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2016年05月24日

アドラー本「幸せになる勇気」から学ぶ、苦手な先輩・上司を作らない方法

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新しいバイト先。どんな仕事が待っているのかな? どんな人と働くんだろう? ワクワクする反面、嫌味を言う人がいたらどうしよう、苦手な人がいたら…と少し不安も感じるもの。特に過去のバイト先でそんな経験をした人はなおさらですよね。

そんな人に、ベストセラー本「幸せになる勇気」から不安を解消する考え方のポイントをご紹介。バイト先の先輩や上司といい人間関係を築くヒントにしてみてください。
 

その1:出会いに「運」「不運」はない。決めているのは自分自身

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そもそも、人はいいところも悪いところも併せ持つもの。本書ではありのままの相手を受け入れることが大切だと語っています。また、与えられたものをどう使うかが大切とも言っています。自分のことを棚に上げて人の批判をする前に自分の落ち度はないか考えてみましょう。

 たとえば、周囲のあらゆる人について「あの人のここが嫌いだ」「この人のこういうところが我慢ならない」と非難する人がいます。そして嘆くわけです。「ああ、わたしは不運だ。わたしは出会いに恵まれていない」と。
 このような人たちは、ほんとうに出会いに恵まれていないのでしょうか? 違います。断固として、違います。仲間に恵まれないのではなく、ただ仲間をつくろうとしていないだけ、つまりは対人関係に踏み出そうとしていないだけなのです。
(P198)

人のことを悪く思うか、良く思うかは自分が抱く印象で180度変わります。出会いに幸せも不幸もないものです。フィルターをかけずに相手を見ればグッと心が軽くなるはず。
 

その2:まず相手に「関心」を持つ。それが距離を縮める第一歩

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よい人間関係を生みだす鉄板の方法を教えてほしいと思っている人もいるかもしれませんね。ズバリ、それは相手へ「尊敬」の気持ちを持つことです。本書ではこう書かれています。

尊敬のボールは(中略)壁に向かってボールを投げるようなものです。あなたが投げれば、返ってくることもある。しかし。壁に向かって「ボールをよこせ」と叫んでも、なにも起こらない。
(P48)

まずはそれがどんなものなのか理解しようとする。(中略)場合によっては共に遊ぶ。(中略)そのときはじめて、子どもたちは自分たちが認められていること、子供扱いされていないこと、ひとりの人間として「尊敬」されていることを実感するでしょう。

これはあらゆる対人関係で求められる、尊敬の具体的な第一歩です。
(P52)

ここで話している「尊敬」とは、相手が関心を寄せていること、とも解釈できます。ネクタイの柄や洋服、または話し方やその人が持つ雰囲気…。何でもいいので良いところを見つけて自分から投げかけてみる。そうすれば、相手から何かしらのアクションが返ってくるものです。

そして、人は常に誰かに認められたいとも思っているもの。尊敬、つまり『認められた』と感じればその距離が一気に縮まるのです。そして、本書では他者を認める時には、このような点に気をつけて!とも言っています。

 目の前の他者を、変えようとも操作しようともしない。なにかの条件をつけるのではなく、「ありのままのその人」を認める。これに勝る尊敬はありません。
(P43)

どうでしょう? 初対面の人といい人間関係を築くには、待っていてはダメ。いい、悪いという先入観を捨てて、相手に関心を寄せ、歩み寄る。それがステキな人間関係を築く一歩につながるのですね。
 

その3:先入観や決めつけはNG! まず無条件に相手を「信じる」ことから始める

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「○○さんが、あなたの服装、ちょっと派手だねって言ってたよ」。ふとした時にこんなウワサを耳にしたら? 当然、気分いいものではありませんし、妙なウワサを流した人のことを嫌いになってしまうかもしれません。
でも、話しかけずらいな、と思った時こそ思い切って不信感を取り除いてみましょう。まるで何事もなかったように振る舞うのもひとつの手なのです。

 そう。たとえば、子どものことを信頼していない親が、あれこれと注意するとき。仮にその言葉が正論であったとしても、子どもたちには届きません。むしろ、正論であればあるほど反発したくなるでしょう。なぜ反発するのか? 親がちっとも自分のことを見ておらず、自分に不信感を抱いたまま、お仕着せの説教をしてくるからです。
(P206)

自分のことを信じてほしいと思った時には、まずは相手のことを信じるのが一番の近道! これについて、本書ではこう言っています。

 われわれは「自分のことを信じてくれる人」の言葉しか信じようとしません。「意見の正しさ」で相手を判断するのではないのです。
(P206)

少し難しいかもしれませんが、先入観を持たずに相手の話を聞くことを心がけてみましょう。理不尽だと思っても気にしない! きちんと聞いてみないと本当のことはわからないものです。
 

その4:一緒に働きたいと思われる人の必須条件は「真面目に仕事に取り組む態度」

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バイトを始めてみたら「あの人仕事遅いな」、「あの人と組むといつもトラブルが起こるよね」などと感じることもあるかもしれません。
そんな時は本書にある、この言葉を思い出してみてください。

(中略)能力だけで判断されるものではない。むしろ「この人と一緒に働きたいか?」が大切になってくる。そうでないと、互いに助け合うことはむずかしくなりますからね。
 そうした「この人と一緒に働きたいか?」「この人が困ったとき、助けたいか?」を決める最大の要因は、その人の誠実さであり、仕事に取り組む態度なのです。
(P193)

そもそも、仕事は人と人が協力してやっていくもの。最終的には一緒に働きたいかどうかという人物像こそが、評価の決め手になるのです。

逆に考えれば、自分自身も真面目に、前向きに、仕事に対しての不平不満などを言わない行動をすることが大切。そうすれば周囲の評価につながり、人間関係も良好にキープできるでしょう。
 

まとめ

新しいバイト先で不安もたくさんあるかもしれませんが、この4つのポイントを意識しておけば、人間関係に悩まされることも少なくなります。

いい人間関係を保てば、バイトもぐっと楽しく長続きするはず。明日から少しだけ考え方を変えてみてはいかがでしょう。

■参考書籍■
幸せになる勇気 自己啓発の源流「アドラーの教えⅡ」

ダイヤモンド社 刊
1,620円(税込)
http://www.amazon.co.jp/dp/4478066116

文:中島典子