空気になって。同年代の男子が多かったから、ある種ゲーム感覚で、男の意地を賭けた戦いみたいな感じがありましたね(笑)。失敗すると悔しいから、効率良く進めるために、かなり頭も使っていました。

——余裕でやっているように見せたい、みたいな。

そうですね(笑)。そこから、年齢的に夜勤が出来るようになったタイミングで、昼間にバンド活動をしたくて、時間の融通が効くコンビニを探しました。

発注の仕事は、自分の読みが当たると素直に嬉しかった

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——二度目のコンビニはどうでしたか?

そこでは、発注の仕事が楽しかったんですよ!

——かなり重要な任務ですよね!?

髪の毛は派手でしたけど、かなり優良店員だったんで、途中から任せてもらえて(笑)。自分で考えて、商品の数を発注するんですけど、1日の天気を見て、雨だったら売上が下がるから少なめにしようとか、売れ行きがいいものは多めにするとか。任せてもらっている責任もあったけど、自分の読みが当たると素直に嬉しかったですね。ただ、夜勤は商品の入荷が多いのが大変でした。1時間刻みで、パンが来て、飲み物が来て、本が来てって、続々と入荷するんですけど、そのコンビニは夜でもお客さんが多かったので、常に時間とは戦っていましたね(笑)。

有線で僕たちの曲がかかった時に先輩から届いたメール

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——では、バイト経験を通しての印象的な出会いがあれば教えてください。

最後に働いたコンビニに、ギターをやっている先輩がいて、オススメの音楽を教えてもらったり、バンドの話をしたりしました。コンビニは店内に有線がかかっているじゃないですか? いつか自分たちの曲がかかるようなバンドになりたいとずっと思っていたんですけど、バイトを辞めて数年後に、その先輩から“ヒロトのバンドの曲がかかってるよ”ってメールをもらって。その人は、別の店の店長になっていたんですけど、地元に帰った時に顔を出したら「売れちゃって!」って茶化されたから、「いやいや、⚪⚪さんも店長で店をもってるじゃないですか!」って、そんなやりとりが嬉しかったですね。

——素敵なエピソードですね。

ありがとうございます。それと当時、店の前にヤンキーがよくたむろして駐車場を散らかしていたんですよ。“ゴミ箱そこにあるのに、なんで散らかすの!?”っていつも思っていたんですけど、ちょっと話すようになったら、その子たちが掃除をして帰るようになったんです。

——注意をしたんですか?

いや、見た目も怖かったし、絡まれたらイヤだから注意したわけじゃないんですけど、なんとなくレジで話すようになってからですね。自分も派手な見た目だったわけで……お互い様ですけど、人を見た目だけで判断しちゃいけないんだなと。それは学びました(笑)。そのコンビニでは、ほかにもいろいろな発見がありました。商品を選びやすいように導線が考えられているらしくて、お客さんがみんな見事に同じ流れで店内を見て廻るんですよ。あと、トイレをきれいな状態にしておくと、みんなきれいに使ってくれるけど、手を抜いた状態だと、すごく汚れるっていう。不思議だなと思いつつ、コンビニって今の時代、一番人の生活の中に入り込んでいるものだからこそ、そういう人の心理まで学べた気がしますね。

ずっと“なんで、自分から働きに来たのに文句言うのかな?”と思ってた

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——ちなみに、バイトをする時に心がけていたことはありますか?

ずっと思っていたことがあるんですけど……やる気のない人とかグチを言いながら働いている人が苦手というか疑問でしたね。“なんで、自分から働きに来たのに文句言うのかな?”って。もちろん大変なこともあるし、僕もすぐに辞めてしまったバイトはあるんですけど、やるなら同じ時間を使うにしても、楽しめたほうが得だし、それで“学べることもあったらハッピーだよな”って考えるようにしていました。

——では最後に、読者プレゼント用のチェキに書いていただいたメッセージの“顔晴れ”についても教えてもらえますか?

造語ですけど、頑張ることで自信がつけば胸を張れる。そしたら自然と顔も前を向くし、気持ちも晴れるじゃないですか。その人自身が、前を向いていることで“良いオーラが良い人を呼びますように”という願いを込めて書きました。読んでくれているみんなにも、バイトを含め、いろいろなことに楽しんで取り組んでもらえたらいいなと思います!

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■Profile
ヒロト(A9)

A9(エーナイン)のギター。2004年にアリス九號.(アリスナイン)を結成。2015年に事務所を独立し、バンド名をA9に改名。結成時からメンバーチェンジをおこなうことなく今年14年目を迎える。最新アルバム『PLANET NINE』を4月25日にリリースしたばかり。現在、全国ツアー中!

◆A9 OFFICIAL SITE:http://a9-project.com/
◆ヒロト Official Twitter:@hrt_A9

■リリース情報
NEW ALBUM『PLANET NINE』Now On Sale
■ライヴ情報
14周年記念ワンマン
『ALICE IN CASTLE』-星の王子と月の城-
8月25日新木場studio coast

*すべての詳細は、http://a9-project.com/

企画・編集:ぽっくんワールド企画 取材・文:原千夏 撮影:河井彩美

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