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2016年11月22日

滝口ひかり(drop)インタビュー「dropの5人なら無敵」【 アイドルシゴト Vol.11】

滝口ひかり(drop)毎週火曜日に公開している「アイドルシゴト」。この企画は、アイドルたちが普段考えているシゴトのやりがいやシゴト観についてインタビューする連載です。
今回は2000年に1人の美少女としても知られる、日本ツインテール協会所属のアイドルグループ、dropの滝口ひかりさんにお話をうかがいます。

 

最初は嫌々だったアイドルという仕事

滝口ひかり(drop)――アイドルになろうと思ったキッカケは?

私はもともとアイドルになろうと思っていたわけではなくて、スカウトされたんですよ。高校のとき友だちに無理矢理連れて行かれて載った雑誌のスナップを、今の社長に見つけてもらって、「アイドルにならないか」とお誘いをもらいました。
でも、最初はアイドルになるのは全然乗り気ではなかったですね。私にはアイドルなんてできないと思ってました。だからお誘いをいただいたときは「やりたくないです」と即、断りました。

――そこからアイドルになったのはどのような気持ちの変化が?

まずは家族に相談してみたんです。私の父はやってもいないのにできないっていうのが嫌いな人なんですよ。なので、「やってもいないのにできないっていうのはちょっと違うんじゃない?」って言われて、それならばと、なんとなく始まりました。最初はアイドルというものが嫌いでしたし、本当にできないと思って、嫌々な部分が大きかったです。

――実際にアイドル活動を始めてみてどうだった?

思った通り大変でした。最初の頃は大学とバイトとレッスンを掛け持ちしてて、寝ないでそのままレッスンに行く日もありました。
私は大学に通って資格も取ろうと思ってましたし、とにかく安定した未来が優先だったんです。だから芸能界は二の次って感じで、ある日、レッスンなんてやりたくないから辞めますって言ったんですよ。そしたら社長も嫌々やるのはかわいそうだからって、まだデビューもしてないのに、卒業するためのシナリオを作ってくれそうになったんです(笑)。

――そこまで嫌だったアイドル活動を続けていこうと変わったのはなぜ?

やっぱりファンの方の存在ですかね。私はファンの人がめっちゃ好きで、アイドルをやっていると応援してくれるありがたみがわかるんです。ライブですごく声出してくれてるとか、チェキを撮りに来てくれるとか、そういうことがすごく嬉しくて、ファンの方のおかげで続けられるなってあるとき気づいたんです。それをきっかけに大学も休業してバイトも辞めて、芸能一本でやっていこうって決めました。

あと、最初はアイドルって、ニコニコして歌ってるだけだろうって、あまりいいイメージを持っていませんでした。でも自分でやってみたらすごく大変で、全然そうじゃないなってことがわかったんです。実際にやってみなかったら未だにアイドルのことは嫌いだったかもしれません。

 

チェキ会で人とのコミュニケーションを学んだ

滝口ひかり(drop)――バイト経験は?

最初にやったバイトは酒屋さんのレジでした。それからパン屋をやって、その後はずっと工場でやってました。大学で必要なものは全部自分で揃えてたので、全部自分でやらなきゃっていう気持ちが強かったです。

――その3つのバイトを選んだ理由は?

酒屋さんは家から近かったから、パン屋は酒屋さんでバイトしてたときは少し男らしいお店だったので、今度はちょっとかわいくなりたいなって思って(笑)。
工場は大学と両立しないといけなかったので、時間の融通がききやすいところを選びました。

――実際やってみてどうだった?

酒屋さんはすごく自分に合ってましたね。大きな声で「いらっしゃいませ」って言わないと怒られちゃうので頑張ってやってました。
接客業をやっていると理不尽なこととかをお客さんに言われたりすることもあって、私はいつもはハッキリ言っちゃうタイプだったけど、バイトのときはそれでも我慢しないといけないので大変でした。

中学生のときはお小遣いで月に1500円もらっていたんですけど、そのお金を稼ぐために2時間も頑張って働かないといけないんだってことが実感できて、お金のありがたみがわかったり、働いている両親の気持ちがわかるようになりました。

――どんな経験からコミュニケーションに気をつけるようになった?

よくハッキリ言っちゃうんですけど、だんだんとそれだとマズいんだなってことがわかってきました。それはバイトで、というよりはアイドルになってから学びましたね。
アイドルとしても最初は素人だったので、チェキ会のとき自分の発言でファンの方を怒らせてしまったりしてました。そのときは何でハッキリ言っちゃいけないんだろうとか思っていたんですけど、チェキ会をやりながらだんだん学んで、今ではうまくコミュニケーションできるようになりました。

でも、私っていつもは相手の良い部分のことを言うことの方が多いんですよ。いいなって思ったら「君のこういうところ好き」ってハッキリ言います。もともと保育士になるために大学に通っていたので、そこで身に着いたのかもしれないですね(笑)。

 

アイドルという仕事は天職

滝口ひかり(drop)――アイドルになってよかったなと思うことは?

私ってもともと全然笑わない人だったんですよ。バイト中もずっと真顔で接客してて、笑顔が大事だよってすごく言われてました。それがアイドルになってからは自然と笑えるようになったんですよ。それは自分にとってよかったなって思えますね。

――今後もアイドルとして成長して行きたい?

今はアイドルが天職だって思えるくらいすっごく楽しいです。よく取材とかで「アイドルのその先の目標は何ですか?」って聞かれることが多いんですけど、正直、アイドル以外思いつかないんです。ライブして、お客さんと触れ合って、ちゃんとアイドルがやりたいんです。だからこの仕事が天職だなってすごく思いますね。

 

仲間がいるから頑張れるし、楽しい

滝口ひかり(drop)――アイドル活動の中で一番楽しいことは?

ライブですね。ライブをしてるときが人生で一番、圧倒的に楽しいです。それは一人じゃできないし、お客さんも自分推し(ファン)だけじゃダメ。他のメンバーの推しもみんな集まってdropのファンだから、その中でのライブっていうのがいいですね。

―― “グループで”っていうのが重要なんですね、もしソロでアイドルをやれと言われたらどうする?

絶対にやらないです。dropじゃないとやらないですね。dropを辞めるときは芸能界を引退するときって決めてるので。drop以外考えられないです!

――いままでで辛かった経験は?

この間、ある撮影をしたんですけど、それがちょっと演技的な部分もあって、今まで演技の勉強とか全然したことがなかったから、そういう表現力がまったくなくて……。すごく何回もやり直しをして辛かったです。
やっぱり、やったことないことをやるっていうのは辛いものではあると思うんですけど、自分の中では恐らく演技が一番苦手なんだと思います。

 

やりたいことがあったらひとつに絞って全力投球すべき

滝口ひかり(drop)――好きなことや熱中できることを見つけるコツは?

私は最初の頃、アイドル、学校、バイト、全部取ろうとしてました。
だからうまくいかなかったんだと思います。キープみたいな感じでいろんなことやっていると、全部中途半端になってくるんですよ。だからやりたことがあったらひとつに絞って、そこに向けて全力投球した方がいいなって思いました。私もひとつに絞るようになってからうまくいくようになりました。
今は新メンバーも2人入ってきてくれて毎日が楽しいです。

――drop愛が強いですね。

めっちゃ好きですね。仲もすごくいいです。新メンバー2人もすごく人懐っこくてグイグイきてくれたので、もともとは人見知りなんですけど、すぐに仲良くなることができました。

――本日はありがとうございました。最後にこれからの目標を教えてください

アイドルをずっとやっていきたいです。アイドル以外やりたいことが全然思いつかないんですよ。
グループとしては、一歩ずつ次の目標にステップを踏んでいきたいと思ってます。最終的には武道館と横浜アリーナに行きたいっていうのはグループとして決まっているんです。高い目標なんですけど、今のdropの5人だったら無敵かなって思っていますね。

 

■Profile
滝口ひかり
(たきぐち・ひかり)
1994年9月20日生まれ
Twitter: @blue_drop920
■drop

日本一美少女に精通すると言われる、日本ツインテール協会から誕生したアイドルユニットdrop

メンバーは、お絵描きが得意でその作品がヴィレッジヴァンガードで商品化されるなどサブカル脳の持ち主、リーダー三嵜みさと(属性|炎)、伝説のジュニアアイドルとして活躍したものの、その後は自宅警備員として悶々とした日々を過ごし、2014年8月にdropに途中加入した合法ロリのドルオタ大場はるか(属性|自然)、そして2015年春に『2000年にひとりの美少女』としてバズり、以降、TVやメディアから引っ張りだこの全力少女、滝口ひかり(属性|水)の3人。2015年の8月に初期メンバーの杉野静香(属性|雷)が惜しまれつつも耳の病気で卒業、以降は3人で活動。2016年5月1日に新メンバー、小日向麻衣と小泉留菜が加入。現在は5人体制で活動。
2017年1月8日には赤坂BLITZでワンマンライブを開催。

公式HP:http://drop-collet.com/
公式Twitter:@drop_staff

企画・編集:SADD 取材・文:永山あるみ(@ayutama_xoxo) 撮影:八木虎造

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