スマートフォン用サイトを表示

アルバイトや転職に役立つ情報が満載!最新のお仕事ニュースなら【タウンワークマガジン】

2023年01月13日

マンダラチャートで目標達成!具体的な作り方や効果、大学生向けの作成例などを紹介

マンダラチャート マンダラート 目標 大学生 1年 アルバイト タウンワークマガジン townwork
メジャーリーガーの大谷翔平選手が学生時代に作成したことでも有名なマンダラチャート(マンダラート)。目標達成のために必要なことが明確になると言われています。マンダラチャートを作成するとどんな効果があるのか、正しく作成するためのポイント、大学生が作成する際の例などを紹介します。

マンダラチャートとは

マンダラチャートとは仏教の曼荼羅という幾何学デザインとアートを組み合わせた造語で、目標の達成や問題を解決するために何をすべきか明確にするツールとして活用されています。マンダラチャートを完成させると、目標に対して自分が行うべき72個の具体的な行動やアイディアが可視化され、目標を達成しやすくなります。

マンダラチャートは個人で作成するものですが、マスが埋まらない場合は他人からアドバイスやヒントを得ることも可能です。作成に慣れていない場合は、周囲からマスを埋めるためのヒントをもらうといいでしょう。
 
マンダラチャート マンダラート 目標 大学生 1年 アルバイト タウンワークマガジン townwork

マンダラチャートを作成して得られる効果

マンダラチャートは、作成することで以下のような効果があるとされています。

・必要なことが明確になる
・やるべきことが段階的に整理できる
・優先順位をつけやすい
・抜け漏れを防げる
・他人からアドバイスをもらいやすい

必要なことが明確になる

目標を設定したとしても、それに向けてどんな行動をすべきなのか、何を優先して行うべきか把握するのは難しいですが、マンダラチャートを作成するとやるべき行動が可視化され、何が出来ていて何が出来ていないか現状の把握が可能です。つまり、これからの自分に必要なことをスムーズかつ明確に把握することができます。

やるべきことが段階的に整理できる

マンダラチャートは目標に必要な要素を書き出し、それぞれの要素に必要な行動を重要なものから書き出します。そうすることにより自分が行うべき行動が段階的に整理できます。

優先順位をつけやすい

マンダラチャートの目標に必要な要素や必要な行動は、重要なものから時計回りに書き出します。マスを埋める際に項目を比較しながら書き出すことになるので、漠然としていた思考が整理され、行動の優先順位をつけることができます。

抜け漏れを防げる

マンダラチャートの作成では、最終目標に必要な行動を72個書き出します。細かな部分まで書き出すことによって抜け漏れを防ぐことができるとともに、表を見てモチベーションを保つことができます。

周りからアドバイスをもらいやすい

チャートを作成する際、なかなかマスが埋まらないことがあります。そんなときは上司や先生、友人などからアドバイスをもらうといいでしょう。項目が可視化されているので、行動を起こす際に他の人からアドバイスをもらいやすいメリットもあります。

マンダラチャートの具体的な作成方法

では、マンダラチャートの作成方法を説明しましょう。今回掲げた最終目標は、「バイトで100万円貯金する」です。

まず、紙とペンを用意するか、マンダラチャートの作成アプリをダウンロードします。紙やアプリのほか、Excelやスプレッドシートなどでも作成が可能です。

中央に最終的な目標を書く

始めに81個のマスがあることを確認してください。その中央に自分の最終目標を書き込みます。今回は「バイトで100万円貯金する」を記載します。マンダラチャートでは目標設定が最も重要です。すべてのマスはこの中心にある目標から派生するので、マスを埋めやすいよう具体的な目標を設定しましょう。
 
マンダラチャート マンダラート 目標 大学生 1年 アルバイト タウンワークマガジン townwork

最終目標の周囲8マスを埋める

次に、「バイトで100万円貯金する」ために必要な要素を8つ考えます。一番大事だと思う要素を最終目標の左上のマスに書きます。今回は「継続して働けるバイト」です。そこから時計回りに重要だと思う要素を書き込みます。例では時計回りに、「時給が比較的高いバイト」「遊びなどで使うお金の確保」「毎月の貯金額の目標と達成するまでの期間を決める」「日頃の出費の見直し」「大学の単位をきちんと取る」「健康を保つ」「モチベーションを保つ」と記載し、中央の9マスが埋まりました。
 
マンダラチャート マンダラート 目標 大学生 1年 アルバイト タウンワークマガジン townwork

周囲の8マスの項目を外側の9マスの中心に転記する

次に、先ほど最終目標の周りに書いた要素を周囲にある9マスの中心に転記します。例でいくと、まず「継続して働けるバイト」を左上にある9マスの中心に転記します。同じように「時給が比較的高いバイト」「遊びなどで使うお金の確保」「毎月の貯金額の目標と達成するまでの期間を決める」「日頃の出費の見直し」「大学の単位をきちんと取る」「健康を保つ」「モチベーションを保つ」という7つの項目も、周囲の9マスの中心に時計回りに転記します。
 
マンダラチャート マンダラート 目標 大学生 1年 アルバイト タウンワークマガジン townwork

外側のマスを埋める

8つ転記したら、次にその中心の内容から連想されることやそれを達成するために必要な行動を左上から時計周りに記入していきます。ここでは「継続して働けるバイト」をするために必要な行動を重要な順に「仕事が忙しすぎない」「人間関係が良い」「週3日以上シフトに入れる」「家か大学から近い」「シフトの融通が効く」「仕事が楽しい」「テスト期間に休める」「飽きない」としました。
 
マンダラチャート マンダラート 目標 大学生 1年 アルバイト タウンワークマガジン townwork

その後、「時給が比較的高いバイト」の周りの8つのマスを埋め、「遊びなどで使うお金の確保」「毎月の貯金額の目標と達成するまでの期間を決める」と続きます。最終的に81マスが全て埋まったら、客観的に見て抜け漏れがないか、もっとふさわしい内容がないかを模索して完成させます。

このように、マンダラチャートでは中央のマスに最終目的を書き込み、周囲の8マスに目標を達成するために必要な要素を記入します。そして、中心の3×3のマスの周囲にある3×3のマス8つに具体的な行動やアイディアを展開します。シートには3×3のマスが9組存在することになります。

マンダラチャートを作る上で注意するポイント

マスを埋めていく際のポイントとしては、以下のようなことがあります。

・重要だと思う項目順に、左上から時計回りに書き込んでいく
・81マス全てを記入するようにする
・達成する期日や数字など、具体的な内容を書く
・場合によっては中心を変更してもよい
・定期的に見直しをする

重要だと思う項目順に、左上から時計回りに書き込んでいく

左上から時計回りに埋めていくことで、項目の優先順位付けができ、頭の中の整理ができます。

81マス全てを記入するようにする

迷ったときや思い浮かばない場合には周囲の人に相談したり、アドバイスをもらうといいでしょう。それでも埋まらない場合は他のマスを先に埋めて構いません。ふとした瞬間に埋められなかったマスのアイディアが思い浮かぶかもしれません。

達成する期日や数字など、具体的な内容を書く

例えば「シフトをたくさん入れる」よりも「週3日以上シフトを入れる」と具体的な数字を出すことにより、行動に結びつきやすくなります。

場合によっては中心を変更してもよい

マスがうまく埋まらない場合、中心の目標設定が抽象的だったり、漠然としている可能性があります。中心の目標設定を見直すことで、マスがうまく埋まるようになるかもしれません。

定期的に見直しをする

チャートは書いたら終了ではなく、やっていて新しい気付きがあれば都度書き直しをしましょう。また、定期的に見直しをすることで目標にどれだけ近づいているか確認でき、モチベーションも保つことができます。

マンダラチャートの作成例

<例1:就活>
 
マンダラチャート マンダラート 目標 大学生 1年 アルバイト タウンワークマガジン townwork

<例2:彼氏・彼女を作る>
 
マンダラチャート マンダラート 目標 大学生 1年 アルバイト タウンワークマガジン townwork

<例3:ダイエットで5キロ痩せる>
 
マンダラチャート マンダラート 目標 大学生 1年 アルバイト タウンワークマガジン townwork

<例4:やりたいことを見つける>
 
マンダラチャート マンダラート 目標 大学生 1年 アルバイト タウンワークマガジン townwork

まとめ

マンダラチャートは81のマスを埋めるというシンプルなフレームワークですが、目標を中心にそれを達成するための要素や行動を書き出すため、やるべきことが一目で把握できます。作成する中で漠然としていた思考が整理でき、考えがまとまることが最大のメリットといえるでしょう。実際に行動を起こして違うと思ったら、都度修正を加えてOKです。マンダラチャートは完璧を目指さなくて構いません。やりながら修正を加え、自分だけのマンダラチャートを作り上げてください。

 
文:荒川文乃

※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。

早速バイトを探してみよう