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2016年02月24日

バイト選びでは「におい」を重視すると成功しやすい!? においの影響について専門家に聞いてみた

NIOI
お金を稼ぐために働くのなら、どうせなら楽しく前向きに、長く続けたいですよね。

時給や立地、条件や制服など、アルバイトで重視したい点は人それぞれあると思いますが、ユニークなところで「におい」を重視してみるのはいかがでしょう。自分が「いいにおい」だと感じる場所で働ければ楽しく働けるのでは……!?

結論からお話しすると、アルバイト選びに「におい」を重視するのは十分プラスになるとのこと。その理由を、専門家である神奈川工科大学 情報学部 情報メディア学科の坂内(ばんない)祐一先生に聞きました。

「いいにおい」だと感じるのは、過去の幸せな体験を連想するから

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実は、私たちが感じている「いいにおい」「悪いにおい」という感覚。私たちがあるにおいに対して「いいにおいだ」と感じるのは経験による後天的なものなのです。生まれたての赤ちゃんには「いいにおい」「悪いにおい」の判断はありません。どんなにおいも、すべて自分自身の経験から総合的に「好き」や「嫌い」なにおいだと判断されているのです。
つまり、いいことがあった時に嗅ぐ「におい」は好きになるし、嫌なことがあった時に嗅ぐ「におい」は嫌いになりがちなのです。

好きなにおいの職場なら、楽しく幸せにバイトできる確率が高い!?

坂内先生が言うには、「(職場のにおいで)過去のよかった経験を思い出せれば、においで職場を選ぶことは十分プラスに働きます。例えば、自分の好きな味のレストラン。過去の記憶ですごくおいしいものだという経験があれば、そのにおいの中で働くことは十分幸せな経験になりえます。」

書店のにおいが好きな人は、新刊を探す喜びを本屋の紙やインクのにおいという嗅覚的情報から過去の記憶を思い出すことで好きになっていたり、雑貨屋のインセンス(お香)の香りが好きな人も、そこで買い物した経験やそこで受けたお店の印象から自分にとって「いいにおい」になっていたりします。逆に自分が不快に感じるにおいの中で働くことは、職場に対する印象も悪くなりがちだということなのです。

人の脳はにおいをかぐと感情が揺さぶられるようになっている

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そもそもにおいを嗅いだとき、脳の中では何が起こっているのでしょうか。

人間の五感の中で唯一、嗅覚だけが脳の中の「大脳辺縁系」という情動の表出、意欲、そして記憶や自律神経活動に関与している箇所に直接影響を及ぼします。

においによって記憶の扉が開いて過去の出来事を思い出した、なんて経験はありませんか? それもそのはず。脳に入ったにおいが達する大脳辺縁系の海馬や扁桃は、記憶や快、不快といった感情にモロに関わっている部位なので、においの情報を感知することで気持ちに影響が出てきたり、過去の記憶が甦ったりするのです。

においはオンとオフの切り替えにも効果的

自分の好きなにおいを選ぶほかに、自分の日常には無いにおいの職場を選び、オンオフを完全に切り分けるのもおすすめです。自分の日常に無い、特殊なにおいは仕事モードへもすんなり切り替えてくれるに違いありません。

私達の脳に直接影響を及ぼす「におい」。経験に裏付けられた、自分にとって心地よいと感じるにおいの中ではより良い経験ができるかもしれません。アルバイト探しの条件にも取り入れてみたいですね。

bannai1■取材協力
神奈川工科大学 情報学部 情報メディア学科
坂内(ばんない) 祐一 先生

取材・文・イラスト:井口エリ