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2016年09月01日

休み明けで身も心もダラダラ…。「どぉ〜してもやる気が出ない」マインドがあっという間に消える5つのメソッド

やる気が出ない

ライターの榎並と申します。突然ですが、やる気がありません


やる気が出ない。夏休み明けのモチベーション低下に悩んでいる人は多いのではないだろうか。

筆者も御多分に漏れず、とにかく働きたくない。休みボケを引きずり、こじらせ、すっかり怠惰な人間になってしまった。まあ夏休み前から怠惰ではあるが、長い休みがやる気のなさに拍車をかけた。

それは、夏休み明けの学生も同じかもしれない。1〜2カ月もの間、堕落した日々を送った後に待ち受ける90分の講義は辛すぎる。今のうちに何とか気持ちを切り替えないと、留年してしまうかもしれない。

そんな学生諸君を救うべく、今回は世の中でまことしやかに伝えられる「やる気を振り絞る方法」を実践し、その効果のほどを確かめてみることにした。
 

「やる気スイッチ」をオンにする5つのメソッド

筆者は編集・ライター業を営んでいる。しかし、今はただただ働きたくない。でもお金はほしい。7、8億ほしい。小さいながら会社も経営しているが、計算がめんどくさいから給料払いたくない。

夏休み明け、やる気スイッチが行方不明になって早や1週間。さすがにこのままではまずいので、心身共に「喝!」を入れる5つの方法を実践してみようと思う。

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1.Twitterで「自分よりやる気のない人」を検索する

気が沈んでいる時に最もやってはいけないのは、自分を過度に卑下することである。自分はどうしようもない怠け者だ、ダメな奴だ、などと思い詰めると、ますますやる気を削がれ、負のスパイラルに陥ってしまう。まずは「やる気がない」というあるがままの心を受け入れ、少しでも前向きになることが重要だ。問題解決の糸口は“現状認識”にある。そう、何かのビジネス書に書いてあった気がする。

そこで、この言葉を唱和してみた。

「だって、しょうがないじゃないか」

そう、えなりかずきさんの名言である。じつはえなりさん自身は一度もこれを言っていないという説もあるが、それはともかく、やる気のない自分をこれほど力強く肯定してくれる言葉が他にあるだろうか? シンプルながら、誰もが「うん、しょうがないよね!」と言いくるめられてしまう迫力がある。

それでもだめなら「自分よりやる気のない人を探す」という手もある。

試しにTwitterで「会社 行きたくない」と検索してみよう。

会社行きたくない_Twitter

世界は会社に行きたくない人であふれている


特に、日曜夕方の『サザエさん』放映後に検索するのがおすすめだ。きっと「やる気がないのは僕だけじゃない。一人じゃないんだ」と、勇気が湧いてくることだろう。

【やる気メーター(MAXは100%)】
 5%

 

2.エナジードリンクを飲む

詳しい効能はよく知らないが、それでも飲むとなんとなく頑張れる気がしてくるエナジードリンク。

最近は「エナジードリンクは有害」なる説も囁かれているため頻繁な服用は避けているが、ここぞ、というときにはやはり頼ってしまう。特に、Red BullとMONSTER ENERGYには全幅の信頼を寄せている。ならば、その2つを混ぜ合わせたら、最強のエナジーがケミストリーするのではないだろうか。

レッドブルとモンスター

「混ぜるな危険」…とは特に書いていませんでしたが、念のため心臓の弱い人、カフェインに敏感な人はお控えください


エナジードリンク界の「虎」と「龍」を混ぜ合わせた琥珀色の液体。いかにも「効きそう」な雰囲気が漂っている。エナジードリンクは成分云々よりも思い込み、いわゆるプラシーボ効果が何より大事だと思っているので、これ飲んだら超元気になった。

あと、Red Bullのパンチの効いた炭酸にMONSTER ENERGYの甘みが加わり、飲み物としてけっこううまい。

【やる気メーター(MAXは100%)】
 20%

 

3.“ご褒美”で釣る

モチベーションとは本来、達成感や充実感、面白さといった“内なる感情”が糧になる。だが、困ったことに僕にはその内なる感情がない。ならば、物質的な「ご褒美」でモチベーションを誘発するのが手っ取り早いと思う。

小難しく書いたが、要はご褒美をエサに仕事を頑張ろうというわけだ。そう、ニンジン作戦である。

プレミアムモルツ

原稿1本書くごとにビールを1缶飲んでいいという夢のような制度を採り入れることにした


やり遂げる喜びは乗り越える壁の高さに比例する。そこで、原稿の難易度を大・中・小にランク分けし、ご褒美のグレードにも差をつけた。

一番しんどい原稿をやっつけた時は最高にプレミアムなビールが報酬として与えられるシステムだ。原稿を書けば書くほどプリン体が蓄積されていく、健康リスクを伴うシステムでもある。

しかし、これは思ったほどテンションが上がらなかった。じつは安易なご褒美というのは、かえってやる気を失わせるという説もあるようだ(※「アンダーマイニング効果」というらしいです)。

ここぞというときのカンフル剤としてアリかもしれないが、ご褒美が状態化するとかえって逆効果なのかもしれない。

【やる気メーター(MAXは100%)】
 15%

 

4.自分なりのルーティンをつくる

勉強でも仕事でも、いきなり机に向かおうとすると集中が持続しない。つい、スマホをいじったり、漫画を読んだりしてしまうものだ。

そこで、まずは簡単にできる作業から集中の扉を開き、その流れで本来取り組むべき業務に移行するというのはよく聞くメソッドのひとつ、いわゆる「ルーティン」である。

集中の達人は、やる気スイッチをオンにするための「ルーティン」を持つといわれている。それはたとえば、イチローが打席に立つ際の屈伸運動であり、五郎丸ポーズだ。

僕にとっての五郎丸ポーズは何だろう。どうせなら仕事にちなんだ動作の方がかっこいい。

考えた末、仕事前に「手をめちゃめちゃ洗う」を僕のルーティンとすることにした。雑誌の誌面ラフを書いたり、パソコンで原稿を書いたりする僕にとって一番の商売道具である「手」を清めることは崇高な儀式であるような気がしたのだ。

入念な手洗い

親の仇のごとく、手を洗いまくる


朝、デスクに座る前、ランチ休憩明け、作業に入る前に、指の股から爪の先までひたすら洗い倒す。

すると不思議なことに、せっかく清めた手を仕事以外のことに使うのは不浄であるような気がして、スマホや漫画に手が伸びることはなくなった。おまけにキーボードを打つ手から常にいい匂いがするので気分がいい。これはおすすめだ。

ルーティンはたとえば、デスクワークを始める前に机の上を掃除するとか、パソコンを立ち上げる前にハンドクリームで手をマッサージするとか、色々あると思うが、自分にとってしっくりくる動作をいかに見つけられるかがカギだと思う。

【やる気メーター(MAXは100%)】
 60%

 

5.ポジティブな言葉を声に出して言う

これは、とある一部上場企業の若手社長にインタビューしたときに教えてもらったメソッドである。「アファメーション」というレアポケモンみたいな名前の心理学テクニックで、肯定的な言葉を繰り返し声に出すと、潜在意識もポジティブに切り替わるというのだ。

その社長は起業間もなく「アファメーション」に出合い、ポジティブ思考をベースに揺るぎないモチベーションを培い、会社を急成長させた。

アファメーションは、その言葉がしっくり馴染むまで何度も繰り返すのがコツらしい。

そこで、やる気が出そうなポジティブワードを10回唱えてみた。

「いいじゃないか遅れても。最後までがんばれ」
「いいじゃないか遅れても。最後までがんばれ」
「いいじゃないか遅れても。最後までがんばれ」(以下略)

こっそりつぶやく

周囲に不審がられないよう、こっそりつぶやきましょう


これは“教訓の宝庫”こと『ドラえもん』において、特に読者の共感を呼んだ殿堂入り級の名言である。他人に比べて歩みの遅いのび太を叱咤するドラえもんの厳しくもあたたかい心根が見て取れる。

やる気がない

人より出遅れる

今更がんばっても仕方ない

さらにやる気をなくす

やる気がない人はとかく、こうしたネガティブ思考の連鎖にハマりがちだ。

でもいいじゃないか、遅れたって。何を隠そう、この原稿も現時点で締切に5日遅れている。だが、いいじゃないか(よくない)。最後までがんばれ。

【やる気メーター(MAXは100%)】
 50%

 

やる気を起こすにはちゃんとした生活も大事

と、まあ長々と書いたが、基本はちゃんと食べて、ちゃんと寝ることが何より重要ではないかと思う。ロールプレイングゲームに例えるなら、体力はHP(ヒットポイント)、やる気はMP(マジックポイント)。どちらも寝れば回復する。

色々と策を弄する以前に、まずは長期の休みで染みついた自堕落な生活を改めることが先決かもしれない。

(学生のみなさん、休みモードから通常モードに気持ちを戻すことは大変かもしれませんが、今回の検証がタメになったという人は、ぜひ一度お試しください)

 
文:榎並紀行(やじろべえ)

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