話が格段に伝わりやすくなる! ちょっとしたコツだけで「たとえ上手」になる方法
友達と世間話をしているときに自分の話がイマイチ伝わっていないなと思った経験はありませんか。そんな悩みを簡単なコツをつかむだけで解決できる方法があるんです。
作家&コラムニストとして活躍中のせきしろさんのベストセラー『たとえる技術』から、“たとえる”だけで誰でも簡単に話しを分かりやすくする方法を紹介します!
方法1:瞬時にしてイメージが湧く「特定のもの」にたとえる
<動物>
→動物は幼い頃から親しんでいる生き物。だからこそ、たとえたときに相手にイメージがつきやすくてオススメです。
<著名人・歴史上の人物>
→特定の人物には誰もが共通したイメージがあるので、手軽でかつ相手に伝わりやすくなります。
<得意分野>
→上記は野球を得意分野とする人の例。自分が得意とする分野でたとえることで他の方法よりも楽しく考えることができる。かつ、たとえたものが相手も得意分野だった場合、相当に盛り上がるはずです。
方法2:似た「サイズ」にたとえる
<広い、狭い>
「最近、バイトを始めた店が路地裏の隠れた名店のように狭くて」
→広さなどのサイズ感を伝えたい場合、見たことのない人に伝えることはなかなか難しいもの。そこで「似たサイズ」をたとえとして出すと、イメージを共有しやすくなります。
<大きい、小さい>
「幼稚園児の靴下のように小さい」
→大きさをたとえる時は、目に見えるサイズをたとえるならば動物や有名人、建物を使うのも手です。
<長い、短い>
「昼に食べたうどんが、不器用な人が剥いたリンゴの皮のように短かったよ」
→長さをたとえる方法はいろいろありますが、想像力を使うという手段もあります。目の前に長いもがあった場合、なぜ長くなったのかを想像してみる。難易度は少し上がりますが、いろいろな場面で使えるため、訓練しておいて損はないでしょう。
方法3.共通認識のあるものでたとえる
<学校>
→誰にでもわかりやすく伝えるには多くの人が共有できるたとえが必要。学校であれば誰もが通った経験があるため、共通体験が多く伝わりやすくなります。
<人気番組・社会の出来事>
→誰もが見ている、もしくは知っているような人気番組でたとえることも、多くの人に認識してもらいやすくなる方法です。ドラマやアニメのキャラクターなどを使って具体的にたとえるとより効果的。同じように誰もが知っている社会的な出来事にたとえる方法もあります。
注意点:相手が想像しにくいもののたとえはNG
伝わりやすさを上げるためにとても効果的なたとえですが、たとえるものがあまりにマニアックだったり、想像にしにくかったりすると逆効果。「何を言っているかわからない」と思われてしまいます。あくまで、みんなが知っているものをたとえることが重要です。
まとめ
たとえることで簡単に、より相手に伝わりやすく、話しを盛り上げることができます。今回紹介した方法はすぐに実践できるものばかり。ぜひ、試してみてください。
文:中屋麻依子
※文中の社名・所属等は、取材時または更新時のものです。